最新更新日:2024/10/03 | |
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年末年始のご挨拶
明日29日から新年の1月3日まで,更新が出来なくなりますので,早いですがご挨拶申し上げます。
受験「戦争」と呼ばれますが,悲惨な民族浄化や武力衝突が発生することはありません。紛争地帯では,今も理不尽な運命に翻弄される人たちがおられます。自分の努力で人生を変える権利は,世界中の誰もが手に出来るものではありません。豊かに生きるための選択肢を持つわが国の受験生のみなさんは,夢や目標に逃げずに踏み出してください。目標実現のために,その目標を共有し,支援してくれる人々の存在は大事です。それに気づけばより実現に近づきます。 高校受験も大学受験も大人になるチャンスの一つではないかと思います。法的には線が引かれているとはいえ,子どもと大人を明確に分ける絶対的なルールはありません。今日から大人として他人と社会に貢献すると宣言し,責任をもってそのようにふるまえば,社会も大人として扱います。本校の「小さな大人」への目標が正にそれです。その逆もあり得ますね。そうなっては困ります。自分が変われば周囲の扱いも変わります。受験に向かう自分との闘いのなかで,無理だと決めつけず,どのようにしたら合格でき,行動できる力を身につけるチャンスです。努力もせずに失敗すると,諦めることだけが身につきます。努力せずに成功してしまうと,そのうち鼻をへし折られるだけです。努力して失敗してしまっても,経験となります。できれば努力が報われて成功するだけでなく,自信を身につけ,生涯,挑戦する人となってください。 高校も大学も,勉強や研究するだけのところではありません。自ら学び,研究し,「知りたい」を見つけ,価値観の異なる他者や書物やメディアを通した先達を相手に,そして自己との対話を通して自学自習するところです。 学校長 恩田 徹 第三回「探究道場」開催!
12月16日(土),堀川高校本能館にて,第三回探究道場を行いました。今回は「落体のヒミツ」というテーマのもと,中学生の皆さんに探究を体験してもらいました。
まず初めに,物体がゆっくり落下するためには何が影響しているのか,その要素に注目して「仮説」を立てました。何となくの感覚で立てた仮説ではなく,根拠のある仮説になるよう,ゆっくり落下する物体の例を挙げ,それらに共通する要素は何か考えることから始めました。 次に,その仮説を検証するための「実験」をしました。実験は限られた時間でしたが,仮説を立てたことで実験の見通しを持つことができ,計画的・効率的に実験を進めることができました。 そして,実験で得られた結果を「考察」し,新たな課題を発見しました。結果を考察することで,考えを深めることができるということを実感してもらえたと思います。 発見した新たな課題を次の仮説にして……という「仮説→実験→考察」を繰り返す探究のサイクルを通して,ゆっくり落下する物体の本質に近づきました。 (探究道場スタッフ 広報部長 1年 寺田福代) 今回の探究道場では「落体のヒミツ」を探るべく,様々な物体を落下させることで,物体がゆっくり落ちる要素を探究しました。 今回は紙を使って実験しましたが,実は当初の計画では風船や羽なども使用する予定でした。しかし,風船などを使うと物体がゆっくり落ちる要素を探りにくくなるのではないかという意見があり,今回はなるべくシンプルな材料を使って実験をすることになりました。 本番前のスタッフに「中学生にどんな気持ちで帰ってもらいたいか」と聞いたところ,「自分よりすごい中学生がいることに喜びを感じてほしい」という答えが返ってきました。中学生のみなさん,いかがでしたか。朋と愉しみ,高め合うことができましたか? 実は私たちスタッフも,みなさんが出す意見を聞いてはっと驚かされることが何度もありました。それと同時に,みなさんと考えを深め合えることをとてもうれしく思っていました。 今年度の探究道場はこれで終了となりますが,来年度の探究道場をより質の高いものにできるよう,スタッフたちは考え続けます。来年度のスタッフには,今回参加してくれた中学3年生の姿があるかも?! 次回の探究道場も,ワクワクともやもやの種をたくさんご用意してお待ちしています!! (探究道場スタッフ リーダー 1年 宮島愛) 探究基礎STEP
1年生は,前期(HOP)で探究の「型」を学んできました。後期からは探究基礎STEPの授業で各ゼミに分かれ,個人研究に向けて「課題設定」に取り組んでいます。
写真上:言語・文学ゼミ 写真中:国際文化ゼミ 写真下:生物学ゼミ 平成29年度 探究基礎授業の流れ
堀川高等学校では、探究の作法を学ぶための授業「探究基礎」を実施しています。
現在,2年生は,前期で探究基礎の集大成となるJUMPを終え,自身が設定した課題についての論文を書き上げました。 1年生は,前期のHOPで学んだ知識を活かし,後期から始まったSTEPで「課題設定」に向けて「文献調査(文系ゼミ)」「実験計画(理系ゼミ)」などを行っています。 平成29年度 探究基礎(HOP、STEP、JUMP)授業計画 いよいよ明日!
12月12日(火),第三回探究道場に向けてのリハーサルを行いました。
今回のリハーサルは,今一度スタッフ一同で気持ちを共有し,中学生のみなさんに何を伝えたいのか,それを伝えるために具体的にどうすればいいのか,などを考えることから始まりました。その後の実験や原稿読み合わせでも,下校時間ぎりぎりまで議論が弾みました。 いよいよ明日は,第三回探究道場!! 考えることなしでは何事も始まらない,進まない。スタッフ全員で考え煮付めて,ドロドロした探究道場にできるよう,今も考え続けています。 (探究道場スタッフ 広報部長 1年 寺田福代) クリスマス芸術祭 始めました!
今年は教職員の有志劇も加わり、12月13日(水)から、恒例のクリスマス芸術祭がスタートしました。本日15日(金)の放課後は、コーラス同好会のアカペラと邦楽部の演奏が披露されました。コーラス同好会は「輝く未来」「All I want for Christmas is you」「花」の3曲の歌声に会場はうっとりしていました。ギター演奏も加わり素晴らしいコーラスでした。
次に邦楽部の演奏です。「戦場のメリークリスマス」「夢の輪」の2曲です。サンタクロースの帽子などをかぶり、ハートのこもった音を奏でていました。 18日(月)放課後はアトリウムで吹奏楽部の演奏。 21日(木)、22日(金)の昼休みは、講堂で軽音楽部の演奏。 25日(月)は、昼休みにアトリウムでHDC(ホリカワ・ダンス・カンパニー)のダンス披露。 26日(火)昼休みと放課後は講堂で演劇部の公演です。 ぜひ足をお運びください!! 写真上:コーラス同好会のアカペラの様子 写真下:邦楽部の演奏の様子 放送局池内このみさん「近畿高等学校総合文化祭」に出場決定!
11月5日(日)に開催された第34回京都府高等学校総合文化祭放送部門の朗読小部門1年生の部において,本校放送局の1年生池内このみさんが見事優秀賞を受賞し,来年徳島県で開催される第38回近畿高等学校総合文化祭徳島大会への出場が決まりました。
池内さんの,積極的にひとの意見を求める姿勢が結果につながりました。アドバイスをいただいた人たちへの感謝を胸に,さらに高みを目指します。 3年生を励ます会!
大学入試センター試験本番まであと約1ヶ月となった12月7日(木)の放課後、恒例のPTA主催「3年生を励ます会」がカフェテリアで行われました。
白河総合支援学校の生徒さん手づくりパンとクッキーを生徒さん自身の手で堀高生に渡されました。温かい紅茶もふるまわれ、短い時間でしたが3年生はとても元気づけられた様子でした。 今年のパンは「りんごパン」「ピザパン」「ウィンナーパン」「フルーツデニッシュ」「コーンツナパン」の5種類でした。 当日は恩田校長直筆の「葉(わかば)」の文字がプリントされたクリアファイルも全員に配られました。 焦りや不安に陥ってしまうことも多いこの時期、心のこもった励ましを受けた3年生は,感謝の気持ちを忘れずに進路実現を目指していきます。 写真上:カフェテリアの外から 写真中:ほっと一息している17期生たち 写真下:恩田校長、PTA会長、副会長との合格ハイタッチ! 「なぜ堀川」か,語ってほしい!
公立高校前期選抜の11月段階の志願者がプレス発表されました。今の選抜制度になって5年目を迎えます。この4年間,本校は実際に試験を受けてくれた人はこの数字から約60名を引いた数でした。中学3年生の皆さんと保護者の方は,この数字を見てどのようにお考えになるのでしょうか。
現中3生が高3になるときに,「大学入学共通テスト」が始まります。高大接続システム改革という大きな教育改革の中で,入試改革が突出してクローズアップされていますが,高校教育改革と大学教育改革の三位一体改革,とりわけ高校での学びを転換することが最大のねらいであることを共有すべきです。高校入試も,実は京都の公立高校教育改革と主体的な進路実現が最大のねらいです。この高校で,好きなこと,知らなかったを見つけ,人生を豊かに生きるために思い切り深く学ぶための主体的な進路選択のための制度であるべきです。偏差値だけでなく,「好奇心に勝るものなし」の精神で,「なぜ堀川」なのか語り,未来の自分をリスペクトして,体調管理につとめ,時間を最大限活用してください。 弱っている自分にはメッセージを発し続けてほしい。人は後ろ向き状態になると,過去の失敗に苦しめられるだけでなく,未来に押しつぶされてしまいがちです。未来に進もうとしている自分のイメージを作り上げるためにとりあえず未来に進んでください。挫折にめげない人は素晴らしい。しかし,私は,挫折が怖いので,挫折しないように頑張るしかないと思っています。歩みが遅くても,休まない人でありたいなと思っています。 学校長 恩田徹 |
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