京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/13
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「発見」「協力」「チャレンジ」

家庭訪問のできこと

 この季節になると、よく思い出すことがあります。

 私は担任の時、よく家庭訪問に行っていました。「教師は足でかせげ!」先輩からよく教えてもらっていたこともありますし、職員室で仕事をするのが苦手だったこともありますが、とにかくよく家に行っていました。年間200日以上行っていた年もありました。
 子どもらが何か問題を起こした時に、イヤな報告に行くだけではなく、学校でおさえきれなかった勉強を一緒にしたり、最近がんばっている事や、いいことがあったときに「ちょい」と寄って話をしたりするのです。初めはあんまり歓迎されていないと感じる家もよくありましたが、そのうち、「あんなあ、先生…」と親からいろんな話が聞けます。時には晩ごはんをいただきながら子どもの話で盛り上がり、そんな横に、学校で見せない姿をいっぱい見せる子どもがいました。
 「子ども達のために!」と全ての子への向かうための一人の教師のエネルギータンクは限られています。でも、一人一人の子ども達の背景には、子のことを一日中考えている(に違いない)親や家庭の「願い」がいっぱいあり、その熱い思いは、教師にとって大きなエネルギーになります。子どもの情報を伝える家庭訪問だけではなく、教師が日々かかわる子ども達のために、「力をもらい、尻を叩かれる」家庭訪問です。

 そんな家庭訪問の中で、こんなことがありました。
 2年生の子でしたが、なかなか勉強ができず、宿題も忘れては叱られることも多く、家に行っては一緒に宿題や復習・予習をしていました。そのお家は、家族ぐるみで料理屋さんをされていて、お店には美味しそうなメニューがいっぱいありました。
一緒に冬休み宿題のまとめをしたある日の家庭訪問の帰りのことです。
 お母さんが「カニを持って帰ってもらえますか…」と言われました。私はてっきりお店で扱っているズワイガニや毛ガニの姿を想像してしまいました。「いやあ、そんな気をつかってもらったら…」と恐縮しつつ、ニタニタとした顔で答えたのですが、お母さんはきょとんとしています。しばらくして、「あのお、休み前に学校から持って帰って世話をしていたサワガニ…。」とポツリとおっしゃいました。
そこでやっと理解できた私は、厚かましさと恥ずかしさのあまり、顔からまさに「火が吹いて」いました。
 それ以上、突っ込まないでいたお母さんの優しさを感じるとともに、勉強を見てあげていたという高慢な自分がいなかったかとか、今度どんな顔で家庭訪問しようかな…、とかいろんなことを考えながらの暗くて寒い学校への帰り道を覚えています。

 その後、数年がたち、同僚とそのお店に客として寄せていただきました。お家の人や、立派になった子ともいっしょに昔の話に花が咲く幸せな時間でした。
 途中で、お母さんが、「これ、サービス。どうぞ」と持ってこられたのは、立派でとてもおいしそうな「カニ」だったのです…。お母さん、覚えていたのでしょうか。今まで食べた最高の味のカニでした。
 寒くなるこの季節になると思い出します。

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給食室からこんにちは

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今日の献立は麦ごはん・牛乳・厚あげのふきよせ煮・ほうれん草ともやしのごま煮です。
新献立の「厚あげのふきよせ煮」は落ち葉が風に吹き寄せられている様子を模しています。厚揚げ・こんにゃく・たけのこ・しいたけ・にんじん・三度豆が入っています。
最後に水どきの片栗粉でとろみをつけています。けずりぶしのだしがしみ込んで、
ランチルームの2年1組の子どもたちも「おいしいわ〜」「ごはんもっとほしい」
「もやしとほうれん草がシャキシャキするな」「三度豆は1年に3度取れるから三度豆と
いうってクイズであったもん」と楽しみながら食べていました。

給食室からこんにちは

今日の献立は麦ごはん・牛乳・厚あげの野菜あんかけ・ほうれん草ともやしのごま煮です。青ネギの入ったあんかけは,けずりぶしのだしが効いて厚あげにも味がしみ込んでいました。しょうがのしぼり汁が入って体も温まります。ほうれんそうともやしのごま煮はごまの香りもよく歯ごたえも楽しめました。
ランチルームのそよかぜ学級は,仲よく味わいながら食べていました。
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〜くん、〜さんで呼ぶこと

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〜くん・さんで呼ぶこと
 
 最近、子ども達の姿がとてもすばらしくなってき、「〜しましょう!」とか「〜は、だめ!」といった校長として訓示めいたことを言う機会がめっきり減ってきました。毎月の朝会でも、校長先生の説教話ではなく、できるだけ子どもらの心に残ることを伝えるよう心がけています。楽器の演奏をするのもそんなわけです。
 小さい頃、私が覚えている校長先生の話は、「冬でも手袋はしないし、ポケットにも手は入れない(校長先生はえらいなあ…)」とか、「トイレの紙は2枚重ねて、2回折ったら事足りる(倹約の話?)」とか…、まったくたわいもない話だけが残っているものですから…。

 でも、そんな中、毎回のように「訓示」してしまうことがあります。校長になって7年間、言い続けてきたのですが、なかなか定着しません。それは「人を呼ぶときは、〜さん・くんをつけて!」ということです。
 「人を大切にしましょう!」と言いながら、その人自身を表す名前が、雑に扱われているようで、とても気になるのです。約束が守られているクラスもあるのですが、今でもあちこちで きつい言い方の「よびすて」が横行していて、その後には「おまえなあ!」「〜なんじゃー!」と、とげとげした言葉が続くことも多く、それが言い争いにつながることも多いのも事実です。

 といっても、私自身、正直言って、若い時はクラスの子らを呼び捨てしていたり、あだ名でよんでいたりした時期もありました。子ども達と親近感を持って接することができ、距離も縮まるとかんちがいしていたのでしょう。
 以前、担任をしているとき、こんなことがありました。
 毎日、子どもらとひと言だけのやりとりをしている「あんなあ…」で始まる交換ノートに、ある子(おとなしくて、目立たない子でした)が「ニックネームで呼んでもらっている人はいいなあ…」と書いていたのです。あだ名で呼び合っていたクラスの仲間の中に、呼ばれていない子もいたのです。
 そして、こんなこともありました。自分自身の育つ家庭を本にする勉強をしていた時のことです。おちょけでみんなにしたわれていますが、いじられやすいタイプの子の発表でした。「ぼくのお母さんは、病気がちで、生まれてきた子には元気に育ってほしいという願いを込めて、大切に思いを込めてつけてくれた名前だから、よびすてで呼ばれるのは、ちょっとイヤな感じがします。」まっとうな訴えでした。

 そんなこともあって、今では子ども達を呼ぶときは、必ず〜くん・さんをつけています。宮山の子ども達にとっても、これからいろんな人との関係を広げ、大きな世界にはばたいていくために、TPO(時・場所・場合に応じた使い分け)の力をつけておくことも、とても大切なことです。くん・さんづけは決して、遊んでいる時や家庭内でおしつけるものではありません。でも、最低限、学校では教師も含めすべての人が意識してほしいのです。言葉をだいじにする場であってほしいのです。

 人は言葉で考え、そのやりとりの流れの中でコミュニケーションを行っているのですから、相手を大切にし、ほんわかとした温かい関係を作り、広げていくために、呼びかたも、ていねいで温かなものを心がけていきたいものですね。

10月23日(月) 本日の登校について

本日,午前6時7分に暴風警報が解除されました。大雨洪水警報は継続中ですが,学校は通常通りあります。
 児童のみなさんは,登校班で気を付けて学校に来てください。

10月21日(土)日野野外教育キャンプ中止のお知らせ

10月21日(土)に予定されていました「日野野外教育キャンプ」は雨の予報のため,中止となりました。日野野外教育キャンプに申し込んでいた人は小栗栖宮山小学校ふれあいサロンで午前11時半からカレーライスを食べるので学校に来てください。保険等すでにかけておりましたので参加費(300円)は返金できません。

給食室からこんにちは

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今日の献立はごはん・さんまのしょうが煮・小松菜とゆばの煮びたし・五色のすまし汁・しば漬けです。10月の和(なごみ)献立です。さんまは秋においしい魚です。今日もほとんどの人が「お魚名人」でした。小松菜とゆばの煮びたしはけずりぶしのだしで、ゆばが京都らしいですね。五色のすまし汁は、にんじん(赤)・えのきたけ(黄)・ねぎ(緑)・とうふ(白)・わかめ(黒)と、彩を楽しみました。1年生も「4色みつけた!」と楽しみながら食べていました。そして、京都の三大漬物の「しば漬け」です。なすと赤じそ・塩で作られる漬物は乳酸発酵しているので酸っぱい味もしますが「梅干しみたいな味がする」「ごはんと合うよ」と言いながら食べていました。1年生では、しば漬を初めて食べる子が半分以上でした。昔から受け継がれてきた伝統食品や和食のことを知り、味わって食べてほしいなと思います。

平成29年度 学校経営方針

やさしくたくましい心で高め合い,自ら「自己実現」をめざす宮山の子

給食室からこんにちは

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今日の献立は麦ごはん・牛乳・平天とこんにゃくの煮つけ・もやしの煮びたし・フルーツ寒天です。平天はうずら卵やこんにゃくの食感がやわらかくて子どもたちも大好きです。もやしの煮びたしは削り節のだしが効いて油揚げとだいこん葉にも味がしみ込んでいます。フルーツ寒天は,冷めると固まる特性を利用して,配られた時は液体なのにだんだん固まる様子を観察しながら食べていました。2年2組は初めてのランチルームに大喜び。「今日休んでる人残念やな。今度は一緒に食べられたらいいな。」「また,ここで食べたいな〜。」と楽しそうに食べていました
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給食室からこんにちは

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今日の献立はごはん・牛乳・牛肉のしぐれ煮・里いもの煮つけ・キャベツの吉野汁です。
「月見」献立です。今日は中秋の名月。十五夜にはススキを飾ったり,里芋やだんごを飾って豊作を祈ったり願ったりします。収穫の感謝の気持ちを表しながら食べられたかな?感想を紹介します。
里いもがやわらかくて、おいしかったです。どんな月が見られるか楽しみです。里いもがだしのいい匂いがしました。団子に形が似ていて月にも見えた。口の中に入れるととろりととけるのと,秋の感じがします。里いもの味が口に広がりました。
ご飯を食べたら心がほっかほっかになりました。ほっとしました。

牛肉のしぐれ煮もキャベツの吉野汁もしっかり味わえていましたよ。
ランチルームの2年1組も「減らしてないし,おかわりもらうねん」とおかわりの行列ができていました。
夜,きれいな満月が見られるといいですね。
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学校行事
1/11 身体計測(5年)
1/12 身体計測(4年)
1/15 安全の日・身体計測(3年)・委員会活動
1/16 小中百人一首(6年)・身体計測(2年)
1/17 避難訓練(地震)
京都市立小栗栖宮山小学校
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