シビルクラブでは,舞鶴工業高等専門学校の社会基盤メンテナンス教育センター(i-Mec)にて,科学技術振興機構主催の中高生の科学研究実践活動推進プログラム事業「i−Mec講習会」を実施しました。
はじめに,地方自治体が管理する橋梁の現状と課題やコンクリート構造物についてのご講義をして頂き,その後,“コンクリートDr.になろう!”と称し,各グループに分かれて,実物のコンクリート構造物の検査手法(打音検査、鉄筋探査)等の体験実習を行いました。そして,グループごとに生徒発表を行い,実物を確認していきました。
次に,鋼橋の実物を見学しながら,代表的な損傷(コンクリート床版,腐食等)について学ぶとともに,劣化状況の把握と長寿命化対策のための橋梁点検について,橋梁の実例を用いて具体的な説明がありました。
先端的な施設設備による体験学習や講義を受けて,橋梁やコンクリート構造物に関する幅広い知識と技術を習得するとともに,実践的な能力を身につけ,今後の学習意欲の向上や自己のキャリアプランにつなげることができたと思います。
建設システム工学科の玉田和也教授をはじめ関係の皆様,お忙しい中,このようなの機会を与えていただき,誠にありがとうございました。