最新更新日:2024/10/19 | |
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年度当初にあたって
ごあいさつ
阿弥陀ヶ峰を望む東山山麓にも暖かい春が訪れました。平成29年度、引き続きまして東山総合支援学校の校長を務めさせていただきます 田邉滋人でございます。 思い起こせば1年前の4月5日、東山総合支援学校の開校式より、京都市で8校目の総合支援学校として新しい歩みを始めました。まるで、昨日のことのように印象深く思い出されます。それから一年間を通して、修道自治連合会、社会福祉協議会をはじめとする地域の皆様をはじめ、行政、産業、福祉関係の多くの皆様にご協力とご支援をいただき、地域協働を本校教育の軸に据えながら、学校として少しずつ一人立ちをさせていただきました。お陰様をもちまして、3月1日には第一回卒業証書授与式を挙行し、40名の卒業生を社会に送り出すことができました。あらためまして、皆様に心よりお礼を申しあげます。 今年度の学校教育目標は、昨年度に引き続き、「自ら働く力を高め、働くことを通じて社会に貢献し、自らの未来を切り拓く人を育む」といたします。重ねて、「人と共に 地域と共に 歴史と共に」という副題を添えています。 「人と共に 地域と共に 歴史と共に」 ・人と共に 就労に向けては、人とのかかわり、コミュニケーションが欠かせません。その根底にある、人を大切にし、人に感謝し、人を慈しみ、人を支えることができる存在であってほしい、という願いを示すものです。 ・地域と共に 言うまでもなく本校の教育活動の肝です。地域の皆様とともに教育活動を進めていくこと、学校と地域が一体となった姿を表すものです。さらに、生徒が住んでいる地域へ、働く地域へと、希望に満ちた空間の拡がりを期待しています。 ・歴史と共に 修道学区の伝統と文化はもとより、京都市の総合育成支援教育の百年以上の熱い先人の志、そして京都の町衆の教育に対する熱い思いを受け継ぎ、新しい学校を創造しながら未来へとつなげていく、脈々と続く時間の流れを表すものです。 生徒の皆さんは、卒業後に企業就労することを目指し、夢を抱いて本校へ通ってきます。3年間という限られた時間の中で、心身の健康を保持しながら自ら願いや夢を描き、自己有用感を味わいながら主体性をもって行動し、自らの生きるかたちとして働く生活を実現させていく。その本人と保護者の願いに応えることが私たちの責務であることを、新しい年度を迎え、教職員46名が肝に銘じて務めてまいります。 引き続きまして、地域、企業、関係機関の皆様の東山総合支援学校へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。 平成29年4月1日 京都市立東山総合支援学校 校長 田邉 滋人 |
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