最新更新日:2024/10/01 | |
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校長室だより 12月号
いよいよ平成28年も大詰めになりました。この1年,桃陽の教育推進に様々な方にお世話になりました。本当にありがとうございました。
特に今年度は,文部科学省の「入院児童生徒等への教育保障体制整備事業」をうけ,これまでなかなか手が届かなかった入院中の高校生段階の生徒の学習支援や,退院後すぐに小中学校に登校できない児童生徒への教育についても充実を図るために試行錯誤してきました。 12月1日〜2日の研究発表には,京都市内や他府県からもたくさんご参加いただきありがとうございました。 さて,22日(金)全校集会で,子どもたちがそれぞれ選んだ「今年の漢字」を発表してくれました。「入院」というできことをポジティブにとらえて,成長していこうとする子どもたちの気持ちが伝わってきました。 本校小学部 「変」:いろいろ変化があった。そして,これからも自分自身変わっていきたい。 京大分教室 「発」:入院していろいろな発見があり,いろんなことに気付いた。 府立分教室 「騒」:ホームステイしたり,入院したりと,いろいろな出来事が起こって騒がしい1年だったから。 二赤分教室 「命」:命の大切さがよくわかった1年だった。(一人一文字ずつ考えてくれましたが,代表して「命」を選んだ理由を発表してくれました。) 本校中学部 「絆」:全員でいろいろ考えたけれど,この字が一番みんなの意見が合った。みんなの「絆」があったからこそ1年がんばれた。 みなさん、よいお年をお迎えください。そして,来年もよろしくお願いいたします。 携帯教室
8日(木)に中学部の生徒を対象にして,携帯教室を行いました。携帯やスマートフォンを利用する時に,[正しい判断と正しい行動をする]ために必要な知識について,講師の先生に具体的な事例を挙げて,わかりやすく話をしていただきました。携帯やスマートフォンを利用する良さと危険を意識し,学んだことをこれからの生活に活かしてほしいと思います。
校外学習
6日(火)中学部は「琵琶湖疏水記念館」「京都国際マンガミュージアム」に校外学習に行ってきました。「琵琶湖疏水記念館」では,施設の方の話を聞いて,疏水の意義と先人の偉業について知ることができました。
「マンガミュージアム」では,好きな本を読んだり,紙芝居を見たりしました。紙芝居の臨場感のある読み方に,みんな引き込まれていました。また,コスプレコーナーでは,クマの着ぐるみで,記念撮影をしました。 公共の場でのマナーを守り,楽しい一日を過ごすことができました。 実践研究発表会(2日目)
2日目は,本校を会場に実践研究発表会を行いました。
4校時に公開授業を,5校時に研究授業を行い,多くの参観者に小・中学部の児童生徒の活動の様子を見ていただきました。その後,今年度の研究テーマに沿って,概要と各部の取組報告を行いました。 講演会では「これからの特別支援教育」〜子どもの可能性を引き出す学びの支援〜と題して,東京大学先端科学技術研究センター教授の中邑賢龍先生にお話いただきました。子どもの困りを補うため,教育現場でのテクノロジー活用について,また今の時代に合った教育にチェンジしていくことの必要性を,具体例を交えてお話いただきました。 2日間たくさんの方々にお越しいただき,ありがとうございました。 実践研究発表会(1日目)
当校の実践研究発表会を,12月1日(木)と,12月2日(金)の2日間にわたって行いました。
まず1日は,京都市総合教育センターを会場にして実施し,多くの方々にご参加いただきました。 初めに,京大分教室,府立医大分教室,二赤分教室,教育センターの4か所をTV会議システムでつなぎ,分教室集会の様子を会場に配信しました。子どもたちが,分教室間でスムーズにやり取りをしてゲームを楽しんでいる様子を,大変興味を持って見ていただきました。 続いて,今年度当校が文部科学省の委託を受けて行っている「入院児童生徒等への教育保障体制整備事業」の概要及び当校の取組の報告をしました。ICT等を活用した入院中,退院後の教育や入院中の高校生への学習支援についての取組は,多くの方々が関心を持っておられることを実感しました。 後半は「医療における教育の役割」をテーマにしてパネルディスカッションを行いました。パネリストとしてお話をしていただいたドクターや大学の専門家の先生からのご意見は,示唆に富んだものばかりでした。今後の当校の取組に生かしていきたいと思います。 |
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