11/6(日)に地方決勝大会(山形・東京・京都)のうち京都大会が京都工芸繊維大学で開催されました。京都大会では,3社よりテーマ提供があり,そのテーマに対して夏の3日間(7/29〜7/31)でアイデアを考え,予選大会を行われました。そこで勝ち残った各テーマ3チーム(合計9チーム)が今回の決勝に臨みました。
この大会で大切にされていることは、カタチにすること。どんな面白いアイデアでも,カタチにすることで初めて価値となるという考えから,予選から決勝までの3ヶ月間で各チームがプロトタイプを制作しました。
そこで予選から決勝までの間に4日間のワークショップを行い,プロトタイプの作り方,CADの使い方,センサー・制御に関するレクチャー,プレゼンテーションのポイント等を学びました。これらのワークショップを通じて得た知識を用いて,各チームがプロトタイプを制作し決勝プレゼンテーションに臨みました。
決勝プレゼンテーションでは,審査員の方からは,「それって,本当に自分たちが使いたいと思ってる?」とか「実際に自分たちで使ってみた感想はどうだった?」といった質問が飛び交い,プロトタイプとしてカタチにすることによって得られることに対する指摘がありました。
通常のビジネスコンテストは,キレイなアイデアを作って終わりですが,『Mono-Coto Innovation』では,そこから一歩先に踏み込んだところまで検証し,カタチにするところを評価され,新しいものづくり・ことづくりを始めるきっかけになったと実感させてくれました。
勝ち残った3チーム(奈良工業高等専門学校及び京都工学院高校から2チーム)は,今回のアイデアをさらにブラッシュアップさせ,平成29年4月1日(土)に日本科学未来館(東京・お台場)で開催される全国大会に挑みます。