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最新更新日:2024/06/14 |
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2017年 新年のご挨拶![]() 2017年が始まりました。平和で穏やかな一年であることを願います。 2016年の年頭も同じような気持ちでスタートしましたが、昨年は心穏やかではおれない様々な出来事がありました。学校では、生徒に様々な機会に、社会に目を向けること、社会とつながることの大切さを話してきました。美術を学ぶ、自分の思いを作品として表現することの素晴らしさとともに、「社会の中にいる自分」「社会と関わっている自分」「社会を動かしていく自分」ということを美術専門の高校生として常に考えてほしいと願っています。 昨年4月に熊本地方で大きな地震が発生したとき、本校生徒は何か自分たちも行動したいと考え、街頭募金を行いました。そして募金していただいた方にプレゼントするオリジナル缶バッジのイラストは、全校生徒に呼びかけて集めました。東日本大震災の復興支援活動をしてきたこれまでの取り組みとそれを継承してきたことがその行動のエネルギーになったのだと思います。年末に開催された「市立高校生と京都市会議員との意見交換会」には本校から7名の生徒が参加しました。3年生は美工作品展の卒業制作で発表した外国人への観光マナーをテーマにした作品を元に、1年生は総合的な学習の時間「美術探究」の課題研究「京の美を探る」で取り組んだことを踏まえ、事前学習やミーティングをして当日を迎えました。美術の学びをもとにした意見表明をし、他校生、市会議員の方と一緒に積極的な意見交換をすることができて、18歳選挙権が実現した中、“教科書で学ぶ”のではないさらに広がりをもった学びの機会でした。そして、恒例になっている銅駝学区の地元の方をモデルにした似顔絵の授業、こどもみらい館のイベントでのお子さんをモデルにした似顔絵ボランティアの活動、そのようなアートを通して地域社会とつながる学びを通して生徒が様々な成長をしてくれています。 そして新年を迎えて、京都市の成人の日の式典会場に、本校生徒が取り組んだアートの作品が参加させてもらうという新しいステージを作っていただきました。また新たに、地域の高齢者施設に訪問し利用者の方とアートを通して活動する機会、さらには、高齢者施設に生徒の作品を展示していただく機会も作ることができました。「アートは裏切らない」「アートの力を信じて」、12月に特別講師でお招きした大阪芸術大学の森口ゆたか教授はホスピタルアートをテーマにそのように話されました。年末に新しい学習指導要領の答申が出され、「いかに進化した人工知能でも、それが行っているのは与えられた目的の中での処理であるが、人間は、感性を豊かに働かせながら、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくかという目的を自ら考え出すことができる」とし、予測困難な時代に一人一人が未来の創り手となる力を身につけることが重要であると示されました。社会とつながる、社会と関わる美術専門教育はますます重要になってきています。 本校は、1880年(明治13年)に日本最初の美術学校として創立し、今年で138年目に入ります。この歴史と伝統、積み上げてこられた美術教育の力を大切にしながら、21世紀のまっ只中を生きていく、未来を創る青年を育てるため、もうひと回り広げる、もう一段深める教育活動を進めていきたいと考えております。 本年も本校教育活動へのご理解とご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 2017年(平成29年)1月4日 京都市立銅駝美術工芸高等学校 校長 吉田 功 市立高校生と市会議員との意見交換会 その2![]() ![]() 意見交換会の後、市議会本会議場に移動し、各議員席に座らせていただきました。市会事務局の方より、市議会、会議場について説明があった後、市会議員への質疑応答の時間がありましたが、本校生徒も積極的に質問をしていました。 この模様は、28日付各社新聞でも報じられました。 市立高校生と市会議員との意見交換会 7名参加![]() ![]() ![]() 若い世代の政治参加を促進するため、市会改革推進委員会の市会議員と本校含めて市立高校5校の生徒が参加して行われました。6つのグループに分かれてた各グループでは、市立高校生と市会議員2名が熱心な意見交換をし、意見のまとめをして全体で発表しました。 本校の1年生は、総合的な学習の時間で「京の美を探る」というテーマで調査研究してきたことを踏まえ、また、3年生は、卒業制作で発表した外国人観光客に観光マナーを守ってもらう京都の各所をデザインした団扇をもとに、それぞれの意見を発表しました。 写真上 グループごとの意見交換 中 グループごとのまとめ作成 下 グループごとの意見発表 |
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