最新更新日:2024/11/01 | |
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『ニュースへの関心』
1年生の校舎を歩いていると、掲示されていた「新聞コーナー」が目にとまりました。私たちの社会は日々変化を続け、余りにも目まぐるしいせいでしょうか、時折「情報が消費されている」ように感じることがあります。分かりやすく言えば、数日前のニュースを忘れてしまっている自分に気づくとでも言った感覚です。
そうした中でも、時間をかけて繰り返し論議を重ね、じっくりと向かい合わなければならない「情報」は確かにあるはずです。生徒諸君には、それをきちんと見分ける力を持って欲しいと思います。廊下の掲示板にあるこのコーナーが、そうした「種」を蒔いてくれています。 ある真実を教えることよりも、いつも真実を見出すにはどうしなければならないかを教えることが問題なのだ。 フランスの思想家、ジャン・ジャック・ルソーの名言です。私たち教育に携わるものが、胸に刻む必要がある言葉だと思います。(よ) ※学校だより 7月号を掲載しました。ご覧下さい。 『水泳授業はじまりました』西日本、特に九州での大雨が気になります。大きな被害が出ないこと、避難されている多くの方々が無事に帰宅されることを願ってやみません。そうした思いを大切にしつつ、快晴のもと水泳の授業を受けられる生徒諸君は本当に幸せです。 しかし、油断は禁物です。水の事故はいつも思いがけず起こるものです。睡眠時間や食事など、基本的な生活習慣のもと健康管理が出来ていなければ、楽しい水泳もリスクが増します。今朝の職員朝礼でも触れましたが、生徒諸君もわれわれ教職員も、そしてご家庭でもその点に留意していただき、子どもたちの安全・安心を確かなものとしていきたいと思います。よろしくご協力下さい。(よ) 『夏季選手権大会 選手激励会』
本日、定期テスト終了後、本校体育館において標記激励会を催しました。
生徒会本部の司会で、各部の選手諸君がその場に立ち、夏の大会に向けた意気込みを本部生徒が代読し、全校生徒が激励をしました。 生徒会長のO.M.さんからは「3年生にとっては最後の大会となります。悔いのないように頑張ってください。」とした話があり、いよいよだなあ、という雰囲気が私たちにも伝わってきます。 私からは以下のようなメッセージを送りました。 「とことん勝ちにこだわって欲しい。 しかし、勝ちに心をとらわれてはいけません。」 試合をする以上、はじめから「負けてもよい」では困ります。やる以上は最後の最後まであきらめずに勝ちにこだわるべきです。しかし、最善を尽くして力及ばずの際には、潔く負けを受け入れることも必要です。時折、結果を受け止められず、投げやりな態度を取ったりする選手がいないわけではありません。大枝生にはそうあって欲しくない、そういう思いを伝えたつもりです。 試合の日程等、詳細につきましては後日本HPにてお知らせします。大枝生諸君、思う存分力を発揮してください。期待していますよ!(よ) 『定期テスト2 最終日となりました』
本日は定期テスト最終日です。下の写真は1年生の様子です。
もっとうまくやれる方法があるはずだ、それを探し出せ。 人間の最大の弱点は、諦めてしまうことである。 成功するための最も最善の方法、それはもう一度試みることである。 知らない方はいらっしゃらないでしょう、アメリカの発明家、トーマス・エジソンの言葉です。全く同感です。よく、人間の真価はうまくいかなかったときに問われる、と言われますが、それと同義のように思います。 わずか12〜15歳の若者たちが、そんなに「うまくやれる」はずはありません。やれたとしても、「いつでも」やれるかどうか、「速く、正確に」やれるかどうかもあります。それがこの時期の子どもたちの姿です。 私たちが彼らに望むべきことは「あきらめないこと」だと考えます。そのためには、彼らに寄り添い、彼らを励まし、時には叱咤することも必要ですね。やはり、過干渉も放任もバランスが悪いと思います。 試験を終えて帰宅した彼らに、保護者の皆様はどうお声かけなさるのでしょうか? 「できた?」でもよいのですが、「お疲れ様!」も素敵ではないかと… また来週から平常授業がはじまり、新たなスタートとなります。子どもたちのモチベーションが高まる声かけを、私も心がけたいものです。(よ) 『普通救命講習』
本日午後から本校体育館にて、西京消防署の方をお招きし、標記講習会を教職員対象におこないました。
将来的には、生徒の受講も視野に入れています。相互援助の精神で救える命を守っていくために大切な講習です。生徒諸君にとっても貴重な学びになると考えています。今後の大きな検討課題ですね。 教職員の皆さんは、3時間の長丁場にもかかわらず、気持ちの良い汗をかきながら頑張っておられました。お疲れ様でした!(よ) 『定期テスト2 2日目です』諸君は必ず失敗する。 成功があるかもしれませぬけど、成功より失敗が多い。 失敗に落胆しなさるな。失敗に打ち勝たねばならぬ。 早稲田大学の創始者、大隈重信翁の言葉です。私は決して「失敗」を勧めているわけではありません。だれでも失敗するよりは成功する方が良いに決まっています。 大事なことは、大隈翁が看破しているように、人は必ず「失敗をする」という点です。したがって、発達期にある中学生諸君にとって必要な学びは、「失敗した後にどうするのか(どう振る舞うのか)」という視点です。 テストで100点取れなければ意味がない、とするならばほとんどの試験は無意味となります。「どうして〜点しかとれないのか」と詰問するよりは、「どうしたら、あと〜点とれるようになるだろうか」と問いかけた方が良いのは、皆様良くお分かりだと思います。 明日で試験は終わりますが、これからの人生で試されること(試練)はまだまだ続きます。「失敗しない子を育てる」よりは、「失敗に負けない子を育てる」ことの方が、やはり大切なように思います。 大枝生諸君、あと一日、最後まであきらめずに頑張ってください!(よ) 『定期テスト2 はじまりました!』
先にお知らせしましたが、本日より全学年で2回目の定期テストがはじまりました。下の写真は3年生の様子です。
学ばない者は人のせいにする。 自分に何が足りないかを考えないから。 学びつつある者は自分のせいにする。 自分に何が足りないかを知っているから。 学ぶことを知っている者は誰のせいにもしない。 常に学び続ける人でいたい。 壮年にしてますます盛んなプロサッカー選手、三浦知良選手の言葉です。非常に含蓄のある言葉だと思います。これからの社会は「学び続ける」ことを求められます。「知識基盤型社会」とも表現されますが、10代の生徒諸君にとって、今後「どれだけ学んだか」も大切ですが、「どのようにして学ぶのか」という「学び方のスキル」を身につけているかどうかで、ライフプランが大きく変わっていくように思います。 したがって今回のテスト、結果も大切ですが、それまでの「過程(プロセス)」と試験後の対応「振り返り(フィードバック)」の有り様が本当に重要です。大枝生諸君、最後まであきらめずに頑張って下さい!(よ) 『第41回 合同球技大会』
本日は午前10時から京都府立体育館にて、京都市中学校育成学級・総合(特別)支援中学校中学部による標記球技大会が開催されました。
開会式では、梅津中学校の生徒さんが司会を務め、はじめの言葉、選手宣誓、準備体操と進んでいきました。 午前の部はバレーボールです。本校生徒諸君は、高雄中、洛西中のみんなと合同チームを作り3試合を戦いました。残念ながら2勝1敗で優勝は逃しましたが、楽しくゲームをすることが出来ました。 午後の部はドッジボールでした。蜂ヶ岡中、観修中、大淀中と合同チームを作り、これも3試合をおこないましたが、善戦むなしく優勝できませんでした。でも、子どもたちの笑顔をたくさん見ることが出来て、私は大満足です。本当に良い一日でした。 本校には多くの子どもたちが通い、それぞれに課題を抱えています。その軽重はもちろんありますが、どの子も日々成長しています。その中でも育成の子どもたちの成長ぶりには目を見張ります。その「気づき」を大切にして、これからも生徒諸君と接していきたいと願っています。今日はお疲れさまでした。ゆっくり休んで下さいね。(よ) 『3年生の様子』
先週金曜日は終日公務で学校をあけていましたが、今日は久しぶりに校内をゆっくり回ることが出来ました。
本日5限目に、3年生の教室を覗いてきました。今週末には定期テストも控えており、それなりに緊張感はあったのですが、昼食後のさわやかな風が誘う睡魔と必死に戦っている生徒もいれば、あえなく撃沈しているものもちらほら。しかし、先生の声かけや仲間の叱咤に答えて何とか復活していますので、保護者の皆様はご安心下さい。 その上で少し気にかかることをお話ししておきます。生徒諸君の中には、時たまなのですが「学校ではリラックスして、帰宅してから家や塾で頑張れば良い」という、とんでもない誤解をしている子がいます。 少し冷静になって考えれば分かることなのですが、学校では週あたり約29時間の授業があり、国社数理英に限っても3年生では19時間が配当されています。一日あたり約4時間です。これ以外に家庭学習として別途課題もありますので、予復習も含めて考えれば、「必要な学習内容」を家や塾ですべてまかなうことは、どうしても物理的に不可能と言わざるを得ません。 ところが、いわゆる「学習のポイント」とか「試験に出る〜」などと言った「要領」だけで、試験で結果を出す子がいることも事実です。ここに「落とし穴」があります。そうして得た学力は「厚みのない」ものであり、将来的それを基礎としてさらに積み上げていくことが難しいのです。 したがって、私のこれまでの経験からも言えることなのですが、学校の学習を大切に出来ない生徒は、最終的に躓いてしまうことが多いように思います。何事もバランスが大切であり、塾や家庭教師もそれがあって効果的なのです。これは高校入学後にも言えることですし、今後学習のステージが上がれば上がるほど当てはまります。 もちろん、私たち教職員が魅力的な授業をおこなうことが大前提となりますが、はなから学校の授業を軽んじていては結果的に「伸び悩む」ことは明白です。水曜日からの定期テストに向けて、「授業を大切にする」ことを今一度生徒諸君に再確認して欲しいと願っています。(よ) ※進路だより 第8号を掲載しました。ご覧下さい。 『自分を守る力』学校現場では子どもたちに、それはそれは「様々な力」をつけようと日々奮闘しています。そのことはとりもなおさず、複雑化・高度化していく社会に対応していくためではありますが、もっと根本的な力、たとえば「生きる力」に対する「生き抜く力」のようなものを忘れてはならないと思います。 本日の朝刊各紙で、選挙権が18歳まで引き下げられる旨が報道されていました。同時に民法上等で「18歳は成人か否か」とした議論もはじまりそうです。制度上のことは専門家にお任せするとして、教育に携わる立場の者としては、そんな杓子定規に白黒つけられるもんじゃない、というのが本音です。言い換えれば、特に中学生諸君は「おとな」と「こども」を行きつ戻りつしているというイメージです。 その中で、彼らが「生き抜く力」を身につけるために、今の日本(戦争状態でも紛争状態でもない社会)で何が必要かは、それほど難しくないように思います。それは「常識力」とでも言えばよいでしょうか、つまり「当たり前のことを当たり前にやる」力です。 汚れた手は洗う、生の食物は加熱する、暴飲暴食はしない等々、もちろん外食する場合はまた違った問題がありますが、一人ひとりが「常識(言い換えれば先人が積み重ねた知恵)」の範囲で行動すれば、リスクはぐんと減ります。 学校では「基本的生活習慣」などと表現しますが、つまり「常識的な行動」が出来るかどうかで、その人の人生は大きく変わってしまいます。本来ご家庭での「しつけ」の部分もありますが、学校でも、特に「集団行動」の中でそれを補っていく必要は確かにあると考えます。 どんなに多様な価値観があるとしても、食事に限らず「健康を害してまでやるべきことなどない」常識を、われわれ大人は子どもたちに「教え込む」責任があります。これは断固として「強制すべき」ことです。スマホしかりネットしかり…。なぜなら自分の子どもが、生徒が、「病んでしまう」ことを容認・直視できる親御さんも教師もいないはずですから。 少々語気が強くなってしまいましたが、子どもの自主性・個性を尊重するという耳障りのよい言葉のもとで、子どもたちが「自分自身を守る力」を育めないまま、社会に放り出されるようなことだけは避けなければならないと最近強く感じています。皆さんはいかがお考えでしょうか… |
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