夏休み明けからずっと秋雨前線がいすわっており,せっかく運動場が使えるようになったのに十分運動場では練習もできないで日が過ぎてきましたが,各学年とも子どもたちが頑張っていると担任の先生の声が聞こえてきます。
今日の全校練習では,体育主任の先生が行進する注意として子どもたちに「目線」「姿勢」「うでのふり」に気をつけるように指示したら,1年生も2年生も3年生も,そして高学年の子どもたちもしっかりと前を向き,行進していました。
集団行動は今,教育でも見直されてきています。高校生や大学生の集団行動コンクールなどを見ていると,作品づくりのために一人一人が息をぴったりと合わせて自己コントロールしている姿がとても美しく見えます。集団行動は厳しい自己制御力が必要となります。自分だけができてもだめです。10人いたら10人が合わなければなりませんからとても難しいと言われています。でも,それが社会性や抑制力・相手意識を高めることにつながります。高雄小学校の子どもたちのはじめての行進を見たとき,みんなが息を合わせて行動するために一人一人が自分をコントロールしようとしている意思が見えました。
全校児童の前に出て宣誓したり指揮したり言葉を発したりすることは緊張しますが,高学年の子どもたちのきびきびとした行動が低学年に伝染していくのも見えました。