京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/31
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「一生懸命がかっこいい」学校を  右帯「配布文書」最下部に本年度の研究授業レポートを掲載しています。

授業探訪 2年生 理科

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新海先生の理科の授業を見てきました。
この時間の目標は、【モーターが回るしくみを説明できる】です。これが黒板に書かれ、プロペラ付きの小さなモーターが示されると、生徒は次第に学習内容に引き込まれていきました。
生徒が理解のすじみちを確実にたどれるように、「モーターを分解したら出てくる物は?」「永久磁石は動きません」「何重にも巻かれたコイルの導線を図では1本の線で代表して描いてあります」など、基本的なことの確かめや無用の疑問が生じないように きめ細かく配慮して問いかけや説明が挟み込まれていました。
そして、「モーターが回る」ことの最初の瞬間から半回転するまでのごく短い時間の出来事を、フレミングの左手の法則の知識を使わせながら、まるでスローモーションのように、図に記入させるなどし、生徒と一緒に解き明かしていきました。
途中 何度か「今の段階でもう説明できそうな人」と挙手を求め、その段階での生徒の理解度を確かめながら進められていました。半回転したところで、また同じことがモーターの中で起こるんだ、だから回るんだと気づいたときの生徒の頭の上には、たくさんの「!」マークが見えたような気がします。
最後に新海先生自作のモーターが回るところを見ました。授業の初めに 中の仕組みが覆われた市販のモーターを見ましたが、コイルも永久磁石もむき出しのこの自作モーターを目にすることで、理論と現象の結びつきを直感してくれればうれしいなと思いました。

大人のわたしたちも理科のテスト勉強のことを思い出すと、覚えることの多い教科だったなあと回想いたしますが、理科で覚えたことは、覚えた数よりはるかに多くの現象を説明するのに役立ちます。子どもの「理科離れ」に歯止めをかけるように科学的なテーマのテレビ番組もいくつかあります。理科は理系の人がやればいいというわけではなく、誰もがこの世界が動いている仕組みを解っておくことは、けっして無駄ではないと思いました。

1年生 百人一首大会

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今日の5・6時間目、体育館で百人一首大会を行いました。特に寒い日になったので、大型ストーブをたきました。
文化委員さんが力を合わせて準備をしてくれ、それから集合していよいよ開始です。
1年生だけでなく、様子を見に来た他学年の先生も飛び入りの「読手」になりました。次の歌が読まれる前に拍子木を1本。これが聞こえたらしーんとなります。
「ちはやふる」では大勢の人が一斉に読み札に向かって飛び込んでいました。
小学校から親しんできた人たちなど強者もいました。
事前学習もしたとはいえ、まだあまり得意でない人も一緒に楽しめたようでした。緊張感の中で生まれる笑顔はいいものですね。
2年生での大会にむけて、機会をとらえて学習・練習を重ねてもらえると、百人一首をいっそう楽しめるようになることでしょう。

授業探訪 1年生 国語科

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池内先生の国語の授業を見てきました。
この時間の目標は、【2人の内面に迫る 友達になるならどちら(の登場人物)を選ぶか・根拠も明らかに】です。
保護者の皆様が中学生の頃から掲載され続けているヘルマン・ヘッセの『少年の日の思い出』による授業です。「クジャクヤママユ」という蝶(蛾?)をめぐっての「僕」とエーミールのお話、と言えば思い出される方もいらっしゃるかもしれませんね。

前の時間に各自「2人の登場人物についての情報」をいくつも見つけたのですが、この時間はまずグループ内でそれを交流しました。何のための交流かわからないと生徒は戸惑うので、「自分が見つけられなかった情報を得ること」と交流のねらいが伝えられました。その後 何人かに発表してもらい、最低限 知っておきたいことが黒板にまとめられました。これをもとに全員が次の課題に取り組めるよう配慮されたわけです。
こうして今日の主な学習課題である「友達にするとしたら『僕』かエーミールか どちらがよいか」について10分間ほどかけて各自 考えを書きました。このように一定時間、黙々と一人で書きまとめることも言語活動であり、アクティブな学習です。

「”大事なこと”は先生に教わる」のではなく、自分で読み取ったり、級友と交流することで考えを広げたり深めたり、根拠を明らかにして考えを書きまとめること自体が「大事なこと」なんですね。

2年生 ケータイ教室

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昨日1月15日(金)6時間目、2年生は体育館で、講師さんをお招きし、携帯電話・スマートフォンの正しい使い方や危険性について学習しました。
誰かをちょっとだけ懲らしめようとしてアップロードした画像が、予想を超えて”拡散”。「予想を超えて」というより、予想すらせずに気軽に「投稿」をタップしてしまう。手のひらに載る「電話もできる」その道具は小さなコンピュータです。「投稿」とはインターネット上に画像や感情を流出させることです。インターネットは文字通り「網」なので、どこかで食い止めようとしても広がりを止められません。古い内容も消えません。
スマートフォンの使い方にも注意が必要ですが、それ以前に、昼間 会って 関係をつくる、友達同士やあまりなじみがない人とも きちんと 話ができる、家に帰ったら 一人になれる時間 を確保することも、成長のために大切です。

授業探訪 3年生 社会科

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近藤先生の社会の授業を見てきました。
この時間の目標は、【21世紀の経済発展による豊かで快適な生活は、大量生産・大量消費・大量廃棄の生活様式による環境問題と密接な関係にあることについて考えることができる】です。
前半に、化石燃料、有害物質、フロンガス、人口増加などがどんな結果を招いたかを、各自で教科書から読み取る学習活動があました。その答えは生徒が黒板に書きました。
先生に教えられた答えも大切ですが、必要な情報を自分の力で読み取ることも社会科の力の一つなんですね。
後半はエネルギー問題に着目しました。今後増やすべき発電方法、減らすべき発電方法について各自が考えをもち、それを「立ち話形式」で級友と伝え合う場面がありました。お互いに説明し合うことで考えが磨かれ、自信がもてたようです。
終盤で、こうして築いてきた自分の考えをノートに書きまとめ、それをもとに何人かが発表しました。書くときは短い時間でノートに数行 自分の言葉で書き、発表するときは一人30秒から1分ぐらい話しました。

ノートは黒板を写すもの、発表は単語で答えるもの、という時代は過ぎ去ったようです。昔は”暗記教科”と呼ばれ、主に「知っていること」が大切だとされましたが、この授業には、今の時代、社会科でどんなことが「できなければならないか」が詰まっていたように思います。

一昨日、1年生 ファイナンスパーク学習

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1月12日(火)、1年生は「京都まなびの街 生き方探究館」で、ファイナンスパーク学習を行いました。
仮想的に家族をもって、決められた収入をどう生かせば自分も家族も暮らしが充実するかを考えました。
新郎・新婦の衣装のそばで考えると、結婚も現実的に思えてきます。家の間取り図を見ていると、日頃 中学生には身近には思えない「不動産」というものもリアルにとらえられます。また、財産の「運用」というものも、こうして株価の上がり下がりをディスプレイで読み取ると、リスクをわかった上でおもしろそうだとも思えたことでしょう。
日本ではひと昔前まで、お金のことを子どもに考えさせることをむしろ避ける傾向があったといいますが、今では、社会で生きていくための大切なことの一つとして、義務教育の中で学習を始めるようになっています。
2年生の秋には「生き方探究・チャレンジ体験」があり、仕事について体験的に学びます。こうして一歩一歩、大人への階段を昇っていくのですね。

授業探訪 2年生 美術科

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喜田先生の美術の授業を見てきました。
この時間の目標を短く表すと、【構成を工夫してお気に入りのセル画を制作する】ことです。
美術の授業は週に1時間なので、先生がこのクラスの生徒たちに会えるのは週に1回だけなのですが、会える時間が短いからといって疎遠になることはないようです。先生の話術もあって、何人かの生徒との言葉のやりとりを全員が何か楽しいことのように耳を傾けているような、まとまり感のある教室になっています。
制作に入る前に、2年生の美術はあと8回で、最後の2回は別の題材を、といった説明があり、このセル画はあと何回で完成させるのか生徒は見通しをもて、今日はこのぐらいまで進もうと小さな決意を抱けたことでしょう。
実物投影機とテレビで、一人一人の作品が短時間ですがテレビに映され、他のみんなの作品の特徴や進み具合を知ることができました。生徒は関心をもってそれらを見、自分の中で目標をもつことができたようです。
1年生の間は各自黙々と取り組むことを中心にしたとのことですが、それを前提に今は、級友に質問・相談するなどしてお互いを高め合うことも大切にし、席を移動しての制作が推奨されていました。隣同士や向かい合わせになっても、黙々と取り組む基本姿勢は保たれています。
こうして、これまでに学んできた色づくりや構成の工夫を生かした作品がゆっくりと完成に近づいていきました。

美術は、あまり入試科目にない教科だからこそ、入試を区切れとせず、一生親しんで、人生の楽しみの一つとして大切にしたい分野なのではないでしょうか。

授業探訪 3年生理科

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松田先生の理科の授業を見てきました。
この時間の目標は【太陽系の外惑星の見え方が理解できる】ことです。
これを理解するための太陽・火星・地球の軌道の図を、板書を手がかりに、各自がノートに大きく描きました。それに、火星にできる影を自分で塗っていき、地球からの距離も考えに入れて、火星がどう見えるかを考えて図中に描く場面が、今 必要とされる思考力や判断力を鍛える大切な場面です。
この間、「(図は)ノートの半分ぐらいに描こう」「軌道って何やった?」「惑星はなぜ光ってるんやった?」「(火星がここなら)地球はどこ?」など、今日 解りたいことのための復習や確かめの問いかけがタイミングよく織り交ぜられ、生徒が迷子にならないよう配慮されていました。
後半、「NHK10minボックス」で惑星が行きつ戻りつする見かけの動きのわけを知り、この動きから「惑」星と呼ばれるようになり、惑星のこの動きを説明できない「天動説」が否定され「地動説」が正しいとされるようになった……しかしこれで授業は終わりませんでした。「(太陽が宇宙の中心だとする)地動説も実は完全に正しいわけではなく、太陽(系)も銀河系の中を動いていて、星座もやがては形が……」と説明が続いたとき、何人もの生徒が宇宙の不思議に感じ入ったという表情を浮かべていました。この瞬間、「関心・意欲・態度」が高まったな、と感じました。

覚えなければならないことも多い理科ですが、知識・理解が広がることで夜空の見え方が変わるのも大切なことだと思われませんか。

六角校舎階段リニューアル

年末に六角校舎の階段の補修工事をしてもらいました。
階段の一段一段はコンクリートのいわゆる「打ちっぱなし」なんだな、と思い込んでいた人もいたのですが、よく見ると、各段にはもともとシートが貼られた、もっと快適な階段だったようなのです。それが昇降の度に擦れて、ほとんど消滅していたわけです。
新しくシートを貼ってもらい、角の滑り止めもゴムが剥がれないように新しく取り付けてもらいました。
小さなことですが、少しでも快適な学校生活をと願う次第です。

(安全のため、校舎内での追いかけっこなどはしないように指導しています。)
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姉妹都市交歓作品(絵画)

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続いて、2年生E.O.さんの、フィレンツェ(イタリア)に贈られた絵画作品です。私たちが普段 日本的 とも意識しないような光景ですが、フィレンツェの旧市街は大通りも細い路地も、両側の建物、石畳など石で囲まれた空間です。木の板の塀、様々な色の屋根の家々や、電信柱までもがイタリアの人たちの目には新鮮に映るにちがいありません。道の曲がり具合とマンホールの位置が自然で素晴らしいですね。
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