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最新更新日:2025/07/07 |
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謹賀新年 年頭にあたって…
穏やかな天候に恵まれたこのお正月の三日間でした。
新たな年を迎えました。本校も3年目の春を迎えることになります。仕事始めの日,遠くの高校に進学した卒業生が学校に来ていました。年末年始の帰省を終え,高校へ戻る前に立ち寄ってくれたようです。東学舎前の泉涌寺道には11日に催される“七福神巡り”の幟が山門からずらりと並んでいました。季節は廻れども 恒例行事は粛々と行われていきます。年々歳々花相似たり,歳々年々人同じからず…の感を覚えます。 さて,今年は「申(さる)」の年です。動物のサルをさしますが“猿”と書かないのが面白いですね。干支(えと)の十二支の動物はすべて実際の動物とは異なる漢字で表されています。トップの「子」は「鼠(ねずみ)の“ね”」で子どもがたくさん授かることへの願いのようです。ところで今年の申の意味は,「にんべん(人)」を付けると「伸」。「草木が十分に伸びきって実が熟してよい香りが漂ってくる…そのような時を表すようです。つまり作物が豊かに実ることを願う年ということでしょうか。また,「サル」から「去る」という意味に転じて「厄難が去る」「病が去る」など,災いが転じ幸せがやってくるという年とする一説があります。 学校生活では新たな年を迎えるのが冬休みです。「一年の計は元旦にあり」と言われますがきっとそれぞれに新たな思いを抱かれたことでしょう。12月24日の冬休み前の終了式で「一年前,どんなことを考えていたのか覚えていますか?」と西学舎でも東学舎でも子どもたちに問いかけました。これは一年前の自分の気持ちや思いを今でも持ち続けているかを尋ねたのです。誓いや願いを達成する対象は近くても遠くても“未来”にあります。だからその気持ちを持ち続けることが大切です。 今年は2020年から実施される新しい学習指導要領が出される年でもあります。キーワードは「主体的・協働的に考え,学ぶ力」を育むことです。すでにこのことを取り入れた授業の研究が全国的に進められており本校でも取り組んでいます。特に近年の社会情勢は目まぐるしく変化し予測が難しい時代です。10年後,20年後と今の子どもたちが社会人になる頃には職業,職種も随分変わっているでしょうし,そのことへの対応が必要です。そこで,義務教育の段階から筋道を立てて考える力,根拠を示して伝える力,自分で課題を見つけて解決しようとする力,コミュニケーションをとる力…等が大切とされることになります。まさしく“主体”と“協働”です。このことを常に意識して教職員一同,東山泉の子どもたちの健やかな成長に向けて努力して参ります。 平成二十八年の幕開けに![]() |
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