京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/07/09
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北にそびえる 鏡山   西に連なる東山 松のみどりに 包まれて 白くあかるく 照りはえる 希望あらたな 学び舎は 我らの 花山中学校

Over the 東山〜新米校長奮闘記13〜

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「夏季大会」
 先週の金曜日で第2回定期考査が終了した。生徒たちにとっては,ほっとしたことであろう。今週はテストが次々と返却されてくる。一喜一憂というところか。そんななか,3年生にとっては,最後の夏がやってくる。とりわけ,運動系の部活動や吹奏楽部にとっては,最後の大会・コンクールである。金曜日の放課後から部活動が再開され,大会に向けて最後の追い込み,調整である。すでに陸上部は,この土日に一足早く夏季大会が行われた。残念ながら,健闘及ばず部活動から引退が決まった生徒も若干いるようである。2年半の部活動はどうだったのか。悔いのないものだったのか?それとも・・・。その胸中はいかばかりか。

 私は,前任校でバスケットボール部の顧問をしていた。本来は男子バスケットボール部を指導したかったが,その学校の事情ではじめて女子を担当することとなった。男子の指導経験しかない私にとっては女子の指導は当初,困惑することが多かったが,慣れてくるとけっこう楽しくやらせてもらった。また,運のいいことに市内でBest8やBest4にも進出できていた。そのようななか,5年が過ぎ,そろそろ異動がちらつきはじめた6年目にもった新チームは上級生4名に下級生10名の編成であった。バスケットボールは5名の競技である。上級生だけでチームが組めない状況であった。案の定,秋季新人大会は予選リーグで敗退し,決勝トーナメントにすすめなかった。私も生徒もショックであった。敗退が決まった日のミーティングで「春は必ず勝つ・勝たせてやる」といった思いあがった話をした記憶がある。そしてその時の,上級生4名のひたむきな眼差しは忘れられない。もともと厳しい練習を課してきたが,それからはいっそう厳しい練習を行った。もちろん,基礎練習からである。休みの日などは,ほとんど1日練習である。10月から3月の6か月間正月の休み以外すべて練習に明け暮れた。その甲斐あってか,4月には秋季新人大会でBest8であったチームにも競れるようになっていた。ある程度の自信をもって春の大会を迎えることとなったのである。1回戦は秋季新人大会Best8の中学校。これを破れば,その勢いでBest8までいける。いずれBest8のチームとやるのだから1回戦であたることは,やぶさかではない。そんな気持ちで臨んでいた。また,この相手は練習試合で競り勝ったこともあった。「相手は,絶対いやがっている」
 第1ピリオド,うちの足が動かない。相手は逆に一気に攻めてくる。失点を重ね,立て直すことのできないまま10点近くのビハインド。第2・3ピリオド,この10点近くの差だけがつまらない。第4ピリオドもこう着状態。結局第1ピリオドの得点差で逃げ切られてしまった。勝てなかった。試合後,ミーティングにて「負けはしたが,手ごたえはある。夏の大会に勝負しよう。もう一度鍛えなおそう」再びの上級生4名のひたむきな眼差し。
 「勝たせてやりたい」そんな強い思いの5月・6月・7月。あっという間の2か月であった。6月の抽選会。よっぽど,変なところをひかない限りは勝負できる。抽選結果は,180cm近くのセンターを要する好チームとの対戦。うちは身長が低いほうで高さに対して対応が難しく,不得手としているチームだ。嫌な予感。対応策を練って試合へと臨む。
 第1ピリオドから競るが,リバウンドがとれない。またインサイドにも入れない。こちらの速攻にも相手は素早く帰陣し中を固める。相手のセンターにも要所要所でオフェンスリバウンドをとられ失点。こちらは,点がなかなか取れない。結局,春同様力を出し切れないまま敗れてしまった。
 試合後のミーティング。涙をみせている3年生。この3年生には,もう一度はない。もういっぺん鍛えなおそうとはいえない。振り絞るように出た言葉は「勝たせてやれなくてスマン。苦しい練習ばかりでいい思いを一度もさせてやれなかった。ごめん・・・」3度目の上級生のひたむきな眼差し。
そんなとき,キャプテンが「先生,謝らないでください。私たち,いいんです。負けたのは私たちの力がなかっただけで。それに悔いはないので」4人を見てみると,涙顔が笑っている。みんなキャプテンの言葉にうなずいている。私は何も言えず,ただ,4人の手を取ってありがとうと伝えるのが精いっぱいだった。
 夏の大会が近づくと必ず思い出す,ほろ苦く甘酸っぱい思い出である。
「さやか,さや,せな,みどり,元気か。」

朝の校門にて3

定期考査も終わり,さあ1週間の始まりです
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朝の校門にて2

いつものように吹奏楽部の清掃,生徒会とPTAによる朝のあいさつ。変わりのない日常が始まります
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朝の校門にて

定期考査が終わり,いつもの朝の風景にもどりました
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日曜日のソフトテニス女子4

夏季大会まで3週間です。最後の仕上げの時期ですが,ソフトテニス女子は2年生が主体ですが,数少ない3年生をしっかり支えてほしいものです
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日曜日のソフトテニス女子3

土曜日に硬式テニスを見てきて思ったのですが,ソフトテニスと硬式テニスとは,全然ちがうものだなと感じました。ボールが違うことで,別のスポーツになっています
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日曜日のソフトテニス女子2

3年生を中心とした3ペアは,他の会場で練習試合をしているそうで残ったペアが校内で試合形式の練習をしています。コートが少ないので,いろいろ工夫をしています。
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日曜日のソフトテニス女子

日曜日の午前中,ソフトテニス女子が練習をしていました
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女子バスケット練習試合3

この試合も得点こそ負けていましたが,バスケットボールの内容としては互角だったように思います。
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女子バスケット練習試合2

部員が少ない中,工夫をして練習をしてきた女子バスケット。新人戦の頃は,試合にならないこともありましたが,練習の成果もあって,プレーがしっかりしてきました
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