京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/06/16
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昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

「夜間中学」について

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 文部科学省が夜間中学について初めての実態調査を行い、その結果を公表した内容が、2015(平成27)年5月9日(土)の京都新聞に掲載されました。『夜間中学は、戦後、昼間の就労などで義務教育を受けられなかった人のために整備が進み、ピーク時の1950年代には全国で80校を超え、約5,000人が学んでいた。しかし、生活の安定化で全体の生徒数が減る(現在、全国で1,800人が在籍)一方、新たに来日した外国人やその家族が通うようになる(全国で約8割が外国籍)など、生徒の多様化が見られる。(記事の一部抜粋)』

 この記事が掲載された10日後の、2015(平成27)年5月19日(火)に、京都新聞の社説に「夜間中学」が取り上げられました。
『・・・戦後、貧困などで昼間に学校に通えない子のために設置された夜間中学は、少しずつ役割を変えながら「学びたい」という願いにこたえる場として変わらぬ輝きを放つ。・・・中略・・・「学ぶとは何か」を自然体で伝える彼らの姿は昼間部の生徒にも刺激を与えているという。学ぶことと、教えること。教育の原点を夜間中学にみる。・・・(社説の一部抜粋)』

 2007(平成19)年度に、夜間部と昼間部からなる全国初の中学として開校した洛友中学校のことが、上記のように記載されていました。今後も「多様な学び」を応援していく役割を誠実に果たしていきたいと思います。 

洛友中学校とは!

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 洛友中学校は,不登校を経験しそれを克服しようとする昼間部の生徒と、様々な事情により学齢期に義務教育を果たすことができなかった夜間部(二部学級)の生徒が、世代や国籍を超えてふれあい学び合う全国唯一の学校です。学習内容は、学年にこだわらず、少人数の教室で丁寧に学び直すことができます。

 「学ぶこととは何か」「人は何のために学ぶのか」… 洛友中学校には『学びの原点』があります。

 「学びたい」との志を大切にし、生徒が目を輝かせて、「学ぶ楽しさ」と「わかる喜び」を体感できる学校づくりを進めています。

昼間部とは
夜間部とは

2015(平成27)年度 生徒会役員認証式を実施しました!

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 5月18日(月)午後5時より、洛友サロンにおいて、2015(平成27)年度 生徒会役員認証式を実施しました。3組代表者に生徒会長としての、また1組、2組、4組、5組の代表者に生徒会役員としての認証状を授与しました。みなさん、決意を新たに引き締まった表情で認証状を受け取っていました。また、全校生徒のみなさんから温かい祝福の拍手が起こっていました。

 認証状を受け取った5名を代表して、生徒会長から次のように決意表明がなされました。
『みなさん、こんばんは。私は2015年度の生徒会長になりました。私たちは学級代表として日頃の授業で元気のいい号令をかけたり、学級の整列の係をさせてもらいます。そして、学校を代表する生徒会役員として学校全体の行事では、司会や挨拶などを一所懸命に取り組んでいきます。今年度は、今週23日土曜日に兵庫県明石方面への遠足をはじめ、9月には文化祭、11月には修学旅行、12月には1年の思いで出を振り返る年末懇親会、そして3月には卒業生送別激励会とみなさんの思い出に残る、多くの楽しみな行事が予定されています。
 私たち5名は、各自の学級はもとよりひとつひとつの行事を思い出深い素晴らしいものになるように、また毎日笑顔あふれる学校にしていくために、力を合わせてがんばっていきます。どうかよろしく願いします。そして多くの場面ではみなさんの協力をお願いします。』

 続いて、校長先生から洛友中学校の「校章」について、次のようにお話がありました。

『青色の部分は、社会を包み込む広い青空(様々な経験をして包容力が豊かな夜間部生徒)を表し、緑色の部分は、その下でのびのびと育つ植物(これから限りない可能性に向かって成長していく昼間部生徒)を表しています。すなわち本校の開校理念である「世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校」を表しています。換言すれば、この両者がふれあいながら共に学び、共に楽しむことを実感する中で、人と人とのつながりの大切さや新たな生きがいを見いだしていくということを、二つの形が強く結びついている姿(心の絆)で表しています。よく考えられた「校章」の意味を理解して、今後も楽しく実りある学校生活を送っていきましょう。』

平成27年度「前期転入学生歓迎会」を実施しました!

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 平成27年5月1日(金)午後1時40分より、「前期転入学生歓迎会」を多目的室において実施しました。最初にみんなで校歌を歌った後、校長先生から次のようなお話がありました。

 『新緑の若葉が目に眩しい季節となりました。本日ここに平成27年度前期転入学生のみなさんを4名お迎えすることができました。私たち洛友中学校の全教職員は,みなさんのことを心より歓迎いたします。4月に実施された体験入学はどうでしたか。洛友中学校での学校生活が楽しみだと,アンケートに書いてくれていた人もいました。先生はそれを嬉しく思っていました。

 さて,みなさんに,大切にしてほしいことを2つお話したいと思います。
 1つ目は,「お互いの違いを認め合い,尊重し合い,支え高め合っていきましょう。」本校には、学齢期に様々な事情で義務教育を受けることができなかった夜間部の生徒のみなさんがいます。その夜間部のみなさんとは,年齢や国籍,言葉や習慣等が違います。その違いを認め合って尊重し合いましょう。夜間部との「交流の時間」には,みなさんのお祖父さんやお祖母さんくらいのご高齢の方々が、よりよく生きたいと思って一生懸命学んでおられます。その姿から,「学びの原点」や「学びのエネルギー」をもらうことができることでしょう。
 また,昼間部のみなさん同士も,顔や姿,性格が違うように,学習の仕方や進み方が違います。その違いを認め合って尊重し合いましょう。教科によっては,個別で授業を受けたり,また集団で授業を受けたりと,様々なバリエーションがあります。その中で自分から主体的に「学ぶ楽しさ」や「わかる喜び」を感じ取ってほしいと思います。学ぶことって,本当はこんなに楽しい営みだったんだという実感をきっともてることでしょう。

 2つめは,「自分の可能性を信じてください。」みなさんには,将来の夢や希望を是非もってほしいと思います。例えば「ゲームのプログラマー」「パテシェ」「漫画家」等いろいろあると思います。その夢や希望を、何もする前からあきらめないでください。みなさんには,自分たちが気づかない無限の可能性が秘められています。その自分の可能性を信じてください。まずは信じることから始まります。先生方は,みなさんのそのような可能性を引き出すために,常に寄り添いながら様々な働きかけをしてくださいます。その「かかわり」をしっかり受け止めて,できることから少しずつ取り組んでほしいと思います。「雨だれ石を穿つ」毎日の積み重ねが大切です。また,みなさんから先生方に「かかわり」をもって,「こんなことを考えているのだけれども」とか「こんなことをしてみたい」という話をしてみてください。先生方はみなさんのそんな姿を待ち望んでおられることと思いますし,とても嬉しく感じられることでしょう。
 
 さあ,今日から洛友中学生として,お互いの違いを認め合い尊重し合って,一人一人の夢や希望の実現のために,共に頑張っていきましょう。』


 その後、2年生の在校生が、次のように「歓迎の言葉」を述べてくれました。

 『さわやかな初夏の風が感じられるころとなりました。
 きょう私たちは、洛友中学校の昼間部に、4人の新しい仲間を迎えました。昼間部はこれまで5人でしたが、転入学のみなさん4人を迎えて、全部で9人になりました。

 5組は、少人数で落ち着いた雰囲気のクラスです。人数が少ないので、授業も、無理をせずわかりやすく教えてもらえます。はじめはわからないこともあると思いますが、何でも私たちに聞いて下さい。みんな優しく接してくれます。 一日も早く学校に慣れて、私たちと仲良くなり、一緒に楽しく頑張っていきましょう。』

 

平成26年度「後期学校評価」!

平成26年度に2回学校評価を実施しましたが、そのうち後期の学校評価を再掲示します。

平成26年度後期学校評価

平成27年度「学校いじめ防止基本方針」

 すべての生徒が安心して学校生活を送り、様々な活動に取り組むことができるよう、学校の内外を問わず、いじめが行われないようにすることを旨としています。

平成27年度学校いじめ防止基本方針

洛友中学校の【開校理念】と【学校教育目標】

 本館1階を入ったところに、洛友中学校の【開校理念】と【学校教育目標】を掲げています。その下には、昨年度に本校の生徒が作った羊の作品が展示されています。また、その横には、安らぎや潤いを与えてくれる熱帯魚(ネオンテトラ、レッドファントムテトラ等)の水槽があります。

【開 校 理 念】 
昼間部と夜間部の良さを生かし、
世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

【学校教育目標】 
「学びたい」との志を大切にし、生徒が目を輝かせて、
「学ぶ楽しさ」と「わかる喜び」を体感できる学校
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近江聖人 「中江藤樹」の教え! 『〜五事を正す〜』

 洛友中学校の校長室に入るところに、江戸時代初期の陽明学者で、近江聖人と称えられた「中江藤樹」の教え『〜五事を正す〜』が額に入れて飾ってあります。

 現在の私たちが大切にしなければならないことを、近江聖人「中江藤樹」から、改めて気づかせていただいているように思います。その教えを以下に紹介します。

 『〜五事を正す〜』
 「貌:ぼう」 心をこめてやさしく和やかな顔つきで人
        と接しましょう。
 「言:げん」 温かく思いやりのあることばで相手に話
        しかけましょう。
 「視:し」  心をこめて温かいまなざしで人を見、物
        を見るようにしましょう。
 「聴:ちょう」相手の話に心をかたむけてよく聞くよう
        にしましょう。
 「思:し」  まごころをこめて相手のことを思いま
        しょう。 
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入学式に引き続いて、新入生激励会を実施しました!

 入学式に引き続いて、新入生激励会を実施しました。司会進行は、夜間部の代表生徒が務めました。京都市教育委員会の代表の方より新入生への「激励の言葉」をいただいた後、本校の教職員が一人ずつ自己紹介を行いました。そして、新入生が今の思いを一言伝えながら自己紹介を行いました。
 続いて行われた「在校生代表の激励の言葉」と「新入生代表の謝辞」は、共に素朴な中にも一言一言に熱い気持ちの伝わってくる言葉でした。
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平成27年度 洛友中学校 第9回入学式を挙行いたしました!

 平成27年4月7日(火)午後6時より、体育館において、「平成27年度 洛友中学校 第9回入学式」を挙行いたしました。地元郁文学区の皆様や京都市教育員会の皆様には、ご多用の中ご臨席賜り、入学式に華を添えていただきました。心より厚く御礼申し上げます。

 「学びたい」という志をもった15名の新入生のみなさんを、洛友中学校にお迎えすることができました。学齢期に様々な事情で学ぶ機会を奪われたみなさんが、学びを通して、「自分を高めたい」「よりよく生きたい」という思いは、「学びの原点」ともいうべき姿だと思います。その姿勢に心から敬意を表したいと思います。「初志貫徹」という言葉がありますが、お仕事や家事を終えてから学校へ通うことは、大変な努力が必要になりますが、どうか今のお気持ちを大切に、自らの志を成し遂げてください。そのようなみなさんに、私たち教職員は常に寄り添いながら「じっくり」そして「しっかり」支援をしていきます。

 新入生代表の「誓いの言葉」の中で、次のような話がありました。
『一人一人歩んできた道は違いますが、勉強したいという気持ちは誰にも負けません。友達に手紙を書きたい、正しい日本語で話をしたい、進学のために学力をつけたい、卒業して資格も取りたい、それぞれの胸にあるもは違っても、ここで勉強できる幸せを、今感じています。不安なこともたくさんありますが、皆様と仲良く、楽しい学校生活を送り、与えていただいた学習の機会を大切にして、一生懸命努力することを誓います。』

 厳粛な中にもアットホームな雰囲気が漂う良い入学式になしました。関係の皆様に改めて御礼申し上げます。
 
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学校行事
5/22 昼間部3年学習確認プログラム,昼間部登校14:30
5/23 遠足
5/25 代休
5/27 昼間部内科検診
5/28 再検尿
京都市立洛友中学校
〒600-8383
京都市下京区大宮通綾小路下る綾大宮町51-2
TEL:075-821-2196
FAX:075-821-2197
E-mail: rakuyu-c@edu.city.kyoto.jp