![]() |
最新更新日:2025/07/02 |
本日: 昨日:80 総数:430197 |
最高学年がはじまりました![]() ![]() 大そうじ
新学期が始まりました。5年生はクラス替えもあり,気持ちも新たに頑張ります。
今日は大そうじをしました。高学年として,掃除のやり方でも下の学年の見本になれるように頑張ります。 ![]() 新年度がスタートしました
京都市立日野小学校 山本 泉
新学期が始まり,真新しいランドセルを背負ってか背負われてか,1年生が元気よく挨拶しながら,あるいはややはにかみながら校内に入って行きます。学校らしい風景がもどってきました。 さて,私が日野小学校へ赴任して3年が経過しました。保護者の皆様・地域の皆様に学校教育を支えていただいて,また新たな年度を迎えることができ心より感謝申し上げます。 行き届かないところも多々あるかと存じますが,校長として,より一層日野教育を高めていかなければならないと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。 本校に赴任して以来,学校教育を進める中で,子ども達の様子や教職員の様子を見ながら私自身も自分を振り返り,いろいろ考えたことを「校長室よりのメッセージ」として書かせていただいています。 今年度も「子育てや教育に関わること」について思うところを掲載していきたいと思います。もちろん,必ずしも私の考えが絶対正しいとは思っていませんが,今年度も「校長の独り言」と思ってお付き合いいただければ幸いです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 教育においては子どもの知能の発達状況を把握し,適切な時期に適切な指導を行うことが大事ですが,子どもの知的発達の中で,思考や記憶の育ち方を知ることは,子育てにとってとても大事なことです。今回は,そのことについて述べてみたいと思います。 ○思考の具体性 象問題というものがあります。「象は犬より大きく,犬は猫よりも大きい,では,象と猫ではどちらが大きいでしょうか?」という問題を子どもに出します。そうしたら,小学1年生の子でもほとんど正しい答えが返ってきます。次に,「もし,象は犬よりも小さく,犬は猫よりも小さいとしたら,象と猫ではどちらが大きいでしょうか?」という問題を出してみます。すると,1年生の子の中には,即座に「象」と答える子がいます。このことから児童期の子ども,中でも小学校低学年の子ほど,抽象的な思考は不得手だということがわかります。 実は,第1の問いは事実の通りで,子どもが認識しているもので判断できるものであり,第2の問いは,事実とは全く逆で,形式的に考える問題です。「もし」とか「かりに」とかを使った抽象的な問題を考えるときでも,小さい子どもは象が大きいという事実を違うようにおきかえて考えることが苦手です。 従って,発達年齢を考えた場合,低学年ぐらいまでは具体的思考を伸ばす時期であり,中学年以降から抽象的思考を身につけていくことが大事だということがわかります。 ○記憶のタイプ 児童期は記憶能力の発達が著しい時期といわれています。記憶のタイプを機械的記憶,図式的記憶,論理的記憶の三つに分けると,意味を考えずに覚えこみ,思い出すという機械的記憶は,児童期の終わりごろまでどんどん伸び,それ以降はむしろ下降するといわれます。覚えるものの意味をとらえて論理的にまとめて覚えこむ論理的記憶は,その後次第に伸びるといわれます。 視覚的なものから記憶したり,物事を関連づけて記憶したりする図式的記憶はあらゆる時期にまたがります。 覚えなければならない内容によって記憶方法が固定される場合もありますが,脳の発達時期をうまく利用できれば,記憶力が向上することはいうまでもありません。 少し難しい内容になりましたが,子育ての参考になればと思います。 入学おめでとうございます![]() ![]() 着任式がありました![]() 学校の桜が満開です![]() ![]() |
|