最新更新日:2024/10/18 | |
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唐橋小学校の4月から12月までを振り返って h26/12/29
4月にこの1年間をかけて児童にできるようにしたいと思ったことは以下の3点です。
一つ目,挨拶をしっかりとすること。登校時の挨拶は,1年生から4年生まではかなりしっかりとした声でできるようになってきました。5,6年生は声が小さく,思春期の入り口であることを差し引いても意識的に声を出せるようにしたいと考えています。社会人になったときに,求められる第一歩は挨拶です。5,6年生のこの時期にこそしっかりした挨拶をしてほしいものです。ところで,それぞれのご家庭では,朝のおはようや夜のおやすみなさいの挨拶はなされているでしょうか。小さいころにはあったけれど,だんだんと大きくなるにつれてなくなってはいないでしょうか。 二つ目,多くの人の集まる場所でしっかりと話を聞くこと。学校の朝会ではかなり静かに話を聞けるようになりました。 三つ目,持ち物を大事にすること。その象徴が,くつをくつ箱にそろえて入れることと,カサ立てにカサを入れる際には,ネームバンドで留めてカサ立てにまっすぐに入れることです。はじめにくつをそろえることから始めたのですが,概ねきれいに入れることができるようになっています。きれいに揃えるようになって,見えてきたのは,かかとを踏んで歩いているために,かかとが傷んでいる靴があることです。かかとを踏んで歩くということは,生活の乱れと関係することがあります。また,カサ立てにきれいにカサを入れる児童も着実に増えています。カサについては保護者の協力が必要です。購入時に子どもにとって扱いやすいカサ(特にネームバンドの止めやすいカサ)を選んでいただくようお願いします。 このように,概ね自分のことは自分でできるようになってきています。しかし,学校で学んだことを普段の生活で活かせるかがカギです。この点は不十分です。挨拶は来客や地域の方,あるいは保護者や見守り隊の皆さんに対してもきちんとできているかと言えばそうは言えません。しっかりと話を聞くことはどうでしょうか。子ども祭りなど地域の集会では,話をしても良いという暗黙のルールがあるようです。私が地域の集会で話をするときは,ざわついている児童を前に必ずその点を言います。学校のトイレのサンダルの乱れもあまり変わっていません。これら3つに共通しているのは,先生の見ている前ではできるが,そうでないところではやらないことです。 おそらく,昔の日本では人が見ていないところでも,神様が見ている,仏様が見ているといった信仰の力が大きかったのでしょう。少し前でしたら,近所のおばさんやおじさんが「あかんよ」と教えてくれました。しかし,現在では信仰の力は洗脳と呼ばれてしまうことがあります。大人からの注意は知らない人から声をかけられたということで警察への連絡につながることがあります。 そうなると,学校や家庭の教育力というのは大きな影響を持つことになります。学校では上記の3点は来年も継続して指導をします。各ご家庭での教育もよろしくお願いします。 冬休みに向けて h26/12/22
学校だよりにも書きましたが,冬休みに気をつけていただきたいことを学校ホームページにも掲載しておきます。お子様と話をされる際の参考にして下さい。
(1)モノを大切にしよう 家に帰ってすぐにすることは,学校で使った文具や学習用具を整理することです。鉛筆はきれいに削り,消しゴムや定規は名前が消えていないか確認。足りない文房具は買い足しておく。また,ノートや教科書類は冬休み明けにすぐに取り出せる場所をつくってそこにきれいに並べておく。冬休み中の課題はやる時間と片づける場所を決める。 ふたつめにすることは,うわぐつを洗うことです。古い歯ブラシなどで,くつの内側や外側を石鹸をつけてゴシゴシと洗いましょう。最後はしっかりと水洗いをしてくつを干し1月7日に学校に持ってきましょう。 1月6日の夜や1月7日の朝になって,お家の人にあれはどこにいったの?と聞くことがないようにしてほしいものです。 (2)お金を大切にしよう 年末はクリスマスやお正月で普段より多くのお金を手にする子どもが多いと思います。何にお金を使うのかを考えて計画的に使いましょう。計画的とは,本当にほしいものや必要なものを紙に書きだして,お家の人と優先順位を話し合い,了解のもとで使うことです。 子どもたちだけでゲームセンターに入りびたらないように。 (3)人(命)を大切にしよう 冬休み中,自転車に乗って車とぶつかったり,人とぶつかったりしないよう安全に気をつけましょう。夕方には自転車は明かりをつけて自動車から自転車にのっている人がいることがわかるようにしましょう。この1年間でも数件,唐橋小の児童の関係する自転車事故が起きています。事故は被害者側も加害者側もいやな思いが残ります。未然に防ぎたいものです。 子どもたちが,楽しい冬休みを過ごし,1月7日の朝には笑顔で「おはようございます」と言いながら校門をくぐってほしいと思います。 少年補導主催の子ども祭り H26/12/16
12月13日は少年補導主催の子ども祭りが唐橋小学校で行われました。少年補導の皆さんがトン汁をつくり,消防団の方が中心となってお餅をついてPTAの皆さんにはお餅をこねていただきました。また,唐橋児童館でも催し物をしていただきました。オープニングは,唐橋小の太鼓クラブが太鼓を披露,その後は八条中の吹奏楽部による演奏がありました。
この日のために,多くの方が協力をしていただいたこと,感謝いたします。 太鼓クラブも3曲披露するなど,着実に進歩しています。吹奏楽部の演奏も素敵でした。 ところで,開会式で児童の皆さんには苦言を呈しました。 少年補導の会長天野さんが話をしているのに係わらず,おしゃべりを続ける児童,開会式に集まらず築山に上がっていても平気な児童がいました。 体育館の朝会では静かに聞いている唐橋小の児童ですが,子ども祭りのときに話を聞かない児童が多かったのは残念な思いでした。子ども祭りの開会式は別物と考えているのかと思いました。学校で学んだことは,地域でも行えるようにする・普段の生活に活かせるようにすると考えていますので,天野会長に前もって断ったうえで子どもに伝えました。 開会式に集まっていない児童には長椅子付近に集合するように言いました。話をしていた児童にはこちらを向いて話を聞くように伝えました。それでも話をやめない児童にはもう一度こちらを向くように伝えました。 その上で,子ども祭りに向けて地域の方や関係者の方がどれだけ準備をされているか話をし,開会式のときにきちんと話を聞くことが,運営されている方への感謝の気持ちを表すことだと話をしました。 開会式の後半は静かに話を聞き,和太鼓も多くの児童が見入っていました。 できないことは,教えてできるようにすればいいと考えています。私が校長として挨拶をするときは,地域行事であってもしっかり話をきくよう子どもたちに伝えていきたいと思います。 「かさ」と「かさ立て」 h26/12/12
ここのところ,週に1度くらいの割で雨が降ります。今日も午前中は雨でした。各クラスの「かさ立て」には多くの「かさ」が並びました。
9月とくらべ,「かさ」の入れ方が少し雑になっているように思います。 ひとつは,「ネームバンド」で「かさ」をとめずに入れる「かさ」が増えました。学校では「かさ」をいれるスペースが狭いこと,「かさ」を「ネームバンド」でとめずに入れると「かさ」を取り出す際に他の「かさ」も一緒に出てしまうことなどから,「ネームバンド」でとめるよう指導をしています。 もうひとつは,「おきがさ」を2本も3本も置いたままの児童が増えました。今日持ってきた「かさ」が,「かさ立て」に入りにくくなり,無理やりつっこんでいます。 私は,毎日「かさ立て」と「くつ箱」をみて,あまりに雑な場合はそれを整理してから各教室の様子を見にいきますので,「くつ」や「かさ」の乱れ具合がわかります。 そこで今週末(12月13日)に,「置きがさ」は1本だけにして残りを持って帰るよう指導をします。多くの児童が「かさ」を持って帰ります。各ご家庭では持ち帰った「かさ」に「ネームバンド」が使えるかをご確認ください。修理の必要な「かさ」があるもしれません。低学年にはマジックテープでくっつく方が止めやすいと思います。透明な「ビニールがさ」は,「ネームバンド」を子どもはうまく止められません。ホックがプラスティックで止めにくいのです。なるべく子供用のかさ,あるいはきちんとしたかさを持たせていただければ子どもの成長にプラスになると思います。 「かさ」を「ネームバンド」でとめて,まっすぐに「かさ立て」に入れる。それだけでも大切な教育の場となりえるのです。 人権月間によせて h26/12/1
先日,京都市の児童を対象とした「アナウンスコンクール」という催しがありました。
元NHKのアナウンサーが出場した25名の児童に対し,審査と講評を述べることになりました。 舞台に立ったアナウンサーはすぐ目の前の児童に向けて言われました。 「はっきりと大きな声でおはようございますと言ってみましょう。」 25名の児童は「おはようございます。」と言いました。さすがにアナウンスコンクールに出場した児童ですから,上手なものです。 続けてアナウンサーが児童に言われます。 「今度は,後ろで見ておられる保護者の方に気持ちを届けるつもりで,おはようございますと言ってみましょう。」 子どものトーンが変わりました。「おはようございます」の気持ちが伝わるのです。見事な語りになったのです。 私はアナウンサーの仕事は,「アクセントに気をつけながら正確に情報を伝えること」だと思っていました。アナウンサーが相手意識を持って話をすることを大切にしていると聞き驚きを覚えました。 アナウンサーの仕事は,「テレビカメラの向こうにいる人を大切にして,つまり人権感覚を大切にして話をすること」だと思ったのです。 12月1日の朝会では,「おはようございます」と全校児童に言ってもらいながら,私の感じた思いを子どもたちに伝えました。 「見えない相手であっても,その人を大切にしていくこと。」 どこまで伝わったかはわかりませんが,児童は最後まで話を聞いてくれました。 |
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