最新更新日:2024/05/27 | |
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『東山を西に見て』〜Make legend〜
「準備は整った」
今年度は、公立高校の中期入試から卒業証書授与式(以下「卒業式」と記します)までの期間が極端に短いためか、これまで明日が卒業式だという実感が湧かないでいました。今日の2時間目に卒業式予行をしたにも拘らず、まだその気持ちになれないでいることが不思議なくらいでした。 3・4時間目、3年生の最後の学年集会を観に行きました。 とても温かい空気に包まれたよい会でした。生徒が、これまでにやってきたダンスや歌を披露しながら今の気持ちを伝えています。特に、先生や花山中学校に対する感謝の気持ちを伝えるです。昨年度までのことから、おそらく評議員が中心になって私立高校や公立前期入試で進路の決定した生徒たちで企画したのでしょう。全体として大変良くできた構成になっていました。 これまで見たことのなかった企画は、学年担当の先生方に学級の代表生徒から「感謝状」を贈るというものです。また、その感謝状の内容(文章)がよくできています。先ほど「誰が考えたのか?」と学年の先生に尋ねましたが、「生徒の誰か」としか分からないらしいです。3年生ともなれば、教師の動きを実によく見ているものです。また、教師の意図することを見事に理解もしています。感謝状を贈呈する生徒の人選も文句のつけようがありません。教師はこういうシテゥエ―ションに極めて弱いものです。涙を見せる教師が多くいました。大いに結構です。生徒の前で泣いてもいいじゃないですか。却って人間らしくてよいと思います。この子たちの前だからこそ飾る必要がないということの証明でもあります。かつて、一緒に勤務したことのある若い教師が次のように言ったことを思い出しました。 「教師の仕事はオセロゲームみたいなもんです。それまでどんなにしんどい思いをしてきても、最後の一手ですべてが裏返るんですよ。」 最後の一手が、今日のような場面、いや、更に明日に用意されている場面なのです。 つくづく不思議な学年でした。“行儀がよい”とは言い難いです。むしろ、普段の生活は“だらしなさ”が目立ちます。口の悪い生徒も多いです。特に女子は、友達同士の関係で揉めたおした時期もありました。それが、行事などを行うときには何とも不思議な力を発揮しました。相変わらずノリの良くない生徒もいましたが、そんな生徒を包み込んでしまうような温かさと大きさのある生徒が居ました。また、そんなしんどい「負」の雰囲気に負けることなく堂々と「正」の行動をとることのできる生徒が多く居たことも理由でしょうか。いや、案外、我々がこれまで接してきたどの学年の生徒たちよりも大人なのかもしれません。 いよいよ明日は第52回卒業証書授与式です。今は生徒も教職員も、その誰もが心の準備を十分に整えたことでしょう。 あの子たちのことです。きっと感動的な素晴らしい卒業式にしてくれるはずです。 『最後の学年集会』その14
最後は先生方からの熱いメッセージです。
素晴らしい演出でした。 明日の卒業式が大成功することを確信しました。 いい会に出席できてよかったです。 「泣いていません。これは汗です!」 森口先生の先生の言葉が強く心に残っています。 『最後の学年集会』その13
担当の先生全員がメッセージカードを手に前に並びました。
文字の強い力を感じました。 『最後の学年集会』その12
上田先生がギターの弾き語りを始めました。
意外な展開に生徒は惹きつけられました。 『最後の学年集会』その11
エヴァさんのまだ上手ではない日本語には十分な力がありました。
『最後の学年集会』その10
最後の1年だけ関わった先生もいれば、保健室からの関わりの先生もいました。
それらのすべての先生へ感謝の心が届けられました。 『最後の学年集会』その9
卒業式ムードが一気に高まりました。
「有難う」がこんなに暖かく素晴らしい言葉であると、改めて実感しました。 この集会の中で最も多く使われたの野がこの言葉です。 『最後の学年集会』その8
「みんながいなくなったら、ホンマ、寂しい!」
上田先生らしいスピーチが印象的でした。 『最後の学年集会』その7
勝野先生は、涙で声が詰まってなかなかスピーチが出来ない程でした。
教師はこの瞬間、しんどかったことをすべて忘れられるんです。 『最後の学年集会』その6
先生が泣いちゃうもんだから、会場の雰囲気が一気に変化しました。
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