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最新更新日:2025/06/16 |
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交流の時間 〜人権学習〜![]() ![]() ![]() 12月8日,交流の時間に昼間部と夜間部が一緒になって人権について考えました。 私たちが何気なく暮らしている街にもたくさんの課題が隠れています。今回は,昼夜混合の6つのグループに分かれ,イラストの中にある課題を見つけて発表し合いました。「自転車が点字ブロックの上にとめてあるから目の不自由な人が困っている」,「バスの中でお年寄りや妊婦さんが座れない」,「学校の中でいじめが起きている」など課題がたくさん見つかりました。逆に「若者がお年寄りの手を引いて案内している」,「多言語の案内板がある」,「学校の前で地域の人が子ども達を見守っている」など優しさもたくさん見つかりましたね。 ふだん「当たり前」のこととして,つい見過ごしてしまっていることの中にも,「当たり前」では済まされないとても重要なことがあることに気づく必要があります。だれもが暮らしやすい社会をつくるためには,本当は「当たり前」ではないことを見抜く目を持つことが大切です。そして,どうすればそれが解決できるのか,自分には何ができるのかを考え,行動する人になってほしいと思います。 先日,私がお話したマララさんの国,パキスタンの学校で武装グループが襲撃し,140人を超える子ども達の命が奪われるという悲惨な事件が起きました。私たちは「当たり前」のように毎日学校へ通っていますが,そうではない国が世界中にはたくさんあります。すべての国の子ども達が学校に安心して通うことのできる世の中をつくるにはどうすればいいのでしょうか。洛友中学校の皆さんだからこそ感じることもあると思います。これからも一緒に考えていきたいですね。 人権標語入りカレンダー 2015![]() 科学センター学習 (昼間部)![]() ![]() ![]() 化学分野 「砂糖大発見!」 砂糖は水にたくさん溶け,それを熱することで,その温度ごとにいろいろなものに変化することビックリしました。120度ではパンなどに塗るフォンダン,150度では飴細工に,180度ではべっこう飴,200度ではプリンにかけるカラメルに! 物理分野 「風の力であらヨット!」 ヨットはなぜ向かい風でも進んでいけるのか? 帆の向きによって進む向きが変わってくるし,帆の膨らみによっても風の流れが変わってくることがわかりました。サボニウス型風車の実験もしました。 すべての人の権利が守られる世の中をめざして
国際連合は,1948年(昭和23年)12月10日の第3回総会において,世界における自由,正義及び平和の基礎である基本的人権を確保するため,全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として,世界人権宣言を採択しました。そして,その後の総会で世界人権宣言が採択された日である12月10日を「人権デー」と定め,全ての加盟国及び関係機関がこの日を祝賀する日として,人権活動を推進するための諸行事を行うよう要請しました。
日本においては,毎年12月10日を最終日とする1週間(12月4日から同月10日まで)を「人権週間」と定めて,人権尊重思想の普及高揚を図るため,全国各地においてシンポジウムや講演会,映画会等を開催するほか,テレビ・ラジオなど各種のマスメディアを利用した集中的な啓発活動を行っています。 私たちもこの機会に人権について,「思いやりの心」や「かけがえのない命」について,もう一度考えてみませんか? 袖岡先生からのメッセージ One child, one teacher, one book and one pen can change the world. パキスタン人の少女,マララ・ユスフザイさん(17才)が,今年のノーベル平和賞を受賞しました。女子が教育を受ける権利を求めて闘っていることに対して賞を与えられました。彼女は「すべての子どもが学校へ通っているところを見たい」と話しています。 女の子だから…と,学校に行かせてもらえない子どもたち,貧困によって学校に通えない子どもたち,学びたくても学べない子どもたちは,私たちの思う以上にたくさんいます。お互いに夢を持って実現に向けて努力できるために,あかんことをあかんとしっかり認識するために,平和に幸せに暮らしていくために,『教育』が必要なのです。マララさんは銃撃を受けたにもかかわらず,命をかけて訴えています。「1人の子供と1人の教師,1冊の本,1本のペンが世界を変えることができるのです」 洛友中学校の夜間部の生徒も,様々な事情で学校に行けなかった,学べなかった過去を持っています。鉛筆を持ったこともない。自分の名前が書けない。文字の読み書きができない。しかし,そんな中でもたくましく負けずに生きてこられました。入学時の様子は不安一杯でも,毎日学校に通い,こつこつ学習を続けていくうちに,本当に明るく,生き生き,しっかりした顔になっていくのです。人としての自信すら感じられます。『教育』の力ってすごいと,すばらしいとつくづく思う私です。 昼間部の生徒も同じです。洛友に来て人と接して学び続けていくうちに成長していくんです。そんな皆さんの可能性,成長を皆で応援しています。 ![]() 第60回全国夜間中学校研究大会![]() 子どもの頃に学校に行けなかったから文字を読んだり書いたりできない人,勉強はしたいけれど外国で育ったから日本語がわからない人,あるいは中学校で不登校だったためもう一度学び直したい人など,全国には夜間中学を必要としている人たちがまだまだ多くいます。しかし,全国には夜間中学校が8都府県に31校しかありません。 今年の4月には超党派の国会議員が「夜間中学等義務教育拡充議員連盟」(衆参併せて57名が加入)を発足し,各都道府県に1校以上の夜間中学校を設置するなどの施策の推進に取り組んでいます。それを受けて文部科学省も動き始めました。 ところが,現代においても未だに人権が守られていない現実があちこちに見られます。人権が守られ,みんなが笑顔で暮らせる世の中を創って行くにはどうすればいいのか,この機会に考え,できることから行動に移すことこそが大切なことです。 チャンゴをたたこう! 〜多文化学習〜![]() ![]() チャンゴは,農楽や民謡,舞踊などの伝統芸能をはじめ,宮廷音楽や歌曲にまで幅広く演奏されています。左右両面に皮が張ってあり,それぞれ素材も音色も奏法もちがいます。たたき方を指導していただいたり,一緒に踊ったり,「アリラン」を歌ったり,昼間部と夜間部とが一緒になり,楽しいひとときを過ごすことができました。 「修学旅行」(和歌山への旅)の思い出![]() ○私はこんな目に遭ったら怖いと思います。 ○たくさんの村人を助けたことがえらいと思う。 ○事前の予防が何でも一番。地震も火山噴火も,犠牲は最小限に。 ○現在の防災技術とかの展示とかもあれば良いかな。 ◇おもしろさというよりは学んだという感じでした。 ◇津波などの災害はこわいなあと思った。 【京大水族館】 ○見学に行く道で,海が見えるのですっとしました。 ○いろいろな生物が見られ楽しかった。 ○ 珍しかったです。 ○見学ルートがほぼ一本道で,迷わず全部見て回れたの良かった。 ◇珍しい魚を見ることができて楽しかったです。 行く前のイメージより良かったと思います。 ◇たくさんの魚がいてキレイだった。 【千畳敷】 ○千畳敷見学,初めて見ています。うつくしい。 ○海の景色美しいです。 ○ 落書きがひどかったのが残念。 ○雨がやんで良かった。 ◇ 海がすぐそばで見られてよかった。 ◇京都にいると味わえない開放感でした。 【アドベンチャーワールド】 ○とても迫力あって,とても感動しました。 ○中に入って野生の動物見ると感じると思います。イルカの演技楽しかった。 ○ケニア号で一周。動物を見た。私はオーシャンビューホイール乗った。入場券700円。周遊一周15分。最高。周囲の動物や建築物や海など見た。 ○全部見きれないほど広かった。もっと時間が欲しかった。 ◇時間が短かった。 ◇ホワイトタイガーの写真が撮りたかった。 ◇ふだん動物と触れ合う機会がないので新鮮でした。 【レクレーション】 ○おもしろかった。絵描くのおもしろかった。 ○「ごめんなさい&ばんざいじゃんけん」のゲームは楽しいね。 ○今年,一番のよい遊びです。楽しかった。よかったです。 ○言葉は通じなくても一生けん命手ぶりで,理解できたと思います。 【バス・休憩など】 ○バスの中でもっとにぎやかにおしゃべりなどしたかった。 ○広いところに座れてよかったです。 ○ バスガイドさんがよかった。 ○車内での先生の話をもう少し静かにまじめに聞いたらと思います。 【全体を通しての感想】 ○5組の若い子たちともう少し交流できれば…。 ○今回の旅行はよかった。私は最後,残念です。 ○楽しい修学旅行でした。先生一同生徒さんにもお世話になりました。ありがとうございました。 ○今年のレクレーションとてもたのしいおもいでになりました。 ○途中の添乗員の話。1994.9.4関西空港開港。私は日本にきました。大受団地に9.4引っ越した。思い出しました。うれしかったです。 ○私もみんなといっしょに行きたいと思います。来年は行けるように頑張ります。 ○楽しかったです。…沖縄もいいとおもいます。 ○次は北海道に行きたい。 ◇景色がきれいなところや,動物がたくさんいるところに行けてよかった。 ◇楽しいだけでなく,勉強できる場所もいくつかあったのがとても良かったと思います。 ◇イルカショーが一番楽しかった。 「学びの原点」,これからの夜間中学のあり方…![]() ![]() ![]() (佛教大学の学生さん) わからないところがあって「難しい」と言いながらも一生懸命に教科書を読んで,言葉の意味を理解しようとしている姿が印象的でした。教室の雰囲気がとても優しく感じました。校長先生のお話に心を打たれ,これまで夜間中学校が近くにあった(岸城中学校)のに知らなくて,歴史や現状,生徒さんについて知ることができて良かったです。私も学びたいという気持ちを持って学んでいきたいです。応援しています(^o^) 皆さんがむずかしい問題を一所懸命解いている目,問題にいっぱいいっぱい時間をかけて,ようやく正解できたときのキラキラした目,次の難しそうな問題に向けたやる気に満ちた目…どの目も勉強することが楽しくて楽しくて仕方ない,魅力あふれる目でした。そばで教えさせていただいて,「こんなに勉強って楽しんだ!」と思うことができたのは初めてでした。 「夜間中学校はあってはならない存在であり,なくてはならない存在」戦争や差別問題が落とした暗い影であるが,「学びを深めたい! わからなかったことをもっと知りたい!」と今も目を輝かせる生徒の方々の太陽である。そのような矛盾をはらんだ夜間中学校の姿を垣間見ることができました。 今日はとても楽しみでした。勉強の意味はこれまで全然考えませんでしたので,これから私もその意味を考えていこうと思っています。中国からの生徒と一緒に分数の勉強をしました。この生徒は日本語が大変だと思います。もし,中国語と日本語が一緒にわかる人がいれば…。機会があれば,ボランティアに参加したいです。(中国からの留学生) 日本人だけでなく,中国の人も夜間中学校へ通っていることを知りました。歴史は変えられないですが,みんな平等です。学ぶ権利も同じようにあります。それは年齢に関係ないと思います。もちろん,性別もです。私は学ぶことの大切さを教えられるような先生になりたいです。 (市内中学校の先生) 研修に来させていただいて,このような感想を持つことが許されることではないかもしれませんが,今日は心から感動しました。「学び」が「手段」になっていないかという言葉は特に印象強かったです。学びは人の人生までも生き返らせることのできるエネルギーがあることを知りました。明日から改めて現場で「学び」についてよく考えながら,子どもたちと過ごしたいと思います。 「学び」ということが,嬉しいことであり楽しいこと,そして幸せであるということを聞いて,その点が今の子どもたちにあるのだろうかという疑問を持ち,私自身も考えさせられる点であった。そのことを頭に置いて,学びことが楽しく嬉しくなる授業づくりを心掛けていきたいと思う。教科の楽しさを伝えられるよう,まず自分が学び,生徒たちが学ぼうと思える授業づくりをしたいと思う。. 「ひらがな にっき」のように,字を書くことが当たり前ではないということ,そして「学校は当たり前にあるのではなく,必要とされているからあるんだ」ということに深く考えさせられた。自分の学校の生徒にも,いろいろなことを考えさせ,感じさせ,楽しいという感情を持たせ,心に火をつけたいと思いました。 「学びの原点」という言葉を,実際に授業を見させていただく中で痛感しました。また自身の「学び」というものに対する視野の狭さや普段の授業に返して反省すべき点を多く感じました。あのような“あたたかな”授業を見させていただいて,大変良い刺激になりました。 (立命館大学の学生さん) 現在,公立の夜間中学校は全国8都府県にしかなく,それは学びの場を必要とする人々の人数からするとあまりにも少なく感じた。文科省の夜間中学校を最低でもそれぞれの都道府県に1校というのは良い取組だと感じた。 大学に入り,夜間中学校の存在を知ったが,もっと早くから多くの人にこのような学校が存在していることを知られてほしいと思った。生徒さんの前で文章を読ませてもらったが,拍手をいただき,講義で言っておられた「自己有用感」を僕自身が感じることができた。 (立命館大学の先生) 私は授業づくりに関心があるので,今回の英語の教材でNew Horizonなどを使いながらも,生徒さんの背景に結びつけて,中・韓の言語を引き合いに出しながらの授業は大変興味部会ものでした。また,歴史では日本の加害の側面を真正面から扱うこと,その際の先生の言葉に私が受けてきた歴史授業の一面性や自分自身の歴史観・文化観の浅さを思い知らされました。 (園部高校の先生) 生徒の皆さんが先生の言葉に集中して,ある人は身を乗り出して聞いている姿が印象的でした。先生自身が教科を教えるのを楽しんでおられるように見え,良い雰囲気だなあ思っていました。ついつい説明ばかりになってしまったり,何か将来のための目的意識ばかりが先に立つ勉強を生徒にさせてしまったり,自分は「学びの原点」を見つめているのだろうかとふりかえる大切な機会になりました。 宿泊学習 〜和歌山の歴史や風土を学ぶ旅〜![]() 【津波防災教育センター「稲むらの火の館」】 1855年の安政の大地震津波時,その命の火で多くの村人を救った紀州広村(現在の広川町)の濱ロ梧陵について学習してきました。3D映画や展示を通して,地震や津波の恐ろしさ,その教訓から私たちが普段から備えておかねばならないことなど改めて気づかされました。万が一に備え,これからもより多くの知識を身につけていかねばなりません。 【京都大学「白浜水族館」】 南紀の海は生きものの宝庫。そこで育まれた様々な生きものの姿を間近で観察してきました。たくさんの種類の魚や無脊椎動物が展示され,その数は500種にも上ります。また,ここは日本では珍しい大学附属の水族館です。 【千畳敷】 それまで降っていた雨もこのときだけピタッとやみました。やはり私たちの日頃の行いですね(^^) 千畳敷というのは畳を千枚敷けるほどの広さであることからこの名前がつきました。砂岩からなるスロープ状の岩盤で,とても柔らいため,打ち寄せる波の浸食を受けてこのような地形をつくりました。皆さんは,岩にたくさんの落書きがされていたのに気がつきましたか? とても柔らかい岩だから硬貨でも簡単に削れてしまいます。残念なことですが,心無い者による落書き被害が後を絶たないそうです。私たち自身,モラルを大切にしていきたいですね。 【アドベンチャーワールド】 「人と動物と自然とのふれあい」をテーマに,イルカやアシカのライブを楽しめるマリンワールド,野生動物を間近で見られるサファリワールド,小動物とのふれあいや遊園地も楽しめるエンジョイワールドがありました。大きな生きものから小さな生きもの,陸の生きもの,海の生きもの…。地球上のたくさんの種のいのちを感じられたのではないでしょうか。そして,大迫力のイルカショー。イルカの運動能力と知力,それをトレーニングして一緒に演技されていたお姉さんやお兄さん,すごかったですね。 宿泊学習 〜非日常の中で互いをよりわかりあう旅〜![]() 【レクレーション】 1日目の夕食後,「絵を正確に伝えよう」「京都タワーより高く!!!」「割りばし脱出ゲーム」「ごめんなさい&ばんざいじゃんけん」のゲームを行い,昼間部も夜間部も一緒になって楽しみました。とても盛り上がり,笑顔がいっぱい見られました。終わってから「あ〜楽しかった」という声がたくさん聞こえました。 |
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