昨日8日の6限に、1年生対象の“ケータイ教室”を講師の方に来ていただき実施しました。
ケータイやスマートフォンなどが普及し、いろいろな情報が簡単に手に入り、簡単に人とつながることができるなど、生活する上で非常に便利になりました。しかしその反面、ネット依存やいじめを引き起こしたり、トラブルに巻き込まれるなど、これらの機器は、子どもたちに様々な被害を及ぼしています。
しかし、実際には、ケータイやスマートフォン自体が「悪さ」や「犯罪」をしているのではなく、多くは、「使う側」に問題があるから起きているのだと思います。
そこで今回は、本来「生活を便利に、そして豊かにするための道具」であるべきこれらの機器を上手く活用できるよう、リスク(危険)を認識し、モラルと正しい使い方を身につけるために、講師の方から具体的な事例を示していただき、未然防止のための勉強をしました。
今回示していただいた事例は、次の主に3つです。
1.ツイッターにおもしろ半分でいたずら写真を投稿
2.LINEなど無料通信アプリによる友だち外し(いじめ)
3.SNSによる個人情報の流失と危険な出会い
ちなみにSNSとは、「人と人とのつながり(コミュニケーション)」をネット上で可能にしてくれるサービスやサイトのことです。
どの事例も過去に実際に起こったことをもとにした内容で、
◆おもしろ半分でツイッターなどに載せたことが、自分や家族の一生を台無しにすることがある。(Web上で騒動、炎上→退学や解雇、損害賠償の請求まで発展)
◆ネット上に掲載した情報(写真等)は拡散し、完全に消し去ることは難しい。(情報は残り続ける)
◆ネットでのなかま外れや人を傷つける書き込みなどは絶対にしない。(いじめを生み、不登校や命を奪うことにつながる。匿名なのでばれないと思っていても、意外と簡単に個人は特定される)
◆LINEなどの無料アプリはあくまでも文字伝達ツール。気持ちは対話で伝わる。(相手の気持ちを大事に、思いやりをもって伝えること。“既読無視”で怒らない)
◆SNSに個人情報を入力することは、情報が公開される危険性や情報を盗まれる可能性が高まる。(むやみに詳細な個人情報や顔写真のアップなどしない。他人の写真の勝手な掲載も同様→肖像権・プライバシーの侵害)
◆スマホの位置情報の設定に注意する。(位置情報をオンにした状態で撮影した写真には、位置情報が記録され、どこで撮影した写真かがわかってしまう)
◆ネット上の相手はどんな人かわからない。自分だけは大丈夫なんてありえない。(ネットで知り合った人に絶対会わない。なりすましに注意、また、なりすましは犯罪)
など、多くのことを教えていただきました。
ネット社会に潜む恐ろしい部分を十分に理解し、正しい活用ができるよう、「ケータイ教室」で勉強したことを十分に生かし、行動してください。
保護者の皆様にもルールづくり等のご支援・ご協力をよろしくお願いします。
下の写真はこのときのようすです。
LINEの事例が出たときには、かなり食いつき、講師の方の具体的な話に結構反応している人もいました。
ほら、3番目の写真。反応してまわりの人に話しかけてる人もいるいる。ひょっとして、思い当たることがある??