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最新更新日:2025/07/07 |
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東学舎ステージ道徳![]() 6年生・7年生・8年生もそれぞれの立場から活発に発言でき,有意義な時間を過ごすことができました。 各教室に戻り自分自身が感じたことをまとめました。 手織体験(西陣織):7年
7年生が,西陣織会館から講師の先生方に来ていただき,ミニ手機(てばた)で手織体験をしました。講師の先生による西陣織の歴史や織についての説明から始まり,用意していただいた手機でテーブルセンターを作りました。
初めての体験でしたがわかりやすい説明で生徒たちはすぐに慣れて1時間で30センチの作品を完成。制作の途中に講師の先生方から糸を繋いでいただいたり,完成した時の仕上げをしていただいた時の職人技がすばらしかったと生徒たちは驚いていました。 京都には,多くの伝統工芸があり若い人たちがそれを大切にして継承していかなかればいけないことに生徒たちは気付くことができた貴重な時間となりました。講師の先生方,ありがとうございました。 ![]() 救急救命講習(8年)![]() 東山消防署の方に来ていただき、救命救急の講義を受け、実際にダミー人形を使って救助活動の体験を行いました。 心肺蘇生法の正しいやり方を学びながら、その難しさを感じていたようです。いざというときのために、この講習を忘れないようにと決意していました。 東学舎・教室の空気検査を実施しました
今日の5時間目,川崎学校薬剤師さんに8年2組の教室の空気検査を実施していただきました。
エアコンを使用し,教室内を締め切った授業中の二酸化炭素の上昇状態や,湿度を中心に検査しました。 開始前の休憩時間(10分間)は,教室の窓を開けて完全に空気の入れ替えをしたのですが,授業開始15分後には二酸化炭素の上限基準値1500ppmに到達。その後はぐんぐん上がっていき,最終は2000ppm近くまで上がりました。 検査終了後,川崎先生から「二酸化炭素が基準値を上回ると,集中力が掛け,それに伴い,授業効率も下がります。また,湿度も低くなってきました。感染症が流行しやすい状態にもなっています。それらを解消するため,寒くても毎時間しっかり換気をしてください。」というコメントがありました。 各クラスの保健委員さん・美化保健委員さんを中心に,しっかり換気し,この冬を元気に乗り切りましょう! ![]() フレンドリー週間![]() 平安騎馬隊に見送られて![]() ![]() 人権集会を行いました![]() ![]() 土曜学習・・・算盤を楽しみました![]() 人権講話![]() 内容は以下の通りです。 12月10日は「世界人権デー」と呼ばれています。これは第二次世界大戦が終わって3年後の1948年12月10日にパリで開かれた第3回国際連合総会で,あらゆる人と国が達成しなければならない共通の基準とされる「世界人権宣言」が採択されたことを記念して定められました。そして今日は12月4日,今日から数えて7日目にあたる12月10日までの週を「人権週間」とすることになりました。 最近聞いた話をお話しします。1枚だけ写真を用意しました。何の写真かわかりますか?2011年3月11日に起きた東日本大震災直後のある町の様子です。遠くに写っているのは学校の校舎です。ほとんどの日本の学校の校舎は耐震が施されているので,大きな地震の後も残っています。前に全壊した家屋が写っていますが,比べてみればその違いに驚くばかりです。学校に通う子どもたちは,こうして建物からも守られています。皆さんも知っているようにその日は大きな津波に襲われました。校舎の上に避難した子どもたちは,きわどいところで津波の難から逃れることができました。 これからする話は仙台市で学校の先生をされていた方から聞いたお話です。 最上階に避難した子どもたちの命は守られたのですが,そこから見た光景は想像を絶するものだったとのことです。津波に流された一人の男性が校舎から見える電信柱にしがみついたまま,助けを待っておられました。いつ,力が尽き果てて濁流に流されるか,津波が引いたとしても瓦礫に埋もれた地上に落ちれば助かる見込みはありません。ただ見ているだけで何もできないまま,日が暮れていきます。ライフラインも破壊された町に灯る明かりがあるはずはありません。そして漆黒の闇が訪れます。その時,10名ほどの子どもたちがしたことは何だったのでしょうか。実はじゃんけんで順番を決めたのです。その順番に従って,電信柱にしがみついた男性に声をかけ続けました。「おーい!」「眠っちゃだめだ!」「起きてるか!」そんな声かけだったのでしょう。一晩中,子どもたちは一睡もせずに声をかけ続けました。翌朝,夜が明け明るさが戻りました。ようやく救助が始まり,自衛隊のヘリコプターがやってきて男性は救助されることになりました。その様子を見ながらも,男性の体が完全にヘリコプターに収容されるまで,子どもたちは声をかけ続けたのです。最後の最後までやりきることが大切だと思っていたそうです。後日談ですが,男性は途中で寒さと疲労で何度も意識がなくなりかけたのですが,子どもたちの声に励まされ頑張ることができたと語られたそうです。そして,何日かの日を経て病院で再会した時には互いに抱き合って喜びあったことが想像できます。 子どもたちのとった行動は称賛に値することです。自分たちも津波から逃れ,食べるものもなく寒い寒い真っ暗な中で,こんなことは誰もができることとは思えない,特別な人たちがしたことのように思えるかも知れません。でも,今日はみなさんも誰もが,人を大切にする行いができることを伝えたいのです。人を助ける,救いの手を差しのべる,守る,大切にする…,この行動は“人に備わった”力の一つなのです。それは私たち人間の脳の働きから考えることができます。例えば赤ちゃんは成長するにつれて言葉を覚えていきます。日本で生まれた赤ちゃんは日本語の環境の中で日本語を身に付けていきます。もしも皆さんがアメリカで生まれて英語の環境に中で育ったとすれば何語が身につくと思いますか? 自由に英語が話せるようになるんじゃないかと思うのではありませんか?実はこれは人間はどんな言語でも身に付けることができる力を人は持っていることの証明なのです。私たちの頭の中の大脳の前頭連合野という部分にこの能力を持っているので,実際にどんな言葉でも身に付けることができるのです。それと同じように人は脳の他のところに仲間を大切にする能力を持っているといわれています。なぜならば,人間だけでなくすべての生物は祖先から受け継がれた「命」を,自分たちも次の世代へ子孫として繋いでいこうとするからです。仲間を大切にして,協力し合わないとこの営みはできないからです。だから,誰もが人に対して助けたり,守る行動ができるはずなのです。 それなのにどうして人と人との関係で問題が起こることがあるのでしょうか。 そこで人権について考えるとはどういうことかを整理してみましょう。人権とは人が人として生きるために生来持っている権利のことです。日本国憲法では基本的人権として保障されています。基本的人権には自由権と社会権があります。自由権としては,身体を束縛されない自由,思想や表現の自由,成人になれば持つことができる参政権もその一つです。みなさんが学校で学ぶことは教育を受ける権利として社会権の一つであるのです。 5月の憲法月間では,ランドセル俳人,小林凛くんの話をしました。彼はいじめにあった経験を五・七・五の俳句に表しました。「いじめ」問題は子どもにとって,今,最大の人権問題です。大人の世界ではいろいろな「ハラスメント」と呼ばれる問題があります。現代社会にも人権問題として様々な問題が現実として存在するので,これらのことを,子どものみなさんも知らなければなりません。しかし,社会の様々な人権問題を知ることが人権学習のねらいではありません。ねらいは,なぜ,いじめを,ハラスメントを,人権を侵すことを人はしてしまうのか? ということを考えることにあると思っています。このことを考えて,そして,みなさん一人一人が自分自身に照らして考えてくれることを願っています。先に言ったように人間は本来,仲間を大切にする生きものだということを結びに添えます。 学校長による書写の授業![]() 「春」の字の最初の三本の書き方でバランスを取る方法など,一人一人にお手本を書いてもらい,3人は一生懸命取り組みました。 見事に書きあがった作品を東学舎にお越しになった時に是非ご覧ください。 |
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