12月に入り、今日4日から“人権週間”が始まりました。
第二次世界大戦の反省(子どもから大人まで5千万とも6千万ともいわれる人々の尊い命が奪われました)を踏まえ、1945年に国際連合(国連)が誕生し、その後1948年12月10日に、“世界人権宣言”が採択されました。
日本では翌年1949年から、12月4日〜10日の1週間を“人権週間”とし、人権活動推進のため、いろいろな取組を行ってきました。
しかし、未だに、物質的な豊かさの追求に重きが置かれ、心の豊かさが大切にされない風潮や、他人への思いやりの心が希薄で、自己の権利のみを主張する傾向が見られます。
そして残念ながら、子どもや高齢者,障害のある人,外国人など様々な人々への人権侵害や,インターネット上の誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)など,まだまだ身近なところで,人権を踏みにじる心ない,悲しい出来事が起こっています。
かけがえのない一人ひとりを大切にし,互いに尊重し合える社会を実現していくために,学校では、世の中の人権侵害や差別・偏見等の現状を知り,今一度“人権の大切さ”について考え、話し合う機会(人権学活)をもっています。
ご家庭でも,お子たちと一緒にこのような機会を持っていただけると、考えがさらに深まるのではないかと思っています。
「学校ではどんなことを勉強した?」、「それについてどう思った?」と学校での人権学活のようすを聞いていただくだけでも嬉しいです。是非ともご協力をお願いします。
下の写真は、今年の“人権週間”、“児童虐待防止月間”、“子どもを共に育む京都市民憲章”(通称:京都はぐくみ憲章)のポスター・ロゴマークです。