6月27日の5・6限を使って、2年生を対象に「防煙教室」を実施しました。
聞く話によると、喫煙する未成年者と喫煙しない未成年者を比べると、体力面で劣ったり、ニコチンへの依存度が高くなったり、肺がんのの死亡率が5.5倍に増えるそうです。成長・発育の重要な時期にある中学生にとって、喫煙は心身への大きなリスクになります。
そこで、タバコの害や体への影響といった健康被害に関する正しい知識を学ぶことで、未成年期の吸い始めの防止に繋がればという思いもあり、本校でもこの取組に力を入れています。
当日は前半に講師の方からの講義(タバコって何だろう他)が、後半には体験コーナーでの活動、そして最後にまとめをするという流れで、約90分間の授業となりました。
最初の講義の中ではタバコに関する写真や映像を見る中で、タバコを吸うとどうなるのか、その怖さやなぜ体に悪いのかといったことを教えていただきました。でも何より驚かされたのは、世界各国のタバコのCMが「タバコが体に悪いものだ」という前提でつくられていること、タバコの箱についても、海外では箱の表にがんに冒された肺の写真が掲載されていることなど、法律で厳しく制限しているようで、日本とは全く違うなということでした。
講義を聴いた後の体験コーナーでは、A:タバコとからだ、B:ニコチンのわなと脱出法、C:タバコをめぐる世界のようす、D:タバコの成分・受動喫煙の4つのブースがあり、生徒たちは思った以上に前向きに活動し、各ブースで知らないことを知ったり経験したり、楽しんでいました。
最後に今日の授業のまとめとこの授業の中で生徒たちがつくった川柳の紹介、優秀作品の表彰があり、防煙教室はすべてを終了しました。
この写真は講義のときのようすです。学生もボランティアでお手伝いをしてくれました。