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最新更新日:2025/07/16 |
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山の家 長期宿泊学習を終えて H26/6/3
昨日,山の家から帰ってきました。あっという間の3泊4日でした。短期間とはいえ,5年生の子どもたちの変容をみた4日間でした。5年生は大きく3つの変容がありました。
ひとつめに,グループの協力を学んだことです。初日の野外炊事。すき焼き風煮とご飯の炊事。野菜を切ったり,釜戸に火をつけたりするのに手間取りました。さらに,食べてみるとお粥のようなご飯,水っぽいすき焼き風煮。食べると固い野菜が出てきた班も。後片付けはまた大変で,食べ終わってから,最後の班が片づけ終わるのに2時間ほどかかりました。しかし,2日目のカレーライスづくり。「水はこのくらいでいい?」の声に班全員がご飯用のおなべに指を入れて水加減を調整する姿。「わたしがこれやってる間にあれやっといて」「オーケー!」気持ちの良い返事があちこちから聞こえました。予定よりも1時間早くできる班が続出。4時には晩御飯ができあがり,いただきます。4時半には片付けがはじまり,山の家の署員の皆さんが感心されることしきり。 ふたつめに,マナーを守ることが意識でき始めたことです。宿泊棟は唐橋小学校が1棟を貸し切っていました。初日のトイレのサンダルの散乱状態は目を覆うばかり。一晩目に注意をしても効果はなし。二晩目の注意で女子トイレのサンダルがややきれいになりましたが,男子トイレは効果なし。三晩目の注意の後,男女ともサンダルがそろうようになりました。集団で静かにして発表者の顔をみて話を聞くことも,お風呂の入り方も日を追って上達しました。 みっつめに,暖かな雰囲気を作ったことです。キャンプファイヤーではみんなを盛り上げようとする姿。登山のときに,遅れた児童や先生に対する応援の言葉。(実は山下先生が途中から疲労のため登山のスピードが極端に落ち始めたのですが,「先生がんばれ」の声がたくさん山下先生に向け贈られました。) 短期間の変容というのは,実は変容ではありません。もともと唐橋の児童の持っていた素晴らしい力が表面にでただけのことだと思っています。しかし,そういう場面に出会えたこと,校長としてうれしく思いました。木曜日には5年生が戻ってきます。できることならば,この素晴らしい力を維持したまま,学校生活を送ってほしいと願っています。 最後に,唐橋小学校の5年生のために,おやじの会のボランティアの皆様,学生ボランティアの皆様,多大なるご協力ありがとうございました。 ![]() ![]() ![]() |
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