京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/08/01
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学校教育目標 『言語能力の育成・言語活動の充実』・『「温かな心」「たくましさ」を兼ね備えた生徒の育成』

憲法記念日「憲法についての校長講話」

5/2(金),さわやかな青空の広がる朝となっています。明日からカレンダー上は4連休となりますが,多くの生徒・教職員は春体の公式戦が集中していますので,なかなかお休みとはなりません。私も教頭も市内各会場を応援のために走り回り,生徒の活躍を楽しみにしています。

さて,明日の「憲法記念日」5月の「憲法月間」にちなんで,本日朝の学活時に校長講話を行いました。以下その原稿を記載いたします。

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憲法記念日講話原稿
(H26/5/2  8:35〜)

 今月5月は「憲法月間」として全国各地で憲法にまつわるさまざまな取組が行われています。なぜ5月なのかというと、明日は「憲法記念日」だからです。

1947年、昭和22年5月3日に現在の日本国憲法が施行されました。明日で憲法は68歳を迎えることになるわけですね。
現在わが国は政治的には憲法改正の動きがありますが、そのことの是・非は別として、現在の憲法について少しお話します。

 みなさんは憲法の三原則については小学校6年生あるいは歴史の授業で学習してきました。さて、今その場で日本国憲法の三原則をきちんといえますか、声に出して言ってみて下さい。  

こたえは「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」ですね。

 特に「基本的人権の尊重」については小学校6年生や3年生社会科公民的分野でかなり詳しく学習することになります。
この基本的人権は「生まれながらにして人は皆平等である」というところから成り立っています。

 しかし、実際のみなさんの学校生活やわが国の社会全体で本当にこれらのことが守られているでしょうか。

 「自分とはちがう、あるいは自分たちとはちがう・・」このようなことで他の人を攻撃したり、心の中で見下したり、実際に「いじめ」や「いやがらせ」あるいは「差別」がなかなか解消でいない現実があります。
本当は詩人で作家の金子みすゞさんのいうとおり、「みんなちがってみんないい」はずなのに・・・。

お互いを大切にし、助け合い、認め合っていかねばならないのです。
人それぞれ「みんなちがって、みんないい」のです。
皆さんにはこれだけはしっておいて欲しい。
1つ「国の主役はわたしたち国民であるととなえる憲法がある」
2つ「平和な我が国には徹底した平和主義をとなえる憲法がある」
3つ「一人一人が大切にされ、皆平等であるととなえる憲法がある」

 「憲法は空気のようなもの」という人がいます。なるほど、実は「日ごろはありがたさや大切さについて何の意識もしないのだけど、実はなかったら大変なことになる、私たちは生きていけない」ということで憲法と空気には共通点があるのだなあと私自身も考えています。
 どうぞ明日の朝、起床したときに「ああ今日は憲法記念日でお休みなのだなあ」とほんの少しだけ意識してみて下さい。そしてテレビのニュース、新聞記事に注目してみて下さい。

 最後に、
 春体開会式は雨天中止となりとても残念でした。今年は本当に京都市内の中でも自慢できる立派な行進ができると思っていたのです。
しかし,明日3日はたくさんの部活動で公式戦がはじまります。春体壮行会でもお話しましたが、どうぞ全力で悔いのないプレーをして下さい。
みなさんの活躍と健闘を心から期待しています。
以上、憲法記念日前日の校長のお話といたします。静かに聴いてくれてどうもありがとう。
 連休前の今日も1日,しっかり学習しましょう。
                               以上
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本校の「図書館教育」について

5月になりました。今日は五月晴れとはいかず,先ほどは短時間でしたが雨が降っていました。
現在本校は2限授業の終盤にさしかかっています。校長室上階の第一理科室から声が聞こえてきます。どんな授業をしているのかと思い見に行ったら,3年生が物理領域の物体の運動についての実験学習をしていました。先日理科教員と理科室で談話していたら,生徒はこの実験は楽しみにしているとのことでした。

さて,このHPに「教育目標」のカテゴリーがあり,そこに今年度の本校の教育目標や重点目標等々の記述があります。

現在,今日(こんにち)的な学力観の1つに子どもたちに身につけさせたい「思考力・判断力・表現力」を育てるため,言語活動の充実が挙げられます。京都市の学校教育の重点にも「つけたい力を明確にした『言語活動』」があげられています。

今年度本校はこの目標達成のための1つのアプローチの方法として,「図書館教育の充実・活用」によってその力を高めていこうと考えました。

すでにこのHPでも何度か「学校図書館」のことを話題にあげていますが,その理由はそこにあり,保護者・地域の皆さまにもご理解をいただくために今後も何度となく「図書館教育」とか「図書館活用」についてこのHPや保護者会等でお知らせしてまいります。

先日の全国学力学習状況調査のB問題はご覧いただきましたでしょうか。4月22日のHPでも述べましたが,もはやこれからの子どもたちには単なる「知識」だけを修得するのではなく,それを活用して思考力や判断力・表現力に磨きをかけ,コミュニケーション能力を高めていく必要性があります。

しかし本校が取り組もうとしている「図書館教育」は単に「読書量を増やしたり,読書習慣を身に付けさせるいわゆる読書センター」としての充実のみを求めているのではありません。学校図書館には「読書センター」としての機能ともう1つ「学習・情報センター(メディアセンター)」としての機能があり,桂中学校は前者はもちろんのこと,後者の「学習情報センター」として今年度は図書館を活用していこうと考えています。すべての学年・すべての教科・領域で今年度は図書館で授業を行うこともあります。もちろん,単に「自分で本を探して静かに読みなさい」・・・などの授業ではありません。
言語活動能力を高めるために図書館のもつ機能をフル活用していくのです。

今年1年間多方面からのご協力をいただきながら,教職員一同全力でこの取組を行ってまいります。ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

※写真は昨日全校生徒(家庭)に配布いたしました「第3次京都市子ども読書活動推進計画」のリーフレットです。すでにお子たちが持ち帰っておりますので,ぜひ保護者の方もお目通し下さい。(さ)
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