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最新更新日:2025/07/17 |
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校長講話
6限に、体育館にて明日の憲法記念日を前に、校長先生から憲法についての講話があり、「憲法記念日」の意味と「基本的人権の尊重」について考えました。お話の後は教室に戻り、学習シートに取り組みました。人が人らしく生きていくためには何が必要か、しっかり考えることができたでしょうか。ご家庭でも話題にしていただければと存じます。
【お知らせ】 4連休明けの7日(水)から家庭訪問が始まります。保護者の皆様、よろしくお願いいたします。授業は水1・2・3・4の時間割です。3年生は午後1時から耳鼻科検診があります。また、今年度から家庭訪問期間も昼食が必要となります。給食を申し込んでいる人は給食があります。 ![]() 「憲法記念日」を前に・・・校長講話
以下に本日の6限の全校集会で、「憲法記念日」についての校長講話を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 明日は「憲法記念日」です。「憲法」と言いましたが、正確には「日本国憲法」です。では、なぜ5月3日を「憲法記念日」というのでしょうか?その意味について、今日はみなさんと一緒に考えていきます。 君たちは普段、「憲法」を意識せずに生活していると思います。実はこのことは、本当はとても幸せなことなのです。この意味についても考えていきます。少し難しい話もあるかもしれませんが、しっかりと考えてください。 ではなぜ、5月3日を「憲法記念日」というのでしょうか?その意味から説明します。 1945年8月15日、日本は戦争に負けました。来年で、終戦から70年経つことになります。戦争を経験された方々は、高齢になり、またお亡くなりになった方もおられます。直接の経験をお話しされる方が少なくなっています。私たちは、戦争によってたくさんの大切な命が奪われたことを忘れてはなりません。 「もう2度と戦争を起こしません」という反省に立って、翌年の11月3日に「日本国憲法」を制定することを国民に知らせました。すなわち、1946年の11月3日に「日本国憲法」を公布しました。 そして、半年の準備期間を経て、翌年の1947年5月3日から施行しました。この日から「日本国憲法」を守ってくださいとしました。この「日本国憲法」を施行した日を記念して、「憲法記念日」として「国民の祝日」としたのです。また公布した11月3日を、「憲法」が平和と文化を大切にしていることから、「文化の日」としたのです。 「法律」は日本だけでなく、世界の各国に固有の「法律」があります。「法律」はどの国でも守らなければいけません。守らなければ罰せられます。しかし、罰があるから守るということだけではありません。長い歴史の中で、「自分たちを守り、幸せに生きるため」に人がつくったものが「法律」です。 そして、「法律」の中でも一番元になるのが「憲法」です。 その「日本国憲法」が大切にしている3本柱があります。それを「日本国憲法の3大原則」と言います。言える人はいますか?それは、「国民主権」「平和主義」そして「基本的人権の尊重」の3つです。 「国民主権」とは、日本は一人の個人が治めている(独裁者の)国ではなく、国民一人一人が主役であるということです。みんなの代表者が、一人一人の幸せを考え政治を行うということです。 「平和主義」とは、2度の大きな世界大戦により尊い命がたくさん奪われるという、大きな反省の上に立っての願いが込められています。日本は、世界で唯一の被爆国であるという事実を忘れてはなりません。来年で終戦から70年を迎えますが、被爆の後遺症で今も苦しんでおられる方々がいるという現実を忘れてはなりません。 それでは「基本的人権の尊重」とは、何でしょうか? 「誰もが生まれながらに等しく持っている権利」と言われることがよくありますが、果たしてそうでしょうか?生まれた時代や、生まれた国によっては、そうとは言えない現状があります。「生まれながらに持っている…」「誰もが等しく持っている…」とは言えない現状があるのです。 日本であっても、時代が違えば当然あるべき「権利」がなかった時もありました。たとえば「選挙権」がそうです。女性になかった時代もありました。「日本国憲法」ができる前は、25歳以上の男子のみに「選挙権」がありました。女子にはありませんでした。財産も関係していたときもあります。「選挙権」が、性別や財産で制限されている時代がこの日本にもあったのです。 今あたり前のようにあると思われている「基本的人権」は、実は長い歴史の中で、たくさんの人たちが偏見や差別に負けずに闘って獲得してきたものなのです。今から200年ほど前に確立されたもので、歴史はまだ浅いのです。「基本的人権」という言葉の向こうにある、たくさんの人々の「幸せに生きたい」という願いに思いを巡らせることが大切です。すなわち「基本的人権」とは、「誰もが幸せに生きる権利」と言えます。 「 基本的人権」は、多くの人たちの努力と犠牲によって獲得された権利ですから、「何人にも侵すことのできない“永久の権利”」なのです。 「基本的人権の尊重」は、何も日本だけで大切に言われているのではありません。世界規模で見てみますと「世界人権宣言」があります。これは日本国憲法が施行された翌年の1948年12月10日に、第3回国連総会の場で確認されました。2度の大きな世界大戦での反省を、世界の人々が大切な教訓にしようということで宣言されました。「命の重さ」は誰も同じです。「戦争は最大の人権侵害である」との反省の上に立ってのものでした。 ではなぜ、「世界“平和”宣言」としなかったのでしょうか?それは、「真の平和」とは、争いや戦争がない状態だけでなく、「一人一人の“人権”が守られた状態」を言うからです。そのような意味から「世界“人権”宣言」とされたのです。 では、あなたのクラスは今、「本当に平和…?」と言えますか?けんかや争いがないだけでなく、一人一人の「人権」が本当に大切にされているでしょうか?みんなが楽しく学校に登校できていますか?一人一人が自分の能力を最大限に高めるために、集中して授業を受けることができていますか?行事やクラスの活動ではどうでしょうか?誰もが居場所のある・安心したクラスになっているでしょうか?本当に一人一人が大切にされているクラスになっていますか? 明日の「憲法記念日」を前に、今一度、「日本国憲法」が大切にしている「3大原則」の考えをもとに、「一人一人の人権を徹底的に大切にし合えるクラス」にするためには何が必要かを、学級に帰ってみんなと考えてください。 中学生になって
1年生の総合的な学習の時間です。
入学して早1ヶ月。「洛北中学校での生活を新聞にしよう!」ということで、新聞づくりに励んでいます。中学校に入って驚いたこと・面白かったこと・頑張りたいことなどそれぞれが感じたことを新聞にまとめてみんなに見てもらいます。どんな新聞が出来上がるのか、完成が楽しみです。 ![]() ![]() お知らせ
【お知らせ】
明日2日(金)は2・3・4・5・6・1の時間割です。6限が体育館で校長先生から憲法についてのお話があります。 3年生は、修学旅行の健康調査の締切り日です。まだの人は、忘れないようにしてください。 |
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