19日土曜日の午前に、京都市PTA連絡協議会と人づくり21世紀委員会が中心となり、晴天の中、「人権啓発街頭パレード」が約500名ほどの参加者のもとで行われました。
京都市役所前広場から河原町通りを南下し、総合京都市教育センターまでを練り歩き、「基本的人権を尊重することの大切さ」や「子どもを共に育む京都市民憲章(通称:京都はぐくみ憲章)」を市民一人一人に理解していただき、その輪を広げるためのパレードでした。
パレードに先立ち10時半からの開会式の中で、人権啓発アピール文が代表から読み上げられ、市役所前広場に集まったPTAをはじめとする人たちからの拍手とともに会は盛り上がりました。
以下に、そのアピール文を掲載します。
平成26年度 憲法月間人権啓発アピール文
私たち京都市PTA連絡協議会と人づくり21世紀委員会は、「子どもを共に育む京都市民憲章(通称:京都はぐくみ憲章)」の理念のもと、これまでから人と人とが社会の中でかけがえのない存在として互いに認め合い、一人一人が尊重される社会の実現を目指して取り組んできました。
昨年は、子どもが通学途中に交通事故に遭遇するなど、痛ましい事故が起こり、子どもたちの「いのち」や「安心・安全」に関し、改めて考えさせられる年となりました。
また、近年では、スマートフォンや携帯型ゲーム機などのインターネット通信端末機器の普及に伴い、ソーシャルメディアを含むインターネットを介した、「いじめ」や「個人情報の流出」、「ネット依存」などの問題が深刻化しています。
このような「ネット被害」をはじめ、「いじめ」「児童虐待」「児童ポルノ」「薬物乱用」の問題など、子どもたちの健やかな育ちを脅かす課題に対しては、家庭・学校・地域が一体となって、社会全体で取り組むことが重要です。
社会の宝である子どもたちの今と未来に責任をもつのは、私たち大人です。
今こそ、「子どもを共に育む京都市民憲章(通称:京都はぐくみ憲章)」の理念のもと、大人としての規範意識を見つめなおし、社会総がかりで子どもたちを育み、一人一人の人権が尊重され、かけがえのない「いのち」が輝く社会を創りましょう。
私たちは、「子どもを共に育む京都市民憲章(通称:京都はぐくみ憲章)」を行動規範とし、社会のあらゆる場で次のことを呼びかけ、実践の輪を広げます。
○ストップ「ネット被害」!
私たちは、「スマホなどのインターネット通信端末機器」の危険性・依存性を認識し、利用のルールづくりを進めます!
○「いじめ」根絶!
私たちは、子どもたちに「いじめ」は絶対に許されないことだと教えます!
○「児童虐待・児童ポルノ」根絶!
私たちは、「児童虐待・児童ポルノ」を決して許しません!
平成26年4月19日
京都市PTA連絡協議会
人づくり21世紀委員会