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最新更新日:2025/07/04 |
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給食がはじまりました!![]() 4月入って初めての給食はみんなが大好きなスパゲッティーでした。 1年生も初めての給食でしたが、うれしそうに「おいしかった!」という声もありました。来週も楽しみですね。 ![]() 新学期がスタートしました
京都市立日野小学校 山本 泉
平成26年度,新学期が始まり,黄色いカバーのかかった真新しいランドセルを背負った1年生が元気よく挨拶しながら,あるいはややはにかみながら校内に入って行きます。学校らしい風景がもどってきました。 さて,昨年度1年間,保護者の皆様・地域の皆様に学校教育を支えていただいて,また新たな年度を迎えることができましたこと,心より感謝申し上げます。行き届かないところも多々あるかと存じますが,校長として,より一層日野教育を高めていかなければならないと思っています。今年度も,どうぞよろしくお願いいたします。 本校に赴任して以来2年間,学校教育を進める中で,子ども達の様子や教職員の様子を見ながら私自身も自分を振り返り,いろいろ考えたことを毎月1回くらいのペースで「校長室よりのメッセージ」として書かせていただいています。 今年度も「子育てや教育に関わること」について思うところを掲載していきたいと思います。もちろん,必ずしも私の考えが絶対正しいとは思って書いているわけではありませんが,「校長の独り言」と思ってお付き合いいただければ幸いです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [短期的な目標を持たせる] 親である私たちは,当然子ども達と比べて遥かに長く生きています。そのために,人生というものを長いスパンで見ることができます。(というよりも,自然に長いスパンで見るようになっています。)ですから,例えば,小学校中学年くらいの我が子に「しっかり勉強して,大学まで行こうね。」などと普通に言ってしまうことがあるかも知れません。 でも,考えてみてください,その子が大学に行くまでにはまだ,その子が生きてきた人生をもう一度辿るくらい長い時間があるのです。実は子どもには,そんな先のことを考えられません。それは,あたかも成人式を迎え,大人の仲間入りをしたばかりの人に,40歳になったときにどうするかを考えなさい,というようなものです。 「いや,うちの子はちゃんと大学まで行くという意思を持っています。」とおっしゃる方もあるかもしれませんが,それは単に親が子どもにそう思い込ませているだけだと,私は思っています。 例えば,45年生きている親が,「自分は3年先の目標を目指せる。」というのであれば,15歳の子どもは単純計算で[1年先]が限度かも知れませんし,年齢が低いほど長期的な目標を持たせることは困難だということが考えられます。 つまり,端的にいえば,子どもはあんまり先のことは考えることができないので,代わりに親が我が子のライフプランを設計し,子どもは短期的目標を持たせ,「がんばり」をつないでいくことが必要だということです。 もちろん,子どもが将来の夢を持つことは大事なことだと思いますし,私も朝会などで子ども達にそのような話をします。けれどもそのあとには,まず自分ができる身近なことから頑張りましょうと付け加えています。これが短期的目標です。 短期的目標というのは,短い期間の継続努力で達成できる目標です。子ども達は,こういった短期的目標における達成感・成就感をどれだけ経験するかで,設定目標の大きさや期間が増大していきます。途中で頓挫してしまうような遠い目標よりも,わずかな努力で達成できるような身近な到達目標を子どもと一緒に設定し,いくつも乗り越えさせることが最も大切なことではないでしょうか。 |
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