最新更新日:2024/08/23 | |
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校長室だより 3月号
≪ 一年間を振り返って ≫
いよいよ3月になりました。2月には,桃山にある本校でも,大きな雪だるまが作れる ほどの積雪がありました。「願の像」の周りのスイセンも雪に埋もれていましたが, そんな寒さにも負けず,しっかり花を咲かせていました。モクレンの木を見上げると, たくさんの花芽をつけているのがわかります。確実に春の足音が近づいてきています。 平成25年度もいよいよ最後の月になりました。この1年間,桃陽総合支援学校の 教育推進のため,皆様方からご支援ご協力をいただきました。誠にありがとうございました。 卒業の準備に前籍校に戻った子ども達もいて,在籍人数が減り少しさみしくなりましたが,元気になって退院していくのはうれしいことでもあります。桃陽にいた期間はそれぞれ違いますが,桃陽での経験を生かして,自信を持って前向きに歩んでほしいと思っています。 文部科学省「学びのイノベーション事業」総務省「フュ―チャースクール推進事業」の実証校としての3年間も終盤を迎えています。この3年間で積み上げたことをさらに発展させ,「つながる学び」「広がる学び」を充実し,地域の小中学校等にも発信できるようにしていきたいと思っています。ご支援,ご指導そして,ご協力いただいた多くの皆様に感謝申し上げます。 京都市シェイクアウト訓練に参加
3月11日(火)9:30,京都市から市内全域を対象にした訓練「緊急速報メール」を受信して,本校の子どもたちがシェイクアウト訓練に参加しました。
子どもたちは事前にシェイクアウト訓練についての学習をしました。 教職員の携帯に「緊急速報メール」が届き,その警告音と校内放送を聞くと,「まず低く,頭を守り,動かない」の3つの安全確保行動をとり,机の下にもぐるなどしました。 家庭教育講座
3月5日(水)本校の会議室にて家庭教育講座を開催しました。この様子は,テレビ会議システムを使用し,京都府立医大病院分教室にも配信しました。今回は、音声もクリアに配信でいるようにリモートコンサートシステムも使いました。
講師は,定本ゆきこ先生(京都少年鑑別所 法務技官・精神科医)(京都市立桃陽総合支援学校 学校運営協議会 理事)で,「体や心の不調を訴える子どもに対する家庭における支援のあり方」についてお話しいただきました。 先生ご自身の育児を通して気付かれたことや相談を受けられた事例を通して,子どもの発達段階に合わせた具体的な関わり方やことばがけを,わかりやすく教えていただきました。参加者は20名あまりで,心や体の不調を訴える子どもへの理解を深めることができました。 本校小学部 「中学校ってどんなところ?」
3月5日に6年生は,中学部の先生から中学校の学習や生活についてのお話を聞きました。授業の後,「中学にむけて不安なことがたくさんあったけど,少し気が楽になった。」「部活はしたほうがいいと思った。」「毎日忘れず提出物を出したい。」「将来の夢を具体的に決めたい。」「自分から友達を作ってみようと思う。」などの感想が出され,中学生活への不安が
少なくなったり,期待や夢がふくらんだりしたようです。 子どもたちは,それぞれ中学での自分の姿を想像しているのか, とても真剣な表情で話を聞いていました。 分教室「性に関する指導」
2月28日(金)京大病院分教室
3月 3日(月)府立医大病院分教室 3月 4日(火)京都第二赤十字病院分教室 それぞれの分教室で「性に関する指導」を行いました。 小学部は「いのちのたんじょう」をテーマに,おなかの中の赤ちゃんの成長や誕生について学習しました。 中学部は「命の誕生」と「望まない妊娠と性感染症の予防」について学習しました。 学習の最後に記入する学習プリントには,「命の始まりである受精卵がとても小さくてびっくりした」「お母さんが赤ちゃんを産むときとても時間がかかることやとてもおなかが痛くなることがわかった」「自分が生まれたときの体重や生まれるまでかかった時間を聞いてみたいと思った」など,様々な感想がたくさん書かれていました。 初めての分教室集会
現在在籍している二赤分教室の児童にとって,初めての分教室集会がありました。テレビ会議システムを通して他の分教室の様子を見て,他の分教室にも多くの児童生徒がいて,入院しながら学習していることを知ることができました。知っている先生が画面に映ると,より親近感を持って集会に参加することができました。クイズでは二人で仲良く,「これは違うと思うなあ」など,いろいろと相談しながら答えを考えていました。また,先生の知らない面白い秘密が聞けたり,知らない歌を歌ったりすることができて楽しいひと時を過ごすことができました。
保護者のための講演会・相談会
2月26日(水),桃陽総合支援学校ならびに学校運営協議会の主催で,「保護者のための講演会・相談会『子どものこころを考える 〜体の不調・心の不調への理解』」を開催しました。京都市教育相談総合センター(こども相談センター パトナ)のご協力を得て,交通の便の良いパトナの会議室を会場に開催しました。
今回は,京都市桃陽病院・院長の増田恭男氏を講師に迎え,「不登校と向き合う〜子どもの心,親の心に寄り添いながら」をテーマにご講演いただきました。入院患者で最近増えてきている3つの代表的疾患を取り上げ,その症状と手立ての方法,病院での治療について分かりやすくご説明されました。参加された保護者の方々のアンケートには「特性は個性ではないという先生の言葉が心に残りました。私の気持ちを言葉にしてもらえたようでうれしかった。」「どう対応して良いのか分からず、方向も見えないまま過ごしてきました。今回の講演をお聞きして、親として安心する気持ちが持てました。」といったご感想をいただきました。 約20名の保護者の方々にご参加いただきました。ありがとうございました。 オルゴールコンサート
2月25日(水)に,学校支援ボランティアの方々にお越しいただき,二赤分教室で,オルゴールコンサートを実施しました。多くのオルゴールが紹介され,小鳥がさえずるものやお人形さんがシャボン玉を吹くものでは,そのかわいい動きに見とれていました。小さな穴があいているものでは,音色とともにその穴を覗くと,小さなお人形さんが動いていて,思わず「かわいい」という声が聞こえました。ディスクを交換して曲が変えられる大型のオルゴールでは,きらびやかで大きい音がして,荘厳なオルゴールの音の世界に浸ることができました。最後には,いろいろなオルゴールを近くで見たりさわったり,また,演奏もすることができ,世界のオルゴールを楽しむことができました。
第8回地域協議会 開催
2月21日(金)14:00〜16:30,本校会議室で「学びのイノベーション事業及びフューチャースクール推進事業の実施に係る京都市地域協議会第8回会議」が開催されました。病弱教育におけるICT機器利活用の研究の成果に高い評価をいただくとともに,次年度からの新たな展開へのご提言をいただきました。詳細については,「学びのイノベーション事業・フューチャースクール推進事業」のページをご覧ください。
◎参加者 【地域協議会委員】(敬称略) ・東洋大学文学部教育学科教授【座長】滝川 国芳 ・全国特別支援学校病弱教育校長会副会長,全国病弱虚弱教育研究連盟理事長(静岡県立天竜特別支援学校長)〔欠席〕 ・京都教育大学教職キャリア高度化センター教授(学校運営協議会委員長)桶谷 守 ・京都大学医学部附属病院 教授・医療情報企画部長・病院長補佐 黒田 知宏 ・京都ノートルダム女子大学心理学部准教授 神月 紀輔 ・京都市立藤城小学校長 大畑 眞知子 ・京都市立松原中学校長(京都市立中学校教育研究会情報教育部会会長)森本 哲〔欠席〕 ・京都市立鳴滝総合支援学校長 竹内 香 ・京都市立桃陽総合支援学校保護者代表(PTA会長)近澤 正子 ・京都市教育委員会指導部長【副座長】柴原 弘志 ・京都市教育委員会総務部学校事務支援室長【プロジェクトリーダー】川井 勝博 ・京都市立桃陽総合支援学校長 中東 朋子 【企業】 ・ICT支援員(エヌ・ティ・ティ・コム チェオ株式会社派遣) ・西日本電信電話株式会社 ・エヌ・ティ・ティ・コム チェオ株式会社 ・株式会社ピーパルシード ・株式会社ジェイアール四国コミュニケーションウェア ◎議事等 (1)平成25年度事業報告について (2)協議・指導助言等 第2回学校保健委員会
2月20日(木),第2回学校保健委員会を開催しました。
保健主事と学校安全主任から,平成25年度の学校保健と学校安全の取組の報告があり,学校三師の先生方からご意見や専門的なお話がありました。また京都市桃陽病院看護師長さんからは,本校児童生徒の病院生活の様子や健康管理についてのお話がありました。 訪問教育主任,本校小学部部長・中学部部長,分教室主任からは,児童生徒の健康課題と解決に向けての方策について,またPTA役員の方からは次年度に向けた貴重なご意見をいただきました。 |
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