京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/14
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昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

「学ぶ姿」を学ぶ 2

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 先日は,佛教大学2回生の「先生の卵」の学生さんが訪問されたところですが,7/10(水)には京都教育大学大学院生と同志社女子大学の学生さんが来られ,夜間部のみなさんが真剣に学ぶ姿を学びました。また,夜間部のみなさんへのメッセージをいただきましたので紹介します。

○ この度は,貴重なお時間をいただき,ありがとうございました。わずかな時間での授業参観でしたが,生徒の方々の机に向かう姿勢や学ぶ意欲に満ちた目を見て,その気迫のすごさに驚きました。事前のお話で自分が想像していたよりも素敵でした。私の祖母は,いつも字を書くことを避けている人でした。もう,亡くなってしまったのですが,このような学校があったら,ぜひ行ってほしいと勧めたと思います。全国に,できれば全国各市町村に洛友中学校のような学校ができたらいいのにと心から思いました。
○ 識字教育というものがあるということは知っていましたが,世界の識字状態にない人の多さに驚きました。私は何も考えることがなく,今まで学べる環境にあったということがどれだけ幸せなことなのか実感しました。これから教師として,このような学校があるということを伝えるとともに,教科の楽しさを伝えられるように努力したいです。
○ 講義を聴いた後,授業を参観させていただき,夜間部の生徒さんの勉強への熱意がひしひしと感じられました。「ヤッター! わかった!」という声が教室内に響いていました。自分自身,「学ぶ」とは何か,学びの原点を考えるきっかけとなりました。私の祖母は,中学を卒業はしたものの,学力に大きなコンプレックスを持っています。“できないことが恥ずかしい”という気持ちを少しでも取り除いてあげたいと,なおさら感じました。本日の学びをどう一般の中学生の教育に生かすのか,「学び」をどう中学生に伝えていくのか,ずっと考えながら教壇に立ちたいと思います。
○ 講義を聴かせていただいて,自分自身「学ぶ」ということについて,深く考えず,当たり前のようにきてしまっていたことに気づきました。学ぶことは喜びであることを感じました。教室で100点満点のテストを笑顔で見せてくれた方がいらっしゃいました。学んでできるようになり,その結果が出たという喜びと充実感がその笑顔から伝わってきました。「学校に行くことができる,学ぶことができる」という尊さを教師になった際,子どもたちに伝えなければいけないと感じました。

「学ぶ姿」を学ぶ

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 洛友中の夜間部を訪れた人は,なぜかみんな感動して笑顔で帰って行かれます。毎年交流に訪れる千種小,高津中,下京中や朱雀中の子どもたち,大学生や学校の先生まで,みんなに感動を与えます。夜間部の皆さんには当り前のことかもしれませんが,それはみなさんの「学ぶ姿」です。
 6月27日(木) 佛教大学2回生で,将来小学校や中学校の教師を目指している学生さん39名が洛友中を訪れ,本校をはじめ全国にある夜間中学校のこと,そこで学ばれる生徒さんについての勉強に来られました。夜間部のみなさんへのメッセージをいただきましたので紹介します。

○ 今日は貴重な授業に飛び入りにもかかわらず,快く参加させてくださりありがとうございました。私のおじいちゃんも小学校に通えなかったそうです。そのせいか文字が見るだけで恐いといつも言います。今回のみなさんの学ぶ姿を,学ぶことは恐くないことをおじいちゃんに伝えたいと思います。
○ 教室に入るまではすごい緊張していて,どうしたらいいのか迷っていましたが,教室に入るとみなさんが笑顔で迎え入れてくれてすごくうれしかったです。一文字一文字大事に大事に書いているみなさんを見て,学ぶことの美しさを感じることができました。実際,僕が中学生のころ,みなさんのように楽しく勉強できていなかったかなあと思い出し,みなさんのことを心から尊敬します。
○ みなさんの学びたいという思いがひしひしと伝わってきました。また,担当の先生も言っておられましたが,教えることの難しさも知ることができました。私たちは当たり前のように学校に通い,嫌々授業を受ける。もったいないなと思います。60,70歳になった今,もっと勉強したいという人がたくさんいること,またその人たちの背景には様々な問題があることを知ることができてよかったと思います。生徒のみなさんから中国語や台湾語なども教えてもらってうれしかったです。また,ボランティアで来ます。
○ 初めて来させてもらいました。涙がでそうでした。学校に行くのが当たり前と思っていた自分が恥ずかしかったです。一番印象的だったのが,生徒のみなさんが本当に生き生きと机に向かっていらっしゃったことです。隣にいただけの私でも楽しいと思いました。隣に行くとすぐに「これどうですか?」と声をかけてもらえて本当にうれしかったです。また,来させてください。
○ 自分にとって当たり前だと思っていた勉強がこんなに素晴らしいことで,夜間部に通われている方にとってどんなに尊いことなのかを,洛友中学校のみなさんに教えていただきました。本当にありがとうございました。今日学んだことを私がずっと覚えているだけでなく,これから関わっていく子どもたちに少しでも伝えていけるように,私もたくさんのことを学びます。
○ 私は3組さんにお邪魔させていただきました。教室に入った瞬間,生徒さんの生き生きとして元気な授業風景に正直驚きました。みなさんに「ここ教えて!」とたくさん声をかけていただき嬉しかったです。「こんな年になってから勉強してるんや」と笑っておられましたが,私は年齢に関係なく楽しく学んでおられるみなさんがとても素敵だなと思いました。学ぶってこういうことなんですね。原点に帰れた気がします。ありがとうございました。
○ 初めて夜間中学校に来ましたが,どんな勉強をしているのか,どうして夜間中学校へ来ることになったのか,その背景を知ることができました。
授業のお手伝いをさせていただいたときに,まだまだ未熟な私を「先生」と呼んでくださったことがとても嬉しかったです。また「先生,教えて」という勉強に対する意欲に圧倒されました。私がペンでなおすととても感謝していただき,「ありがとう」と何度も言ってくださったこと,「また来てね」と言ってもらえたことがとても嬉しかったです。
○ 皆さんが勉強に対して一生懸命で,すごくきらきらしていました。たくさん話しかけていただき,もっとお話がしたかったです。全くサポートできなかったのに,「ありがとう」「ありがとう」って言ってもらえることがこんなにも嬉しいことなんだと改めて思いました。小学校,中学校で勉強している子どもたちよりもとても意欲的で,そして自分の授業の受け方と違いすぎて,考えさせられることがたくさんありました。

 夜間部のみなさんには,少し迷惑なことかもしれませんが,みなさんがこうして毎日一生懸命勉強していることをできるだけたくさんの人に知ってもらいたい。子どもの頃,小学校や中学校を卒業できなくて,まだ洛友中のことを知らない人にもその存在をぜひとも知ってもらいたい。そして,さらに今回のように,これから教師を目指している人には必ず知ってほしい学校です。

キャラ弁コンテスト(昼間部)

 6月20日(木)昼間部では,キャラクター弁当(キャラ弁)づくりに挑戦しました。色とりどりの野菜に卵,ソーセージに鶏肉などを調理して,かわいいキャラクターを描いたお弁当がたくさん出来上がりました。

 弁当を作って難しかったところは,色どりを考えるところです。おかずのはいちをどうおくとキレイにみえるかどうかを考えなきゃいけないからです。
 思うどおりにならなくて,とても残念ですが,とてもおいしかったです。ごはんはケチャップライスの上にきんしたまごを作ってオムライスにしました。お家の人に持って帰りました。
 キティちゃん弁当。がんばった所は,ごはんですよで,キティちゃんの顔を書いた所です。手が少しいたかったです。あとは私の好きなアスパラガスベーコン巻きをいれました。
 作るのがうまくいかず,つかれました。I was tired because I didn’t make the lunchbox very well.很好吃了 また,作ってみたいです。今度は上手く作りたいです。
 全然,想像してたのと違ったけど,なんとかできました。難しかったところは,お弁当箱が小さすぎて,どう食べ物を入れるかに苦戦しました。家に帰って食べたらおいしかったです。
 ポテトチップス的な物を作ったのですが,からくり粉が無くてくっついてしまいました。実はきゅうりの下に鶏肉があるのですが,肉の熱できゅうりがなま温かくなり,まずかったです。
 キャラを作る時に目を作るのに苦戦しました。後,卵焼きに砂糖を入れていたので焦げるかなぁと思いましたが,焦げなかったので一安心しました。
 自分の思っていたイメージとは違った仕上がりになってしまったけれど,食べてみたらおいしかったです。ただ,ご飯が少なかったことと,卵焼きに味がついてなかったことが残念でした。

※ 夜間部のみなさんに,仕上がったキャラ弁の写真を見て投票していただきました。  ⇒結果は「5組だより」(7月号)に掲載。
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科学センター学習(夜間部)

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 6月20日(木)夜間部は科学センター学習に出かけました。プラネタリウムで「夏の星座」を見たあと実験室へ。
 学級ごとにそれぞれ「心太づくり」「花こう岩アタック」「生活とコイル」「界面活性剤の科学」のテーマで学びました。みなさん,興味津津,好奇心旺盛で熱心な実験や観察ができました。

上絵付け教室 〜郁文女性会とコラボ〜

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 6月15日(土)郁文地域女性会の皆さん22名参加のもと,「上絵付け教室」を行いました。講師は,本校でも指導していただいている生田さん(陶芸作家),それに昼間部の生徒のお手伝いで行いました。会話を楽しみながら,白いお皿にそれぞれが思い思いの絵を楽しく描き,世界でただ一つの食器を作りました。
 皆さんの作品は,これから窯で焼き,9月の文化祭に展示させていただく予定です。仕上がりが楽しみですね。

心肺蘇生法にチャレンジ!

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 きょう昼間部5組と夜間部1・2組が合同で心肺蘇生法の講習を受けました。本格的な水泳シーズンが目前であることや家庭でも「いざ」というときに備え、とても大切な講習であるため、教職員を含めて参加者全員が真剣なまなざしで受講しました。昼間部の生徒の一人は、「初めての講習でドキドキしたけれど、いざというときに、自分が少しでも役立つことができるかもしれないという自信みたいなものが持てました。」と感想を話してくれました。また、夜間部の生徒の一人は、「孫に何かあったら少しは役にたてることができるかもしれないので、とても良い講習でした。」と話しておられました。まだ、来週に夜間部の3・4組が同じ講習を受講しますが、みんなが緊張している中で、ユーモアいっぱいに和やかな雰囲気で講習して下さった下京消防署の浅井さんと川原さんには、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

連帯感を深める 〜校内球技大会〜

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 6月7日(金)校内球技大会が,とても楽しい雰囲気の中行われました。テーマは「連帯感」。つまり,仲間のつながりを深め,信頼し協力する大切さを学ぶことが目的です。
 ペットボトルボーリング,カーリングゲートボール,玉入れの種目に,昼間部・夜間部の生徒,郁文地域自治連合会長や女性会,教育委員会の皆さんが挑戦しました。そして,今年は大阪の夜間中学校の先生たち(豊中第3中,守口第4中,八尾中)も飛び入りで参加していただき,より活気あふれる大会になりました。

【結果】
  ペットボトルボーリング 1位 C.Mさん  2位 N.Hさん  3位 Y.Bさん
  カーリングゲートボール 1位 郁文女性会  2位 1組,3組,4組
  玉入れ 1位 Cチーム

 いいプレーができた時は喜び合い,失敗したときは励まし合う…当たり前のことかもしれませんが,このようなことが普段の生活の中でどれだけできているのかをふりかえる機会になったのではないでしょうか。人がより楽しく生きていくためにも,「連帯感」というものはとても大切なことですね。

 参加された大阪の先生方へ
 京都の洛友の仲間も,このように毎日楽しく一生懸命学校で学んでいることを大阪の夜間中学の仲間たちにもお伝えください。ありがとうございました。

「春の遠足」感想文

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○ 交通博物館で昔なつかしい見たことのあるような気がしました。コンペイトウ作りがとても楽しかったです。色々な味のするコンペイトウが口の中に広がり,子どもになった気分がしました。孫にアジサイのデザインのコンペイトウをおみやげに買ってやりました。
○ むかしの機関車,せきたんではしる。子どものころ,よくのったこと思いだし,なつかしかった。コンペイトウの色と味をつけるのもおもしろく楽しかった。コンペイトウ,おみやげにわたすと,なつかしいなあと,よろこんでくれました。学校へくると楽しいこともあり,1日楽しくすごせてありがとうございます。
○ 5月25日(土)全校で春の遠足へ行きました。ぜんぶ,先生やさしい。10:30交通科学博物館着。いろいろの模型車両が走っていました。楽しかった。13:00コンペイトウミュージアムやお,コンペイトウの歴史について詳しくわかりやすく教えていただき,その作り方も体験しました。友だちとたくさん話した。おもしろかった。
○ 夜間部の人たちと話したりして楽しかったです。夜間部の人たちがごはんやおかしをくれたり,色々な人たちと話したりできたりしてよかったです。コンペイトウの角の数が24個って決まっているところもすごいなって思いました。
○ コンペイトウがおいしかったです。特に黒コンペイトウがおいしくって,買ってかえろうとしましたが,お金がなくて買えませんでした。
○ 遠足は楽しいです。大阪交通博物館,おもしろかった。コンペイトウミュージアム学習では,白いコンペイトウに色と味がつくのがおもしろかった。
○ 大阪交通博物館には,機関車や客車がいろいろあって,鉄道の好きな自分は大いに楽しめた。ただ,時間に余裕がなく,写真を撮るのが精一杯で,展示資料などあまり見てまわれなかったのが残念だ。コンペイトウミュージアムでは,ビデオ視聴のあいだ眠たくて仕方がなかった。朝,六時に起きて,寝不足気味なのが祟った。それでも,いろいろ試食できたのはよかった。
○ 先生,みなさん,ありがとうございました。翌日,教会に行ってみんなに話しました。少しあつかったんですけど,とても楽しかったです。
○ コンペイトウ作りが楽しかったです。つかみ取りでたくさんのコンペイトウが取れたので,いいおみやげになりました。交通博物館もコンペイトウミュージアムも,もっとたくさん見たかったです。
○ 大阪交通博物館にいったら,この中にいろいろな古い物が展示してました。貨車,電車,船,飛行機などいっぱいあり,初めて見る物もありました。楽しかった。コンペイトウミュージアムでは作ることが楽しかった。色は五つ,味が一杯でおいしかった。

「80歳がスタート」

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 昨日,史上最高齢の80歳で世界最高峰のエベレスト(8,848m)に登頂した三浦雄一郎さんがネパールのカトマンズに無事到着したという記事が新聞に載っていました。
 三浦さんは,「夢を見て,あきらめずに実行した。すばらしい宝物になった」とふりかえり,記者団からの「高齢者へのメッセージは?」という質問では,「70歳や80歳で自分をあきらめる人が多すぎる。まだまだ80歳がスタートだと思えば,人生が面白くなるんじゃないか」とコメントされていました。私はこの記事を見て,この三浦さんの姿が,毎日のように学校へ登校(登頂)して「勉強」に挑戦している夜間部の皆さんの姿と重なり,熱いものが込み上げてきました。
 私たちに,いくつになっても夢を見ることの大切さを示し,それをあきらめないで実行する勇気を与えてもらえました。次は世界で6番目に高いヒマラヤのチョーオユー(8,201m)という山の頂上からスキーで滑りたいと,次の夢へ向けて語っておられます。

春の「遠足」

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 5月25日(土),全校で「春の遠足」へ行きました。

1.昼間部・夜間部が交流しつつ,親睦を深める。
2.日常,何気なく利用したり,食したりするものについての歴史や構造を学び,製作過程を体験する。

 …という目的で,「大阪交通博物館」と「コンペイトウミュージアムやお」を訪れました。天候にも恵まれ,目的を果たすことができたと思います。

             「校外学習」⇒「遠足」
 すべて「学習」に結びつけなければならない,生徒に「学力」を身につけさせなければならないという観点から,昔「遠足」といわれていたものが「校外学習」と呼ばれるようになり,下調べから行事後のレポート作成や発表まで,日常の学習活動として行われるようになりました。
 ところが,本校の「遠足」は,非日常的な空間で,昼間部の生徒と夜間部の生徒が互いにふれあいながら,一人一人が「自分らしさ」を取り戻し,それぞれが自分なりに意味づけをすることで「自己実現」が図れることを目的にしています。
 したがって,「校外学習」を今年度から「遠足」としました。
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