京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/09/18
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昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

『学校』の存在,『学び』の意味 …高校の先生が研修

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 10/2(水),京都府立園部高等学校の教職員が,本校へ研修に来られました。園部高校では毎年,生徒たちに人権学習を行っていますが,その前にそれを指導する先生方自身が,洛友中学校の夜間部の皆さんの学ぶ姿から「学ぶ権利」について勉強に来られたのです。その時に書かれた感想や夜間部の皆さんへのメッセージを紹介します。

○ みなさんの温かさと一生懸命さを感じました。漢字や数学,社会の授業で間違いを恐れず,参加されている姿を見て,本校の生徒もこれくらいの意欲をもってもらえたらと思いました。「学校」,「学び」の意味についても考えさせられる時間でした。「学校は必要とされてはじめて存在する」という言葉にはっとさせられました。生徒も大人も学ぶことで人生が豊かになることを感じさせられました。

○ やはりというか,法律にある権利を保障されていなかった人たちがまだまだおられることを感じるとともに,日本の国の理想と現実のギャップを感じます。しかし,その不利益を被ってきた人たちが自らの意思で学びたいと感じて学びに来るパワーはすごく前向きなものだと思いました。

○ ふだん何気なく使っている文字は,普通に何となく書けるようになって,「書けて当たり前」という意識で大部分の日本人はいると思う。授業参観で見させていただいた生徒さんは一人一人が輝いた目をされていて,もっと漢字が書けるようになりたいとか,上手に書けるようになりたいという強い思いを感じることができた。そのような思いを持ち,毎日学ぶ楽しさを体感しながら勉強している人がおられるということをまず知ることがとても大切だと思いました。子どもたちに夜間部の生徒さんの様子をまず伝えて,そこから歴史や人権について,グローバルな視点を持ちながら,生徒ともに学び合っていきたいと思います。

○ 学ぶという姿勢,学びたいという気持ちを持って授業を受けてらっしゃる姿を拝見し,私たちの方がパワーをいただいたように思います。私が小学生の時の担任の先生が「人間は一生勉強だよ」と言われていたのを改めて思い出させていただいた一日でした。昨日より今日,今日より明日。違う自分が待っています。卒業まで日々精進していかれることを祈念いたしております。

○ 生き生きと学ばれているみなさんの姿を見て感動しました。意欲,やる気を見失いがちな本校の生徒にみなさんが学ばれている様子を紹介し,学ぶことの楽しさ,おもしろさ,意味を考えてもらう機会にしたいと思います。勉強は難しいこともあると思いますが,今日見せていただいたみなさんのやる気とパワーで克服してください。

○ 学びことって,本当にこれなんだ…と,私も一緒に学びたい…と思ってしまいました。先生方も,色々工夫されて授業を進められているんだ…と,すばらしい授業を見せていただきました。

島根県高津中学校から メッセージ!(9/18交流会)

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 9/18(水),今年も高津中学校のみなさんが修学旅行で本校に来て交流会を行いました。高橋教頭先生から話を聞き,夜間部の授業に入って見学をしたり,一緒に授業を受けたりしてもらいました。先日,高津中学校の生徒の皆さんからお礼の手紙とメッセージが届きました。

○ この前は,貴重なお時間をありがとうございました。私が心に残っているのは生徒さん達です。私は国語の授業を見学させていただきました。生徒さんは,誰一人いやな顔をせず,授業に取り組んでおられました。そして,私たちが教えてあげたら「ありがとう。ありがとう」と何回も言ってくださいました。終わったあと,「楽しかった。また来てね」と言ってくださいました。私はすごく心打たれました。差別で,戦争で,勉強ができず,今一生懸命勉強されている方々を見て,悲しくなって,そして自分が情けなくなりました。それは,生徒さんに「今,勉強できることはありがたいこと。だから,勉強頑張って」と言われ,自分の勉強の態度を見直しました。教えていただいたことをこれからの生活にいかしていきたいです。本当にありがとうございました。

○ 私たちに貴重な時間をくださってありがとうございます。そのおかげで,たくさん学ぶことができました。私たちが一緒に勉強した生徒さんに,わからないところをきかれて教えると,「ありがとう」と言ってくださり,「遠くからわざわざ来てくれてありがとね」とか,気づかってくださったりして,とてもうれしい気持ちになりました。私たちが行ったクラスの人たちは,誰も「面倒くさい」とか「いやだなあー」とか思ったり言ったりしている人はいなくて,みんな自分から「やりたい」「学びたい」と思って授業に取り組んでいて,見習いたいと思いました。授業に対する好奇心や物事がわかったときの喜びを私は忘れていました。洛友中学の人を見て,私も好奇心や喜びをもちたいと思いました。それと同時に,みなさんのように私たちと同じ年頃で働いて,勉強を習えない人がいないようにしなきゃいけないんだ!! と思いました。本当にいい勉強をさせてくださってありがとうございます。この気持ちを忘れないよう,授業に取り組んでいきたいと思います。

 その他,「私たちが,今学校で勉強できているということはとてもありがたいことなんだ」「当たり前のことを当たり前にできることは,実はとても幸せであることに気づきました」,「私たちのクラスとは,全然違う空気でびっくりしました」などの感想を寄せていただきました。
 今でも,戦争や差別に苦しむ人たちは世の中にたくさんいます。それは,遠い外国の話ではありません。そんな世の中を変え,明るいこれからの未来を創っていくのは,高津中や本校昼間部の若い皆さん,あなたたちです。

文化祭 ステージ発表

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 27日(金),いよいよ文化祭最終日。ステージ発表の日です。生徒たちは緊張の中,本番を迎えました。郁文地域女性会の「フラダンス」を皮切りに,5組(昼間部)と夜間部の発表が行われます。5組では,この洛友中学校をもっと知ってもらおうと「洛友検定」と題した発表が行われました。夜間部のみなさん達に解答用紙に答を書いてもらい,2人の息の合ったMCにより,ステージと会場が一体となったパフォーマンスが繰り広げられました。夏休みに5組で行った宿泊旅行の内容や洛友中学校のCMも織り込みながら,コンピュータを駆使し,映像と音楽でわかりやすく,そして5組の笑顔が何より感動的でした。

 夜間部は,劇「ぼくのだ! わたしのよ!」の発表です。けんか好きの3匹のカエルが様々なことを体験して成長し,「仲間の大切さ」「共に生きる尊さ」を学んでいく物語です。ラストシーンでは,東日本大震災で甚大な被害に遭いながらも一人の犠牲者も出さなかった岩手県釜石小学校の児童のみなさんが,避難所で寂しく苦しい中でも互いに励まし合うために歌ったという釜石小学校の校歌を,私たちも昼間部と夜間部とで合唱しました。

 「仲間の大切さ」「共に生きる尊さ」…これこそが,私たち洛友中学校がこれまで大切にしてきたこと,そしてこれからも大切にしていかねばならないことです。夜間部のみなさん,感動的な発表をありがとうございました。大阪や兵庫から来られた夜間中学校のみなさんも,本校のステージ発表を見て,とても感動して帰られました。

文化祭 作品展(1)

 25日(水)〜27日(金)の3日間,本校の生徒をはじめ,郁文地域の方,京都芸術教育コンソーシアムの学生さんなどの絵画や陶器,壁新聞,色紙,書道,写真などの作品が数多く展示され,訪問された方々からは「とても見ごたえがあり,迫力が伝わって感動しました」などの感想をいただきました。

【光のアート】
 5組(昼間部)で夏休み前に作った風鈴が「光のアート」として復活!
さわやかな音色とともに優しく輝いています。
【静物画など】
 美術の時間に描いた静物画やデザイン画,書道,家庭科で苦労して作ったテディベアなどが並んでいます。
【油絵】
 遠藤剛熈先生に指導いただいた油絵がずらり。個性豊かな絵が仕上がりました。
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文化祭 作品展(2)

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 夏休みに5組(昼間部)で宿泊旅行に行ったときの思い出を壁新聞にまとめました。大塚美術館で「テルマニ・ロマエ」の恰好をしたり,あすたむらんどで自然科学の体験をしたり,イングランドの丘で動物たちとふれあったりしたことが,とてもわかりやすくまとめられています。レイアウトはみんなで考え,パソコンで題字を作ったり,写真をプリントアウトしたりする人,文章を考える人,それを清書する人など,それぞれの得意技を結集した大作です。

文化祭 作品展(3)

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【フォトコンテスト】
 5組「フォトコンテスト」。テーマは『癒し』。箱には投票がたくさんされていました。どの写真が選ばれるのか!
【インタビュー】
 1年5組が11人の教職員にインタビュー。趣味や特技,好きな食べ物や芸能人,この学校のことで自慢できるところなどを聞きとりました。先生たちの意外な一面をのぞくことができました。
【理科】
 5組の理科の授業で行っている実験や観察などの感想や意見がたくさん書かれ,科学に対する興味や関心の高さを感じました。
【中山写真展】
 長年にわたって,本校を撮り続けていただいている報道カメラマン,中山さんの写真展です。

文化祭 作品展(4)

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 国語の授業で取り組んだ作品。5組では今の気持ちを色紙に書き,夜間部では川柳や詩,作文などで自分を表現しました。それぞれの気持ちや思いがひしひしと伝わってきました。

文化祭 ギャラリートーク

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 作品を出展していただいた学生さんが,なぜこの作品を作ろうと思ったのか,それぞれの作品に対する思いなどを語っていただきました。鑑賞者からは,「制作時間はどれくらい?」「どういうところを工夫しましたか」などの質問や,「白と黒だけしか使っていないのに庭などがハッキリと見えます」などの感想が寄せられました。

○ 現代アート「彼女の人生ゲーム」(成安造形大学・真下聡美さん)
 「人生ゲーム」という双六を参考に,私の人生で起きたことをこのような作品にしました。今まで自分の気持ちの中で,お荷物に感じていたことや引っかかっていたことを何回も人に相談するのが面倒になり,こうして作品にするうちに面白くなってきました。そして,気持ちもとても軽くなってきました。

○ アニメーション「ガムシャラ」「今日のしろくまさん」(京都嵯峨芸術大学・武智巧起さん/栗本佳奈さん)
 僕はテレビのアニメが好きなので,ストーリー性のあるものを考え,自分がやりたいことを詰め込んでガムシャラに作りました。
 ふだん,私が生活しているところ(学校や家など)にアニメを登場させたら面白いなぁと思って作りました。白くまがとても好きなので白くまを登場させました。

○ 立体作品「DIVE」(京都嵯峨芸術大学・川上達弘さん)
 海の底をイメージできるように底は濃く,上は薄くなるグラデーションにし,本物の魚が海の中に入ったような感じで作りました。階層になっていますが,本をめくるように1ページ1ページ潜っていくというイメージで考えてほしいと思います。バラバラにすると,パズルのように楽しめます。

○ 絵画「風景」「skin」「無題」(京都精華大学・中田友里さん)
 自分の家の近くなどで感動した風景を描きました。また,シワシワになっているものが好きで,自分の皮膚や葉の葉脈も描きました。「無題」というのは,あえてテーマをつけず,絵から自由に何かを感じてほしいと思っています。

文化祭 作品展&ワークショップ(1)

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 25日(水) 文化祭初日の取組が行われました。本校生徒をはじめ,地域の方や京都芸術教育コンソーシアムの学生さんの作品が数多く展示され,ワークショップも行われました。昼間部生徒と夜間部生徒,そして学生や地域の人たちが交流して楽しみました。

 5組(昼間部)では,このワークショップ「ステンシル」に向けて,たくさんの型紙を切り抜き,試作品を作るなど,一生懸命に準備を進めてきました。当日本番,昼間部生徒の指導のもと,夜間部の生徒さんが好きな型紙を選び,思い思いの色の染料を使い,とてもカラフルで個性豊かなバッグ(カバンの型染め)が出来上がりました。夜間部の人たちが真剣な面持ちで取り組む姿と,出来上がったときの喜びの笑顔が印象的でしたね。


※ 本日(9/26)京都新聞朝刊「市民版」に,本校の取組を紹介していただきましたが,残念ながら訂正がいくつかあります。

・中京区→下京区
・学校行事を紹介するポスター→壁新聞
・市内の5大学→(成安造形大学は滋賀県)
・「カバンの型染め」は芸術系の学生によるものではなく,5組(昼間部)生徒が夜間部の生徒さんに楽しんでもらうために,一生懸命に時間をかけて準備をして取り組んだ「ステンシル」のワークショップです。

以上,京都新聞の記事の訂正をさせていただきます。

文化祭 作品展&ワークショップ(2)

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 京都市立芸術大学の学生さん達の「フラワーディップアート」では,針金で形を作って樹脂の液につけると,きれいな花が出来上がり,思わず歓声が上がっていました。
 また,京都精華大学の学生さん達の「似顔絵」では,特徴をしっかりとらえた似顔絵,ちょっと若く見える?似顔絵,笑顔が素敵な似顔絵などたくさん出来上がりました。
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昼間部(5組)通信

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