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最新更新日:2025/07/22 |
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「梅一輪」![]() この俳句は江戸時代の俳人服部嵐雪の作品です。この俳句を使った授業をこんなふうにされた小学校の先生がおられます。 「梅一輪 一輪ほどの暖かさ」を子どもたちに読んでもらうと、「梅一輪 / 一輪ほどの / 暖かさ」と五・七・五の俳句のリズムで読んでくれます。季節を感じさせる言葉(季語)とその季節は何ですかと尋ねると、「梅」で「春」ですと答えてくれます。 では、「春」のはじめですか、中ごろですか、終わりごろですか、と尋ねる。「早春」「仲春」「晩春」という言葉を教える。子どもたちの答えは、「早春」と「仲春」が半分半分くらい。「晩春」と答えた子もいた。 次に「ほど」の意味を辞書で調べてもらいます。俳句で使われている「意味」はどれですか。A「それとほぼ同じ程度」、B「〜するにつれて、ますます」に意見が分かれる。 この俳句の「解釈」を次から選ぶとすると 1.梅が一輪咲き、それを見るとわずかではあるが、一輪ほどの暖かさが感じられる。 2.梅の花が一輪ずつ咲くにつれて、少しずつ暖かくなる。 「ほど」をAで解釈すれば1.、Bで解釈すれば2.となる。 子どもたちにどちらの解釈が好みですかと尋ねると、Aだという子が多かった。「味わい深い」という感想がたくさん出された。 再度、「春」のいつかを尋ねると、ほとんどの子が「早春」だと答えました。 1.の解釈であっても、2.の解釈であっても、まだ肌寒さの残る季節の中、見つけた梅の花を見て感じたことを表現したのでしょう。そんな様子を思い浮かべながら、もう一度みんなでこの俳句を音読しました。 梅が咲くのを見て春の到来を知ることを「梅暦」「うめごよみ」と言います。この時期に咲く梅は寒風や雪に耐えて、春が来るまで咲き続けます。 中国では寒い中でも青々と葉を茂らせる松と竹、これに梅を加えて「歳寒の三友」と呼び、逆境や乱世で友とすべきものの例えとしました。「三寒四温」の後には、必ず暖かい春がやって来ます。その日のために、今できることをしっかりと。 「上巳の節句」![]() この雛人形は災厄を移して流す人形(ひとがた)が起源とされ、平安時代に始まるとされています。当時の雛人形は、紙・土・草木などで作られた立ち雛で、安定の良い座り雛は室町時代から登場し、桃の節句に雛人形を飾るようになったのは江戸時代からと言われています。雛人形の飾り方も、京都を中心とする関西では「お内裏様」を向かって右側に飾り、関東では逆になります。 明りをつけましょ 雪洞に あ花をあげましょ 桃の花 五人囃子の 笛太鼓 今日は楽しい 雛祭り お内裏様と お雛様 二人並んで すまし顔 お嫁にいらした ねえさまに よく似た官女の 白い顔 金の屏風に 映る灯を かすかにゆする 春の風 少し白酒 めされたか 赤いお顔の 右大臣 着物を着替えて 帯締めて 今日は私も 晴れ姿 春の弥生の この良き日 何よりうれしい 雛祭り 雛祭りによく耳にするこの歌の題名は「うれしいひなまつり」で、「小さい秋見つけた」などで知られる詩人サトウ・ハチローの作詞によるものです。この歌は、平成19年に文化庁と日本PTA協議会が選定した、親子で長く歌い継いでほしい歌として、「日本の歌百選」にも選ばれました。 「ウエスティ吹奏楽祭」![]() ![]() ![]() この吹奏楽祭は、西京区にあります8校の中学校吹奏楽部が一堂に会し、日ごろの練習の成果を発表し、また、合同演奏を行うことによって交流を深めるとともに、地域・保護者の皆様方とのふれあいを深めることを目的として設けられたものです。 今年度も午前・午後の部にそれぞれ4校ずつに分かれて出演し、各校の演奏と4校による合同演奏を行いました。 大枝中学校吹奏楽部は午前の部の4番目に登場し、「時の風を飛ぶドラゴン」「スーパーマリオブラザース」「恋するフォーチュンクッキー」の3曲を演奏してくれました。3曲目の「恋するフォーチュンクッキー」では、舞台前方に出て踊りを披露するパフォーマンスも入り、会場を大いに盛り上げてくれました。 演奏終了後、引き続いて午前の部の4校合同演奏となり、桂川中・洛西中・松尾中・大枝中の総勢132名のビックバンドの迫力ある演奏で、「炎のランナー」「あぁ人生に涙あり〜水戸黄門のテーマ〜」「小さな恋の歌」を演奏してくれました。 午後の部も、大枝中学校吹奏楽部のメンバーがアナウンスや舞台設定などを担当し、午後の部の運営をしっかりと支えてくれました。吹奏楽部の皆さんのすばらしい演奏をありがとうございました。そして、お疲れさまでした。 |
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