最新更新日:2024/10/18 | |
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祇園祭 山鉾見学
昨日,昼間部は浴衣を着て,祇園祭の山鉾見学に出かけました。浴衣の着付けは,いつものように郁文女性会のみなさんにお願いしました。様々な山や鉾が立ち並び,たくさんの出店に,多くの観光客,そして慣れない着物に,歩きにくい下駄…(+o+)。少し疲れましたが,祇園祭を満喫しました。帰りに木賊山に立ち寄り,御神体人形や水引などを見せていただき,川添さん(郁文中学校の卒業生だそうです)から祇園祭や木賊山について教えていただきました。
【木賊山】 謡曲「木賊(とくさ)」に由来する山。わが子を人にさらわれて,一人信濃国伏屋(しなののくにふせや)の里で木賊を刈る翁をあらわしている。能の舞台では,木賊を刈る翁に声をかけた僧が,翁の家に招かれ,酒杯を重ねているうちに翁はわが子を思い出してして泣き始め,そして踊り狂うという展開で,最後は僧が伴っていた少年が実は翁の子であり,親子が対面するというお話である。 千種小学校の皆さんとの交流(夜間部)
本校の夜間部と宍粟市立千種小学校6年生のみなさんとが交流を始めて5年目になります。毎年,京都に修学旅行に来られた際に本校に来られます。今年も,6月6日に交流を行い,先日その時の感想文が送られてきましたので,一部ですが紹介します。
○ 私は,洛友中学校夜間部の生徒さんを見て,改めて勉強は大切で楽しいということがわかりました。なぜかというと,夜間部に通っている人たちは,わからないところをすぐに先生に質問したりしてすごく楽しそうに授業を受けてらっしゃったからです。私たちは,今,当たり前のように学校に通っています。でも,そこに通ってらっしゃる生徒さんたちは,戦争や差別などの理由で学校に通うことが当たり前じゃありませんでした。(中略)だから,これからは一生懸命に勉強されているみなさんを見習って,私ももっと勉強をがんばろうと思いました。 ○ 昔,学校に行けなかった理由は,韓国・朝鮮の人たちを差別したり,理由のない差別をされて働くことができなくてお金がなかったり,戦争で勉強ができなかった人たちがほとんどでした。私の母も,中国の人で,日本に来たばかりの時は,ぜんぜん言葉がわからなくて,優しくしてくれる人もいれば,中国の人だからいやなど,差別をする人もいましたが,今までがんばってきました。洛友中学校には,母みたいにすごく努力をして日本語や文字などを覚えている生徒さんがいるんだなと思いました。(中略)別れるときは,いっぱい手をふってくれたので,いっぱいふりかえしました。これからは,勉強を楽しんでやりたいです。 ○ まず,はじめに,校長先生の話を聞きました。ここに通っている人はみんないやいや学校にきているわけではなくて,自分からすすんで来ているんだよと言われていて,ぼくは学校に行くのがたまにいやになるときがあるけど,ここに通っている生徒さんは好きで行っているということを知って,すごいなぁと思いました。ぼくも学校にくることを当たり前だとは思わずに,感謝して学校にきたいと思いました。(中略)それともう一つ,字がむちゃくちゃキレイでびっくりしました。ぼくの字よりはるかにキレイで,きっと勉強に集中してきたからだと思います。 ○ 最初はきんちょうしていたけど,生徒さんから話しかけてくださって,ぼくたちの方からも話しかけれるようになりました。ぼくたちが見学していると,勉強の内容を親切に教えてくださいました。(中略)洛友中学校の生徒さんは弱音もはかずに一生懸命がんばっていらっしゃいました。ぼくは洛友中学校に行って,学校に行けることや勉強を学ぶことができるということはとても幸せなことだと思いました。「今まで知らなかったことを知ったときうれしいから勉強する」ということが学びの原点だと聞きました。洛友中学校に来てこの言葉の意味がよくわかりました。(中略)これからは,勉強が面倒くさいなとか思うとき,洛友中学校のみなさんを思い出して勉強をがんばりたいです。 ○ 「字まちがってない?」と聞かれました。まちがっているところを教えてあげたら,「やっぱりかしこいね」と言われました。うれしかったです。(中略)みんなで「あしたははれる」を歌いました。大きな声で歌うことができました。次に,感想を言いました。言い終わると3組で勉強を教えた方が,声を出して大きな拍手をしてくれました。すごくうれしかったです。帰るとき,たくさんの方が手をふってくださって,少しさみしくなりました。洛友中学校の方は,お昼仕事をしてこられる方もいて,しんどいと思うのに勉強がしたいという気持ちになるのがすごいです。やっぱり,勉強は大切だなーと思いました。 ○ 洛友中学校の生徒さんはとても優しくて,私に話しかけてくださったときはうれしかったです。そのときの授業は算数で,同じ三角形を書きなさいという問題で,先生が「手の空いている人は教えてください」と言われ,どう教えたらいいのか不安だったけど,とても熱心に聞いてくださっていたのがすごく心に残っています。お礼に歌を歌って,とてもうれしそうに聞いてくれていた人がいて感動しました。バスに乗って,身を乗り出して手をふりました。また会えたらいいなと思いました。 「油絵教室」Part1 at 遠藤剛煕美術館
昨日,全校生徒(昼間部・夜間部合同)で地域(高辻猪熊町)にある「遠藤剛煕美術館」を訪れ,「油絵教室」の第1弾として,館内にある遠藤先生の作品を鑑賞したり,油絵について教えていただいたりしました。
学芸員の内藤さんから遠藤先生の作品について解説をしていただき,「自然」「大地」「生命」を感じさせる多くの作品を鑑賞した後,絵の具の道具をはじめ,油絵に関することを詫磨さんから教わりました。また,「水彩画と油絵との違い」や「木の上の方が描かれていない理由」など生徒からの質問にていねいに答えていただきました。最後に,遠藤先生の「一筆入魂」のデッサンを披露していただきました。2回目は来週の木曜日。いよいよ実際に油絵を描いてもらいます。楽しみですね。 「学ぶ姿」を学ぶ 2
先日は,佛教大学2回生の「先生の卵」の学生さんが訪問されたところですが,7/10(水)には京都教育大学大学院生と同志社女子大学の学生さんが来られ,夜間部のみなさんが真剣に学ぶ姿を学びました。また,夜間部のみなさんへのメッセージをいただきましたので紹介します。
○ この度は,貴重なお時間をいただき,ありがとうございました。わずかな時間での授業参観でしたが,生徒の方々の机に向かう姿勢や学ぶ意欲に満ちた目を見て,その気迫のすごさに驚きました。事前のお話で自分が想像していたよりも素敵でした。私の祖母は,いつも字を書くことを避けている人でした。もう,亡くなってしまったのですが,このような学校があったら,ぜひ行ってほしいと勧めたと思います。全国に,できれば全国各市町村に洛友中学校のような学校ができたらいいのにと心から思いました。 ○ 識字教育というものがあるということは知っていましたが,世界の識字状態にない人の多さに驚きました。私は何も考えることがなく,今まで学べる環境にあったということがどれだけ幸せなことなのか実感しました。これから教師として,このような学校があるということを伝えるとともに,教科の楽しさを伝えられるように努力したいです。 ○ 講義を聴いた後,授業を参観させていただき,夜間部の生徒さんの勉強への熱意がひしひしと感じられました。「ヤッター! わかった!」という声が教室内に響いていました。自分自身,「学ぶ」とは何か,学びの原点を考えるきっかけとなりました。私の祖母は,中学を卒業はしたものの,学力に大きなコンプレックスを持っています。“できないことが恥ずかしい”という気持ちを少しでも取り除いてあげたいと,なおさら感じました。本日の学びをどう一般の中学生の教育に生かすのか,「学び」をどう中学生に伝えていくのか,ずっと考えながら教壇に立ちたいと思います。 ○ 講義を聴かせていただいて,自分自身「学ぶ」ということについて,深く考えず,当たり前のようにきてしまっていたことに気づきました。学ぶことは喜びであることを感じました。教室で100点満点のテストを笑顔で見せてくれた方がいらっしゃいました。学んでできるようになり,その結果が出たという喜びと充実感がその笑顔から伝わってきました。「学校に行くことができる,学ぶことができる」という尊さを教師になった際,子どもたちに伝えなければいけないと感じました。 「学ぶ姿」を学ぶ
洛友中の夜間部を訪れた人は,なぜかみんな感動して笑顔で帰って行かれます。毎年交流に訪れる千種小,高津中,下京中や朱雀中の子どもたち,大学生や学校の先生まで,みんなに感動を与えます。夜間部の皆さんには当り前のことかもしれませんが,それはみなさんの「学ぶ姿」です。
6月27日(木) 佛教大学2回生で,将来小学校や中学校の教師を目指している学生さん39名が洛友中を訪れ,本校をはじめ全国にある夜間中学校のこと,そこで学ばれる生徒さんについての勉強に来られました。夜間部のみなさんへのメッセージをいただきましたので紹介します。 ○ 今日は貴重な授業に飛び入りにもかかわらず,快く参加させてくださりありがとうございました。私のおじいちゃんも小学校に通えなかったそうです。そのせいか文字が見るだけで恐いといつも言います。今回のみなさんの学ぶ姿を,学ぶことは恐くないことをおじいちゃんに伝えたいと思います。 ○ 教室に入るまではすごい緊張していて,どうしたらいいのか迷っていましたが,教室に入るとみなさんが笑顔で迎え入れてくれてすごくうれしかったです。一文字一文字大事に大事に書いているみなさんを見て,学ぶことの美しさを感じることができました。実際,僕が中学生のころ,みなさんのように楽しく勉強できていなかったかなあと思い出し,みなさんのことを心から尊敬します。 ○ みなさんの学びたいという思いがひしひしと伝わってきました。また,担当の先生も言っておられましたが,教えることの難しさも知ることができました。私たちは当たり前のように学校に通い,嫌々授業を受ける。もったいないなと思います。60,70歳になった今,もっと勉強したいという人がたくさんいること,またその人たちの背景には様々な問題があることを知ることができてよかったと思います。生徒のみなさんから中国語や台湾語なども教えてもらってうれしかったです。また,ボランティアで来ます。 ○ 初めて来させてもらいました。涙がでそうでした。学校に行くのが当たり前と思っていた自分が恥ずかしかったです。一番印象的だったのが,生徒のみなさんが本当に生き生きと机に向かっていらっしゃったことです。隣にいただけの私でも楽しいと思いました。隣に行くとすぐに「これどうですか?」と声をかけてもらえて本当にうれしかったです。また,来させてください。 ○ 自分にとって当たり前だと思っていた勉強がこんなに素晴らしいことで,夜間部に通われている方にとってどんなに尊いことなのかを,洛友中学校のみなさんに教えていただきました。本当にありがとうございました。今日学んだことを私がずっと覚えているだけでなく,これから関わっていく子どもたちに少しでも伝えていけるように,私もたくさんのことを学びます。 ○ 私は3組さんにお邪魔させていただきました。教室に入った瞬間,生徒さんの生き生きとして元気な授業風景に正直驚きました。みなさんに「ここ教えて!」とたくさん声をかけていただき嬉しかったです。「こんな年になってから勉強してるんや」と笑っておられましたが,私は年齢に関係なく楽しく学んでおられるみなさんがとても素敵だなと思いました。学ぶってこういうことなんですね。原点に帰れた気がします。ありがとうございました。 ○ 初めて夜間中学校に来ましたが,どんな勉強をしているのか,どうして夜間中学校へ来ることになったのか,その背景を知ることができました。 授業のお手伝いをさせていただいたときに,まだまだ未熟な私を「先生」と呼んでくださったことがとても嬉しかったです。また「先生,教えて」という勉強に対する意欲に圧倒されました。私がペンでなおすととても感謝していただき,「ありがとう」と何度も言ってくださったこと,「また来てね」と言ってもらえたことがとても嬉しかったです。 ○ 皆さんが勉強に対して一生懸命で,すごくきらきらしていました。たくさん話しかけていただき,もっとお話がしたかったです。全くサポートできなかったのに,「ありがとう」「ありがとう」って言ってもらえることがこんなにも嬉しいことなんだと改めて思いました。小学校,中学校で勉強している子どもたちよりもとても意欲的で,そして自分の授業の受け方と違いすぎて,考えさせられることがたくさんありました。 夜間部のみなさんには,少し迷惑なことかもしれませんが,みなさんがこうして毎日一生懸命勉強していることをできるだけたくさんの人に知ってもらいたい。子どもの頃,小学校や中学校を卒業できなくて,まだ洛友中のことを知らない人にもその存在をぜひとも知ってもらいたい。そして,さらに今回のように,これから教師を目指している人には必ず知ってほしい学校です。 キャラ弁コンテスト(昼間部)
6月20日(木)昼間部では,キャラクター弁当(キャラ弁)づくりに挑戦しました。色とりどりの野菜に卵,ソーセージに鶏肉などを調理して,かわいいキャラクターを描いたお弁当がたくさん出来上がりました。
弁当を作って難しかったところは,色どりを考えるところです。おかずのはいちをどうおくとキレイにみえるかどうかを考えなきゃいけないからです。 思うどおりにならなくて,とても残念ですが,とてもおいしかったです。ごはんはケチャップライスの上にきんしたまごを作ってオムライスにしました。お家の人に持って帰りました。 キティちゃん弁当。がんばった所は,ごはんですよで,キティちゃんの顔を書いた所です。手が少しいたかったです。あとは私の好きなアスパラガスベーコン巻きをいれました。 作るのがうまくいかず,つかれました。I was tired because I didn’t make the lunchbox very well.很好吃了 また,作ってみたいです。今度は上手く作りたいです。 全然,想像してたのと違ったけど,なんとかできました。難しかったところは,お弁当箱が小さすぎて,どう食べ物を入れるかに苦戦しました。家に帰って食べたらおいしかったです。 ポテトチップス的な物を作ったのですが,からくり粉が無くてくっついてしまいました。実はきゅうりの下に鶏肉があるのですが,肉の熱できゅうりがなま温かくなり,まずかったです。 キャラを作る時に目を作るのに苦戦しました。後,卵焼きに砂糖を入れていたので焦げるかなぁと思いましたが,焦げなかったので一安心しました。 自分の思っていたイメージとは違った仕上がりになってしまったけれど,食べてみたらおいしかったです。ただ,ご飯が少なかったことと,卵焼きに味がついてなかったことが残念でした。 ※ 夜間部のみなさんに,仕上がったキャラ弁の写真を見て投票していただきました。 ⇒結果は「5組だより」(7月号)に掲載。 科学センター学習(夜間部)
6月20日(木)夜間部は科学センター学習に出かけました。プラネタリウムで「夏の星座」を見たあと実験室へ。
学級ごとにそれぞれ「心太づくり」「花こう岩アタック」「生活とコイル」「界面活性剤の科学」のテーマで学びました。みなさん,興味津津,好奇心旺盛で熱心な実験や観察ができました。 上絵付け教室 〜郁文女性会とコラボ〜皆さんの作品は,これから窯で焼き,9月の文化祭に展示させていただく予定です。仕上がりが楽しみですね。 心肺蘇生法にチャレンジ!連帯感を深める 〜校内球技大会〜
6月7日(金)校内球技大会が,とても楽しい雰囲気の中行われました。テーマは「連帯感」。つまり,仲間のつながりを深め,信頼し協力する大切さを学ぶことが目的です。
ペットボトルボーリング,カーリングゲートボール,玉入れの種目に,昼間部・夜間部の生徒,郁文地域自治連合会長や女性会,教育委員会の皆さんが挑戦しました。そして,今年は大阪の夜間中学校の先生たち(豊中第3中,守口第4中,八尾中)も飛び入りで参加していただき,より活気あふれる大会になりました。 【結果】 ペットボトルボーリング 1位 C.Mさん 2位 N.Hさん 3位 Y.Bさん カーリングゲートボール 1位 郁文女性会 2位 1組,3組,4組 玉入れ 1位 Cチーム いいプレーができた時は喜び合い,失敗したときは励まし合う…当たり前のことかもしれませんが,このようなことが普段の生活の中でどれだけできているのかをふりかえる機会になったのではないでしょうか。人がより楽しく生きていくためにも,「連帯感」というものはとても大切なことですね。 参加された大阪の先生方へ 京都の洛友の仲間も,このように毎日楽しく一生懸命学校で学んでいることを大阪の夜間中学の仲間たちにもお伝えください。ありがとうございました。 |
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