京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/07/10
本日:count up5
昨日:74
総数:632649
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
学校教育目標 社会適応力の育成 〜変化する未来に向けて〜

ちょっといい話―146―

 久しぶりの「ちょっといい話」を・・・。
 「亡くなって初めて分かる大切な人の存在・・・」「もっと大事にしておけばよかった・・・」「後悔してもしきれない・・・」,そんな悲しい,切ない思いが伝わってくる「ちょっといい話」を紹介します(「泣ける話」より)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

               『じいちゃん大好きです』

 俺は小学生の頃,よく祖父と一緒に寝ていた。祖父は暖かくて,祖父の手を枕にしてよく寝ていた。祖父も俺のことをかなり可愛がってくれたと思う。

 中学生になってもよく一緒に寝ていたが,3年生くらいになると急に寝なくなった。というのも反抗期が来ていたため,祖父が「一緒に寝よう」と言って布団に入ってきたりするとよく布団の外へ放り出した。そんなことがあっても祖父は俺を可愛がってくれたが,俺はうざくてひどい言葉を言っていて,段々と祖父も何も言わなくなっていった。

 そして祖父がある日脳梗塞で倒れた。しかし俺はその時高校2年生で,不良のような感じになっていたため,お見舞いは1回しか行かなかった。がその1回を祖父はとても喜んでくれていた。

 そんな関係を続け,俺も大学に入り祖父の存在なんか忘れていた頃,父から祖父が死んだとの連絡が入り,さすがの俺も病院に急行した。本当に祖父は死んでいた。俺は泣かずに涙をこらえていたが,そんな俺を見て父があるものを渡してきた。それは小学4年生くらいの頃祖父と東京タワーに行ったときに描いてもらった俺の絵である。そんなに古いものを祖父は大事に持っていてくれた。俺は涙が止まらず,どーしてもっとお見舞いに行かなかったんだろうとか,八つ当たりしたのかと悔やんだ。祖母によると祖父はいつも俺の話をしてくれたらしい。「元気か?」とか「受験受かったか?」とか,色々と心配してくれていたとのことだった。

 俺は祖父の手をとって自分の頬に当てた。その手は昔のような暖かさはなく冷たかった。でもその手のおかげで,俺の心は昔の暖かさを取り戻した。じいちゃん大好きです。


今日は,『世界人権デー』です!!

 朝は雨模様の天候でしたが,ようやく青空が出てきました。
今日12月10日は,「世界人権デー」です。本校でも11月から集中して,学年別に個別の人権課題について学習してきました。そして,先週の4日には矢吹さんの講演も聞き,人権意識を高めてきました。ここでもう一度,「人権デー」が世界共通の願いで定められた意義を考えてみましょう!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 『国際連合は,1948年(昭和23年)12月10日の第3回総会において,世界における自由,正義及び平和の基礎である基本的人権を確保するため,全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として,世界人権宣言を採択したのに続き,1950年(昭和25年)12月4日の第5回総会においては,世界人権宣言が採択された日である12月10日を「人権デー」と定め,全ての加盟国及び関係機関が,この日を祝賀する日として,人権活動を推進するための諸行事を行うよう,要請する決議を採択しました。

 我が国においては,法務省と全国人権擁護委員連合会が,同宣言が採択されたことを記念して,1949年(昭和24年)から毎年12月10日を最終日とする1週間(12月4日から同月10日まで)を,「人権週間」と定めており,その期間中,各関係機関及び団体の協力の下,世界人権宣言の趣旨及びその重要性を広く国民に訴えかけるとともに,人権尊重思想の普及高揚を図るため,全国各地においてシンポジウム,講演会,座談会,映画会等を開催するほか,テレビ・ラジオなど各種のマスメディアを利用した集中的な啓発活動を行っています。
 皆さんもお近くの催しに参加して,「思いやりの心」や「かけがえのない命」について,もう1度考えてみませんか?(「法務省」ホームページより)』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  最後に,以下の詩を皆さんに紹介します。人権の大切さ・尊さと,人権を獲得していくことの崇高さを考えさせてくれる詩です。

            『いつの日か,かならず』
                            吉野 源三郎

 未開のころ,人間は夜の暗さをどうすることもできなかった。火を使うことになって,人間はやっと暗闇にうちかちはじめた。そして今日,人類の文明は夜の暗さを征服してしまった。
 しかし,世の中には,まだ暗闇がある。夜の暗さに劣らない暗闇がある。人間の世の中が,人間を不幸にしているという暗さは,まだ残っている。

 だが,この暗闇だって,人類は征服できないわけではない。未開人が火を手に入れたように,今日の人類は「人間のとうとさ」をすでに知った。このとうとさを,どこまでもつらぬこう。そのための私たちの知恵,私たちの努力,私たちの協力がぐんぐんのびてゆけば,それだけ世の中の闇はしりぞいていくのだ。そしていつの日にか,今の暗さも必ず征服されるだろう。いつの日か,かならず・・・。

 たれもかれもが力いっぱいに
 のびのびと生きてゆける世の中
 たれもかれも「生まれてきてよかった」
 と思えるような世の中
 じぶんをたいせつにすることが
 同時に人を大切にすることになる世の中
 そういう世の中をこさせる仕事が
 きみたちの行くてにまっている
 大きな大きな仕事
 生きがいのある仕事

12月8日(日) 日野学区 クリーンキャンペーン

 日野学区の2回目の「クリーンキャンぺーン」が,12月8日(日)に行われました。今回は,伏見支部の生徒会の「美化活動」とも重ねて,地域の方々と一緒に校区内の清掃活動を行いました。バレー部・サッカー部・テニス部・野球部・陸上部・吹奏楽部の有志と,生徒会から全校に呼びかけてのボランティアの約80名で地域の意美化活動に取り組みました。ゴミ拾いをしながら,そして地域がきれいになるにつれ,気持ちも晴れやかになってきました。思ったほどゴミは以前より多くはありませんでしたが,「“私はもうゴミは捨てんとこっ!”と思った!!」と何人かの生徒は言っていました。地域の美化に取り組むことで,地域に対する美化意識も高まりました。地域の皆さん,大変お世話になりました。参加してくれた生徒の皆さん,校区がきれいになりました。ありがとうございました。
画像1
画像2
画像3

3年生 第4回 土曜学習会

画像1
画像2
 12月7日(土),3年生の「第4回土曜学習会」がありました。テストが終わっての「土曜学習会」ですが,30名あまりの人たちが熱心に自学自習に取り組んでいました。3年生にとっては,16日(月)から始まる個人懇談会で最終の進路選択をします。いよいよという感じです。その緊張感が,学習会に参加している人たちからヒシヒシと伝わってきました。共に学ぶ学習集団として,進路決定に向けての壁を1つ1つ乗り越えていってください。

春日丘中学生 439名に向けて 〜「人権」のお話〜(人権講演会・保護者懇談会)

画像1
画像2
画像3
12月4日(水),人権週間の初日に「人権講演会」と「保護者懇談会」を行いました。今回は,日本自立生活センターでピアカウンセラーのお仕事をされています「矢吹 文敏」さんから,「障害者に対する差別の問題」について講演をしていただきました。矢吹さんは,生まれつき骨が弱い「骨形成不全症」という病気にかかり,不自由な思いをしながらもたくましく・優しく生きてこられました。温かく静かな語り口調の中に,社会の中で共に生きていくことへの熱と光を感じました。矢吹さんのその思いは,生徒・教職員,そしてご来校いただきました保護者・地域の方々の心に十分に沁みていきました。以下に,各学年から1名の生徒の感想文を紹介します。

<生徒感想文>

 ・今日の講演会での矢吹さんの話を聞いて,たくさんのことを学ぶことができました。私がいつもやっていることが,矢吹さんにとってはとても大変で苦労することがたくさんあることを知りました。矢吹さんが,「1日中,車いすで生活してごらん」と言われました。想像してみると,自分の家には段差があるし道幅も狭いから動くのが大変で,何をやるにも人よりもいろいろなことをしなければいけないということがあらためてわかりました。
 「1つ1つの奇跡が今の私たちをつないでいる」,私はこの言葉が一番心に残りました。なぜなら今自分が生きているのは,1つ1つの奇跡の積み重ねがあってのことだからです。たとえばお母さんとお父さんが出会ったこと,もっともっと昔から言えば先祖の人たちがいなければ私は今生きていない。そう思うと,いろいろな奇跡が重なり私がいる。そのことを思うと,いろいろなことに「ありがとう」という気持ちになりました。これからもこの気持ちを忘れずに,1つ1つの奇跡を大切にしていきたいです。(1年生)

 ・今日は僕たちのために,貴重なお話をしてくださりありがとうございました。矢吹さんのお話を聞くまでは,障害のある人のことを何も知らないのに,「かわいそう」とか思うときもあったけれど,今日のお話を聞いてそれは一方的で上から目線で失礼だということがわかりました。矢吹さんが「余計なお世話な時もある」とお話ししていたのを聞いて,ハンディキャップのある人が自分でできることは助ける必要はないし,もしも自分の力だけではできないことがあった時には助けようと思いました。
 日常生活を送っていく上で,僕たちはお風呂に入ったり運動したりあたり前にできると思っていたけれど,そういうのも奇跡なんだと思いました。今まで30回くらい骨折したと聞いてとても驚きました。足を持たれたり,手を動かしたり,くしゃみをしただけで骨が折れるというのは,僕も骨折したことがあるけれど,とても痛かったしあの痛みがすぐに起こると考えると,とてもつらいことだなあと思いました。これからは矢吹さんが話してくださったことを考えながら,1つ1つのことを大事にしようと思いました。これから将来,高校に行ったり,大学に行ったり,仕事をしたりしていく中で,ハンディキャップのある人とのかかわりも増えてくると思います。そのようなときには,今日のお話を忘れずに心がけていこうと思いました。(2年生)

 ・今まで,障害のある人に対して「かわいそう」とか思っていたけれど,今日の話を聞いて無意識のうちに上から目線になっていたんだと思い,申し訳ない気持ちになりました。自分が生まれてきた奇跡,ほかにもたくさんの奇跡が重なって,今の自分があると考えるとなんだかうれしく思いました。これからもこの命を大事にしていこうと思いました。(3年生)

               〜講演会より〜

 ☆『自分の奇跡=それは,自分の誕生』
 ☆『それぞれの奇跡,それぞれの偶然,奇跡の積み重ね』
 ☆『間違った情報は,人の価値観を狂わせる』
 ☆『上から目線は偏見を生み,偏見は差別を生み,差別は格差を生む』

※矢吹さん,お忙しい中,春日丘中学校生徒のためにご講演していただきありがとうございました!

2年生 校外学習(2) in OSAKA

画像1
画像2
画像3
 大阪市内の班別学習では,「これが大阪や!」という名所を回りました。市立美術館,造幣局,歴史博物館などの施設見学や,大阪城,道頓堀,今宮戎などTVでよく見たことのある場所も班で回りました。事前学習で調べたことと実際とは,少し違った印象も持ちましたが,班員で相談しながら回っていくことの楽しさも体感できました。集合時間に間に合わなかったことなど,来年の修学旅行の課題ははっきりしました。これからの修学旅行の事前学習の中で1つずつ克服していきましょう!!

京都市中学校育成学級 第55回合同運動会

画像1
画像2
 12月2日(月),府立体育館で「京都市中学校育成学級 第55回合同運動会」が行われました。みんな元気に「走り,飛び,投げ」ていました。他の学校の人たちとも楽しく交流出来ました。個人競技の頑張りだけでなく,リレーなどのチームプレーにも心1つになり頑張っていました。みなさん,お疲れ様でした。応援に駆け付けていただいた保護者の皆様,また大会の関係教職員の皆様,大変お世話になりありがとうございました。大切な思い出がまた1つ増えました。

2年生 校外学習(1) 「行ってきま〜す!」

画像1
画像2
画像3
 外気温は2度でした。寒い朝です。朝日がまぶしいくらいに感じます。天候はいいのですが,寒い1日になりそうです。
 2年生は早朝の8時に出発して,大阪市内の「校外学習」に向かいました。実行委員長のK君が朝の集合時に,みんなに向かって決意を述べました!!

 「2年生の皆さん,校外学習の日がやってきました。皆さんは,校外学習を楽しみにしていると思います。今年の校外学習のテーマは,“誇り・団結・交通安全”〜楽しく笑顔でハッピーエンド〜です。このテーマを意識して,今年の校外学習をマナーを守って成功させなければなりません。自分たちの班で仲良く一致団結して頑張りましょう!!」

 班員みんなで協力し合い,来年の修学旅行の成功に向けてしっかり行動してきてください。

1年 科学センター学習

画像1
画像2
画像3
 11月27日(水)午後から,1年生の科学センター学習がありました。各クラスごとに違うテーマで楽しく学習できました。

・1組:「切っても切れない〜電気と磁石〜」
・2組:「花こう岩〜アタック!〜」
・3組:「植物は工場〜心太づくり〜」
・4組:「水と油の不思議な世界〜ほら,そこにも界面活性剤〜」

 好奇心をそそる内容ばかりでした。グループでも協力して,学習し合いました。科学に対する興味・関心が高まりました!!科学センターの先生方,わかりやすく楽しいご指導ありがとうございました。

スクールガイダンス(2)―中学校 模擬体験授業―

画像1
画像2
画像3
 体育館での全体会の後は,クラスごとに分かれての「中学校 模擬体験授業」でした。国語・英語・数学・理科に分かれて,30分間の中学校の授業を体験しました。中学校は,教科によって先生が変わる「教科担任制」の授業です。いろいろな個性の先生方から,授業が受けられます。当然,小学校よりも難しくなるところもあります。1日の大半の6時間を授業で過ごします。1時間1時間の授業をわかりやすく,みんなで学び合い楽しい授業にするために先生たちは努力します。皆さんも授業を大切に,そして楽しみにして入学してきてください!!君たちの入学を心から待っています!!
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
京都市立春日丘中学校
〒601-1406
京都市伏見区日野谷寺町50
TEL:075-571-4969
FAX:075-571-4970
E-mail: kasugaoka-c@edu.city.kyoto.jp