京都市立学校・幼稚園
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令和7年度・7月学校説明会、このHPより申込受付中!(7月14日(月) 17:00まで) コミュニティカレッジ・山極壽一先生講演会受付中!(画面左側・「カテゴリ」の「お知らせ」へ)

全国高校総体応援記

 平成25年度全国高校総体陸上競技の会場、大分銀行ドーム。サッカーJ1大分トリニータのホームグラウンドです。収容人数4万人のスタンドを持つドームスタジアムで、トラック競技が行われるメイントラックは、全天候対応舗装の立派なものです。大会中は可動屋根が開かれていて、夏の強い日差しが照りつけ、トラック上の気温はセッ氏35度に達していました。

 7月31日午後3時、女子5000m競歩決勝。前日の予選を通過した16名の選手がスタートラインに整列。本校3年生山田はなさんは、ゼッケン1番で真っ先に紹介され、右手をあげて笑顔でスタンドに応えてくれました。
 ピストルが鳴り、レースがスタート。先頭のペースが速いため、1周目から選手の列が縦に長く伸び、ひとり飛び出した選手を5人の集団が追いかける形となりました。その5人の集団に山田さんはしっかりと含まれていて、これについていけない選手とは徐々に差が開きました。歩きながら給水を取り、それを口に含んだり体にかけて冷やしたりして、暑さへの対応も大変です。
 レース中盤、先頭集団は5人に絞られました。世界ユース選手権日本代表選手と6月に行われた近畿大会で1〜4位(このとき山田さんは4位)を占めた選手の5人です。トップレベルの選手の駆け引きがしばらく続きました。
 3000mを通過したころ、レースが動きました。優勝候補の2人が競り合いながらペースを上げ、山田さんは少しそこから離れる形で3人での3位争いに。
 ところで、競歩競技には歩形に関して守らなければならないルールが2つあります。どちらかの足が常に地面に接していること、そして、前に出した脚が接地の瞬間から地面と垂直になるまで膝が伸びていることです。これに違反すると警告が出され、警告3枚で失格になります。疲れてきたときや、無理にペースを上げようとすると歩形が乱れ、警告が出ます。女子の予選では6人の失格者が出ました。
 他の選手が腕をしっかり振って「力強く歩く」というのに対して、山田さんの「歩き方」は、上半身をリラックスさせて、足の回転を素早く行うことで自然に無理なく歩いているといった感じです。「流れるように歩く」というのが彼女のモットーと聞きました。
 スタンドからの応援の声が一層大きくなり、いよいよレースは残り1周。応援する側も手に力が入ります。後で聞いたのですが、このとき、彼女は警告が2枚となり、どうしようかと思ったそうです。前の選手を追いかけながら、全力を出し切ってのゴール。会場の大型スクリーンに、ゴールをして、崩れる姿が映し出されました。1.2位が大会新記録の中での4位入賞。19日の壮行会で、全校生徒の前での「表彰台に上がります」という約束を見事に果たしてくれました。
 表彰台の彼女の笑顔は、これまで以上に輝いて見えました。高校から陸上競技を始め、限られた時間の中で厳しい練習をこなした末に得られた最高の結果です。この勢いが、翌日の男子の山西君につながりました。

 翌日の午後1時50分、男子5000m競歩決勝。気温はさらに上昇し、セッ氏36.5度。団扇の送る風は涼しく感じられません。前日に「明日は、支えていただいた皆さんへの、恩返しのレースをさせていただきます」と、顧問の教諭から言葉をもらいました。本校3年生山西利和君、前評判では、「記録、実績とも他を一歩リード」と評価されていましたが、その分プレッシャーが大きくならないかを心配しました。
 女子同様、男子も16名の選手による決勝です。スタートが切られ、序盤は大きな集団のままレースは進みました。それでも徐々に隊形は長くなり、4000mを過ぎる頃には、先頭集団が7人に絞られました。山西君は常に2番手をキープし、レースの流れを読みながら、じっと我慢をしているといったところです。残り600m、給水を取り、背中に水を掛けると同時に、満を持してのスパート。ロケットエンジンに点火したような一気の加速で、見る間に後続との差が広がりました。スタンドの大きなどよめき。近くの席の高校生が、「一人だけ、走っているみたいだ」と叫んでいました。彼が持論としている「究極の美しいフォームが最高のスピードを生む」。このときのために、「美しさ」を追求して練習してきたことが、実を結んだ瞬間です。
 あと1周の鐘の後は、歩形をチェックしながらのスパートが続きました。最後の100mは、ビデオカメラを持つ私の手が震えて、モニターの中の山西君が踊ってしまいました。
 大会新記録での優勝、そして、世界ユース選手権との二冠。「絶対優勝して、皆さんに感謝を伝いたい」と強い気持ちで臨んだレースで、彼は最高の形でそれを実現してくれました。
 
 最後に、選手を支えてくれた本校陸上競技部員のことを話します。
 大会に出発するまで、陸上競技部全体で大会に向けた準備を進めてくれたと聞きました。その中で、会場まで来ることができた部員は、身の回りの様々な世話をして、選手が試合に臨むための環境を整えてくれました。場所を確保してテントを設営し、その下で選手は入念なウォーミングアップを行っていました。飲み物や氷を準備し、暑さの対策も彼らの役目です。一旦レースが始まると、選手への応援に全力を注ぎます。堀川の応援の方法は、「なるほど」と思えるものでした。部員がスタンドに散らばり、一番前に位置して、目の前を通過する選手に声を届けます。選手はトラックを周回する間に、途切れることなく、一人一人の部員からの「励ましの言葉」を受けとり、最後まで頑張ることができたのだと思います。
 レース後の、山田さん、山西君の言葉です。「多くの人に支えていただいたからこそ、このような結果を得ることができました。ありがとうございました」。個人の力によるところが大きい陸上競技ですが、その力は、様々な形のサポートがあってこそ発揮できることを、あらためてこの大会で教えてもらいました。

                      ・・・ 校長 川浪重治 ・・・

                  写真上:会場の大分銀行ドーム
                  写真中:大型スクリーン
                  写真下:女子の表彰式のようす

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吹奏楽部 地元本能祭りで演奏!!

 8月10日(土)17:30から、堀川高校吹奏楽部25名が、地元本能自治会の「本能まつり」でのオープニング演奏に参加しました。
 本能グラウンドに大勢の方が集まる中、堀川高校吹奏楽部が演奏をし、お祭りを盛り上げました。
 1.HNK朝のドラマ「あまちゃん」のテーマソング
 2.ディズニー・プリンセスメドレー
 3.Make her mine
 アンコール曲. 夏祭り
の4曲を演奏しました。会場からは盛大な拍手をいただき、盛り上がりました。
 年に一度の夏祭り、地元の方々との、音楽を通してのコミュニケーションがとれたことを、これからの活動の糧としていきたいと思います。ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。

写真上:演奏する吹奏楽部
写真中:演奏を終え、挨拶する吹奏楽部
写真下:盛り上がる「本能祭り」会場

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14期生関東方面進路探究 その2

研修3日目(8月2日)
午前:文部科学省訪問(写真上)
 文部科学省で働く二人の先輩方に、省内のオフィスを案内していただき、様々な部署でそこで働いている人たちの仕事にかける思いなどを聞かせていただきました。また、二人を囲んでの座談会では、生徒たちは活発に質問をし、国家の中枢を担う省庁で実際に働いている先輩方の答えに耳を傾けていました。

午後:東京大学見学 研究室訪問・学部生(堀川卒業生)との交流(写真中)
 文・理に分かれて研修室をひとつずつ訪問した後、現在在学している卒業生との交流会を実施しました。東京大学で学ぶということについて具体的に知ることができ、大変刺激を受けた様子でした。

研修4日目(8月3日)
午前:東京で働く堀川卒業生との交流(写真下)
 最終日には、東京の様々な企業で働く先輩方と交流する機会を持ちました。社会人1年目〜3年目の先輩方から、社会に出るとはどういうことか、働くとはどういうことかなど具体的なアドバイスをたくさんいただきました。

 3泊4日の研修で1人ひとりが自分の進路に向き合い、この夏をより有意義にすごして、さらなる高みをめざしてくれる事を期待しています。
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学校説明会 その2

 先日は本校の学校説明会にお越しいただきありがとうございました。
 今回の学校説明会には約190名の1,2年生が携わりました。その多くが堀川高校を皆さんに知っていただくために自ら集まってきました。それは,自分がこの説明会を作り上げる一人となりたい,堀川高校を参加された皆さんに伝えたい,という思いがあったからです。
 今回の説明会にあたり,一つのことを形にし,それを伝えることは容易ではありませんでした。ステージや各部屋での発表,受付や誘導など,すべてにおいて難しさを実感させられました。しかし,私たちには「やりたい」という強い気持ちがありました。だからこそ,最後まで粘り強く取り組むことができたと思います。
 私は,堀川高校は「楽しんどい」場所だと感じています。仲間と共に一つのことに取り組むことは楽しいですが,順調に進むことばかりではありません。これまでも,今回も壁にぶつかることや失敗することが沢山ありました。矛盾するように思うかもしれませんが,本当に楽しいし,しんどいです。
 私たちは,この「楽しんどい」ことに充実感と自分自身の成長を感じています。このような学校を参加された皆さんに知っていただけたら大変うれしく思います。

                        学校説明会全体リーダー代表

写真上:リーダー代表挨拶の様子
写真中:開場前の受付の様子
写真下:説明会終了後の2年生リーダー反省会の様子



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感嘆符 速報! 大分インターハイ陸上競技   山西君 優勝!!ご声援ありがとうございました。

 8月1日(木)大分インターハイ陸上競技5,000m競歩で、山西利和君が、大会新記録で見事優勝しました。
 午後1時50分スタートで、決勝レースが行われました。最後の600mで、山西君のロケットエンジンに点火、爆発。すばらしいスパートで、タイムは21分を切り、2着に7秒程差をつけ、優勝しました。(ちなみに、2着も大会新記録でした。)
 ご声援いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
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14期生関東方面進路探究

 14期生40名は、昨日から関東方面進路探究活動として、つくば市を訪問しています。
本日は、予科練平和記念館・土木研究所・気象研究所を午前中に訪問し、午後からはJAXAを見学しました。職員の方との交流や、生徒による宇宙に関するプレゼンテーションなど、盛りだくさんの内容でした。
 これから東京へ向かい、明日は都内での研修を予定しています。

写真上:JAXAでの記念撮影
写真下:JAXAで宇宙飛行士コース(見学ツアー)の途中で、宇宙服のレプリカを見ながら説明を聞いている様子
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大分インターハイ 山田はなさん 堂々4位!!

 7月31日、午後3時。気温35度。全国高校総体陸上競技、女子五千メートル競歩決勝が大分銀行ドームスタジアムで行われ、本校から出場の山田はなさん(3年)が、見事4位に入賞しました。
 序盤から積極的にレースを進め、先頭集団で粘りを見せて、最後は全力を出し切った素晴らしいゴールシーンでした。

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感嘆符 大分インターハイ 山田さん 決勝進出!!

大分からの速報です。
女子5,000メートル競歩予選、山田はなさん、2組第5位で予選通過。
明日の決勝進出です。
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感嘆符 15期生 夏の校内・校外探究活動

 7月24日(水)午前、英・数・国3教科の全員学習を済ませた15期生250名が、午後、自分の興味関心に従って探究内容を選び、熱心に取り組みました。
 校内は探究基礎HOP論文・海外研修夏課題の取組と内田樹コミカレへの参加、校外は京都地方裁判所と弁護士事務所訪問(京都弁護士会 法教育プログラムの支援)、京大研究室訪問(3プログラム)、京都市動物園生き物学びセンター訪問(2プログラム)の8つのプログラムを設定。前日までにそれぞれ事前学習やグループ学習にも取り組みました。
 事後、各自が振り返りシートを作成し、この取組での気づきや考えの深まったことを言語化しました。また、「参加していない15期生のメンバーに伝えるとしたらどう伝えるか」という問いに答えるという形式で、そのプログラムのねらい等を再確認する機会を持ちました。
 ひとりひとりが遠い未来と近い未来を考える貴重な時間となりました。
 15期生は夏の間に、オープンキャンパスなどにも積極的に参加し、9月には選択科目についてのアッセンブリーも経て、11月に文理選択の最終希望を提出します。


写真上:京都市動物園は田中正之特任教授、和田晴太郎獣医師の御二方による実験実習。写真は和田獣医師の骨格再現実習。
写真下:京都大学大学院理学研究科 化学専攻 中西和樹准教授のご指導による実験実習。

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普通科・探究科学校説明会 速報!

 7月27日(土)に堀川高校「普通科・探究科学校説明会」を開催いたしました。多くの中学生と保護者の方においでいただきました。本当にありがとうございました。
 全体会は、まずは「オープニングプレゼンテーション」から始まり、「川浪校長挨拶」「卒業生メッセージ」「活動紹介(学校生活)」「探究活動紹介」「選抜概要・アドバイス」と続き、約1時間15分行いました。
全体会後は、施設見学や個別相談などを行いました。今年は施設見学に「堀川クルーズ」という、新しい取組を取り入れました。堀高生が案内役をして5〜6名のグループを作り、堀川高校の施設を紹介して巡り歩くというものです。多くの人が参加して、大好評でした。
 暑い日ではありましたが、直接堀川高校を見ていただき、生徒と話をしていただけた有意義な時間だったのではないかと思っています。9月、11月の説明会もお待ちしております。

写真上:説明会スタッフ全員で、開場直前ミーティングで行われる、恒例の
「We are the Horikawas!」
写真中:活動紹介の様子
写真下:探究フロアでのポスター発表の様子
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行事予定
8/20 3年生夏季補習
8/21 3年生夏季補習
8/22 1・2年生全員学習  3年生夏季補習
8/23 1・2年生全員学習  3年生夏季補習
京都市立堀川高等学校
〒604-8254
京都市中京区東堀川通錦小路上ル四坊堀川町622-2
TEL:075-211-5351
FAX:075-211-8975
E-mail: horikawa@edu.city.kyoto.jp