新年度が動き出しました

新年度が始まり、さっそく体験入学がありました。
在校生徒たちもドキドキしながら、体験入学をする生徒たちを迎えました。

毎年のことですが、４月になり、登校してくる生徒たちを迎えていると、生徒たちの顔つき、身のこなし、何かが違っています。一学年ずつ進級するという節目の時に、生徒たちの見せる「成長」はいつもすごいなと思います。「きるだけ登校するぞ」「さあ受験だ」「いろいろと行事にがんばってみるぞ」という気持ちが伝わってきます。
冬の間に力を蓄えている木々が、つぼみをふくらませ、温かな風が吹くと同時に一気に花が咲き新緑に包まれていく様子と似ています。

「かぜは　目に見えないけれど　ほおで　感じることができて　こずえを　ゆらし
　ぼうしを　ふきとばして　ふねを　はこんでゆく　
　　　でも　かぜにとって　たいせつなのは　ふくということ」
　「あかちゃんだった　あなたは　からだと　こころを　ふくらませ　ちいさな
　　いちにんまえに　なりました　
　　そして　さらに　あらゆることを　あじわって
　　おおきなおとこのひとや　おんなのひとに　なるのでしょう
　　でも　あなたにとって　たいせつなのは　　　あなたが　あなたで　いること」

…このような一節を絵本で読んだことがあります。
子どもたちも、日々「今」を積み重ねて、いろんなことを味わって力を蓄えながら、節目には成長していきます。
「あたりまえのことだけど大切なこと」を大事にしていきたいと思います。
今年も、温かな眼差しで、子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。
よろしくお願いします。