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最新更新日:2025/06/19 |
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『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() いよいよ夏休みに入ります。4月からの4カ月を振り返ると、4月・5月はちょこちょこ生徒指導上の問題がありましたが、6月以降は学校が安定し、子ども達は楽しい学校生活を送ることができたようです。ということは、我々教職員の方も、その労力を授業づくりと学級経営(更には、学年経営・学校経営)の方に注ぐことができたのではないかと嬉しく思います。 4月・5月に、生徒指導上の課題が続発したのは、言わば当前です。新しいメンバー、新しいクラス、そこに新しい教職員が加わったのだから。その当時は、毎日帰るのが遅くなって『しんどいな〜』と思うこともあったのでしょうが、今では、『あの時期があったればこそ、今の安定がある。』とも思えます。いやきっと、このときの対応がしっかりできたからこそ、その後の安定があったのです。 若い頃、新しいクラスを受け持った時、『早く、何か事件が起こらないかなあ』と“事件待ち”の気持ちでいたことがあります。事件が起こったときこそ、教師の力を生徒や保護者に意識させ、信頼を得られるようにもっていけるからです。 先生を目指す若者に「教師を成長させてくれるのは、その集団の中で“一番しんどい子”である。」という話をしてきましたが、改めてそのことも思い出しました。 どうしてもこちらの思い通りにならない子、机に突っ伏して学習に向かわない子、反抗を繰り返す子など。『この子が居なかったら、この授業が、このクラスがどんなに…』そんな風に思いそうになります。でもよく考えてみましょう。その子がいなければ、何の工夫もしないのではないでしょうか。思い通りにいかないとき、当然我々教師は『何でやねん!?』と、苛立ちと腹立たしさとの入り混じった感情でそう考えるでしょう。そして次に、『どうしたらエエねん!』と悩み、『ああでもない、こうでもない。』と指導方法を工夫するでしょう。この工夫こそが教師の力量を上げます。仮に、以前使ったノートを持ってそのまま授業に臨み、それで何の問題もなかったら、その年は苦労なく平穏に過ごすことができます。何の工夫もしなくてもすむのだから楽ではあります。しかし、考えなおすと、工夫をしない分、その一年間は何の成長もしないということになります。 今のクラスや部活動や係活動、目の前の集団の中に居る“一番しんどい子”。その子に徹底的に向き合うことが、教師としての力量を伸ばしてくれます。私たちを鍛えてくれるのです。「そんなの、綺麗ごと」確かにどこかの教育書に書かれているようなことかもしれませんが、私は自分の経験からそう思っています。 夏休みです。この機会に“気になるあの子”の顔を思い浮かべて、その子に対して出来ること(工夫)を考えてみましょう。学習点検のために何度か家庭訪問するなんてのもいいかも。長い休みです。きっとできることが見つかります。見つけられたら、早速取り組んでみましょう。ダメなら次の手を考えればよいのです。そういう工夫が力量をつけてくれます。あなたらしさを発見し、それを発揮するチャンスです。 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() この週末から、いよいよ3年生にとっての最後の夏が始まります。文化部の場合はコンクールも同じ意味をもちます。負けたら、即“引退”となる分、気持ちの入れようも強いです。また本大会は、全国へ続いているという点も力の入る理由です。一昨年も昨年も女子バレー部が全国大会へ出場し2日目まで勝ち残りました。全国の中学生で、最も長く現役生活を続けた選手たちでした。各地へ応援に行くのも夏休みの楽しみです。今年も、そんな夏になってほしいと思います。 さて、我が息子も最後の夏を迎えます。野球がしたいという理由で今の高校を選びました。私としては、公立高校へ進学させたかったのですが、本人の意思は固く最後はそれを尊重しました。「そんなところへ行ったら、レギュラーになれへんかも分からんぞ。公立へ行ってレギュラーとして活躍する方がええんと違うか。公立でも、甲子園を目指して頑張ってる学校はいくつもあるさかい。」そうも言いましたが、本人は気持ちを変えませんでした。意中の高校へ合格するために勉強も頑張った(と思います。) 1年生の秋から背番号をもらってベンチに入りました。近畿大会の大舞台で、バッターボックスにも立たせてもらいました。2年生になって、力のある後輩たちが入学してき、練習にも一層身が入ったようです。どのポジションもレギュラー争いがし烈になりました。秋口から、後輩の方が試合に出されることもありました。息子には焦りがあったのだと思います。肩を痛めたのですが休みませんでした。やがて、全く投げられなくなりました。肩の強さが自慢のキャッチャーです。満足に練習ができません。試合に先発できません。代打では十分に試合勘が養えません。本人はもちろんですが、家族にとっても辛い日々が続きました。しかし、『やめたい』という言葉は聞きませんでした。不屈の精神力があったのか、入学時に私と交わした約束のためか、理由を聞くつもりはありませんが、この点は立派だと思います。 3年生になり、何とか普通に練習ができるようにはなりましたが、2番手のキャッチャーとなりました。受け入れ難かったでしょうが、3年間背中に12番を背負うことになりました。 昨年秋から息子の部の保護者会長を引き受けています。レギュラーでない子の親が会長でよいのかと思ったこともありましたが、息子の頑張る姿を見て、親として出来るだけの応援をしてやろうと決めました。「数学の得意な人が数学の先生になり、体育の得意な人が体育の教師になります。だから、数学や体育の苦手な子どもの気持ちの理解できない教師は意外に多いです。このことには、特に気をつけなければなりません。」自分や後輩を戒める言葉としてよく使ってきました。3年生の中には、レギュラーでない選手やベンチにも入れない選手がいます。そしてその保護者もいます。ある時、その人たちの気持ちが分かる者が会長をしていることには意味があるのかもしれないと思いました。 花山中学校の校長として、そして息子の高校の保護者会長として、私に今出来るのは必至になって応援することだけです。本校の3年生の、そして息子の「最後の夏の戦い」が少しでも長く続くことを願い、それをしっかりと見届けたいと思います。 「読書感想文」紹介 その2の1
一年生国語での取り組みです。
なかなか力作がいっぱいです。これを図書館だけで紹介するのは、「もったいない」ですので、読書の楽しさを全校に広げていくための取り組みに活用する予定です。 ![]() ![]() 学力向上研究チームで"二回目のミーティングをしました"
ちょっと前のことですが、テスト前に二回目の研究チームのミーティングをしました。テスト前で部活はないにもかかわらず、テスト作りや補習などでなかなかミーティングの時間がとれません。
忙しい中で短時間ですが、いろいろとアイデァの交換ができました。 いくつかを取り上げると・・・。 1、いろいろな先生が、「個人の必須のアイテム」あり。“飛び道具”みたいなものを持っている。そんな魅力的な飛び道具の使い方などのミニ研修会ができれば面白い。 →一年生英語科のS先生のタブレット端末など 2、週末の疲れも出てくる「金曜日の六時間目」 →工夫により、盛り上げられる。こちらがどれだけ、「いい素材」を揃えられるかにかかっている。 3、教室でPC使う場合、生徒に背中向けてしまうので、ワイヤレスマウスが揃えられれば更に効果が出てくる。→リング型もあり。なんとか揃えられれば・・・。 4、テスト前に生徒たち自身が予想問題を作る→勉強の仕方の不十分なところを自覚させるためにはなかなかいいやり方。 5、他の教科とのクロスカリキュラムで、シナジー(相乗効果)が出る場合あり。 →「それ先生、国語でやったで」とか言うのです。事前に相互に交流しておけば、更に発展させやすくなる。 などなど雑談も結構ありますが、その中で使えるアイデァなどが出て、学力向上につながる授業がレベルアップできればうれしいものです。 以下は、研究チームのメンバーの「読書感想文を作ろう」という、一年生の国語の授業のものです。こんなに書けるということは、しっかりその本を読んでいるということで、本を読んでいるということは、学力向上に絶対に結び付きます。 夏休み目前です。この夏は、「本に親しむ夏」もいいと思います。当然ですが、周囲の大人の私たち(=教職員を含めて)も、何冊読んだか・・・というグラフを作ってもいいかもしれません。 ・・・力作、第一弾・・・ ![]() ![]() ![]() 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() 「梅雨の長雨」「しとしと…」こういう言葉が梅雨にはしっくりくるのに、今年は、全然降らないかと思ったら“ドバーッ”と降ったりで、何か感じがくるいます。今週に入って、またも雨が降らなかったせいで庭のアジサイも元気をなくしました。『今年はもう終わりかな』と思い、3輪ほど切って校長室にもってきました。室内に置くと、葉っぱの色も濃く意外と元気なようです。でもやはり、アジサイはしとしと降る雨の中で咲いてこそ美しいと思うのですが、どうでしょう。 さて、第2回定期テストが終了しました。テストの結果にしっかりと決着をつけ、その後は、部活動の夏の大会やコンクールに向けて全力を傾けてほしいと思います。 我が国の中学校において、部活動は大変重要な位置を占めています。特に生徒指導の面で部活動が担う役割は非常に大きいです。公教育の中でこれほど特別活動が重要視される国は他にありません。欧米や近隣のアジア諸国においても、学校とは勉強をするところであって、スポーツや文化的活動は、学校以外の社会で行うのが常識になっています。因みに、生徒指導もほとんどしません。ましてや、家出生徒の捜索や学校外で発生した万引きやけんかの指導は教師の仕事ではないと考えられているようです。言い換えると、教師は勉強を教える人で、そのスペシャリストであることが求められます。「日本の先生は、毎日放課後に部活動の指導をしている。また、休みの日も練習や試合の引率や指導をしている。」そう言うと、外国人の教師は目を丸くして驚きます。実はこれも、明治以来、子どもを育てるうえで、学校や教師が国民から大きな期待をかけられてきた結果です。 もとい。夏に向けての話に戻しましょう。 全国大会への出場、京都で一番、みんなで近畿大会・関西大会へ、など、各部の夢は大きく膨らんでいることでしょう。これまでの先輩の実績から言うと、決してその目標を否定するものではありませんが、今回、私からは敢えて違うことを伝えたいと思います。 それが、「目の前の一戦に全力を傾けよ!」です。 私も部活動の指導には、特に力を入れてきた教師の一人です。この時期の子どもたちにはいつも次のように言ってきました。そのことを皆さんに伝えて、何かを感じてもらえれば嬉しく思います。(試合に臨む選手に向けて言っている様子を思い浮かべて下さい。) 練習を重ねて上手になったから試合に勝てるのではありません。試合に勝つことによって強くなっていくのです。いくら練習で上手でも勝てない選手は強いとは言えません。泥臭くてもみみっちくても、たとえ地味だと言われようが、何としても勝つのです。そうして勝ち方というか、勝つためのコツのようなものを掴むのです。どんな種目でも、競技者は勝つことによって強くなっていきます。強い者、上手な者が勝つのではありません。勝利した者が強いのです。目の前の一戦一戦に個人の、そしてチームとしての最高のパフォーマンスを発揮してほしいです。そうすれば、少しずつ先に示した目標が近づいてきます。 『学校運営協議会発足式』その11〜感想交流〜
講演会後、質疑応答の時間を設けました。
質疑というよりは、感想の交流の場となりました。 私たちは、これまでの学習の結果、人の感想を聞くことで自分の学びがより深められることを知っていますので、大変よい学びの場になったと思います。 ![]() ![]() ![]() 『学校運営協議会発足式』その10〜記念講演〜
委員の一人として参画していただいている、京都教育大学副学長で、京都連合教職大学院の責任者の高乗秀明先生にご講演をしていただきました。
演題は、「学校運営協議会で学校が変わる」。 とても分かりやすい内容で、これからの活動に展望が開かれたように感じました。 ![]() ![]() ![]() 『学校運営協議会発足式』その9〜副会長の指名〜
副会長は会長が指名することになっています。
あらかじめ吉井会長から聞いておりましたので、現PTA会長の松井陽一様に引き受けて頂きました。 松井副会長のあいさつされる様子です。 ![]() ![]() 『学校運営協議会発足式』その8〜会長の指名〜
規定では、学校運営協議会の会長は学校長が指名することになっています。
初代会長は、平成19年ど20年度PTA会長の吉井大祐様に引き受けて頂きました。 吉井会長は、どうしても都合がつかず昨日の会を欠席されました。そこで、あらかじめ預かっておいたメッセージを学校長が代読いたしました。 ![]() ![]() ![]() 『学校運営協議会発足式』その7〜任命書の交付2〜
全員の方の写真を撮影したものの、室内での撮影で、礼の瞬間など動きが激しい場合にぶれてしまいました。紹介しきれませんが、どうぞご容赦ください。
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