松尾小学校では,月ごとに決められたテーマに沿って,人権学習を行っています。
今月は,そよかぜタイム(総合育成支援教育)の中で,1〜3年生は点字についての学習,4〜6年生はアイマスク体験を行いました。
アイマスクを着けて歩くと,目が不自由である時の恐怖や不安だけでなく,どのように声をかけてもらったり,手助けしてもらったりすれば助かるのかがわかります。
以前,学校で視覚障害の方が講演をしてくださいました。
その中で,
「電車の車両に乗った時,私達が困ること・してほしいことはどんなことだと思いますか?」
と質問されました。
子ども達は,
「電車が揺れた時に困る。」
「騒がしいとアナウンスが聞こえないため,降りる駅に着いたかがわからない。」
などと答えました。
すると,
「どれも正解です。けれども,私が1番困ることは,座りたい時に席が空いているのかどうかがわからないことです。」
と,おっしゃいました。
それを聞いた子ども達は,
「ああ、そうかあ・・・。」
とつぶやきました。そして,
「もし視覚障害の人をバスや電車で見かけたら,席が空いていることを伝え,その席まで誘導してほしい。」
というお願いに大きな声で返事をしていました。
困っている人がいたら,優しく手を差し伸べられる子でいられるように,今後も様々な取り組みを続けていきたいと思います。