最新更新日:2024/06/05 | |
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机にノートをだしましょう
今日,授業中に,ある教室に入りました。
「机にノートを出しましょう。」 先生が子どもに指導をしている時に,伝えた言葉です。ほとんどの子どもは,机の上にノートを出した上で,ノートを開き,書く用意をしています。しかし,一部の子どもは机の上にノートを出しただけです。ノートは開かれていません。 その子は,先生の指示に正確に従ったのです。出しましょうと言われたから出したのです。でも,それは少し違うわけです。 そこで,付け足しました。 「ノートを出しましょうと先生が言われたということは,これからノートを使うということです。ですから,ノートを開いてすぐに書ける用意をした人はよくわかっていますね。ノートを出した人も話を聞いていましたね。ですが,この教室のルールは,ノートを出しましょうと言われたら,ノートを開いてすぐに書けるようにすることです。今度からはそうしましょうね。」 先生でも大人でもこちらの意図と実際に子どもがやることには,ずれが生じます。正確に話をすればよいのかもしれませんが,実際には難しいのです。 我が家であれば,「お鍋見といて。」といわれたら,(あたりまえですが)じっとお鍋を見ることではありません。意図は「私に代わって一時的に料理をしてくれ」ということです。例えば「お鍋をみて沸騰したら○○を入れておく。吹き出しそうなら火の加減をする。」ということです。同様に「おふろ沸かしといて」の意図は「気持ちよくお風呂にはいれるようにしてほしい」ということで,具体的には,「お風呂を洗って,栓をして,お風呂を沸かすスイッチをいれてふたをする」ということです。 子どもたちには相手が言う言葉から意図を読み取る練習をさせる必要があります。それができないと,社会に出たときにいわゆる空気を読めないと言われるかもしれません。 知らなければ教えたらいいのです。この言葉はこういう意図ですよと。 長期宿泊説明会にて
昨日(5月15日)は5年生の保護者を対象に長期宿泊説明会を行いました。冒頭私はあいさつで,おおよそ以下のような話をしました。
長期宿泊学習は,あえて,不便なことを体験します。例えばお風呂です。お風呂からあがるときに,ちいさなタオル(てぬぐい)ひとつで,体をふかなければなりません。家ではこういう体験はまずありません。お風呂からあがったら,大きなタオルが用意してあり,お風呂から出た子どもはてぬぐいとは別に大きなタオルで体をふくこと多いでしょう。多くの家庭で,てぬぐいで体をふいてあがるのは,4年のみさきの家の以来だと思います。公衆浴場を使っていたころには,そういったことはあたりまえでしたが,今の子どもたちはそんな体験をしていません。長期宿泊学習がはじまるまでに,お家でも練習をしておいていただければありがたく思います。 ふだんしないという点では,野外炊事も同じです。かまどで火を扱う体験もほとんどしていません。また,熱いお鍋やヤカンを扱ったことのない子は,お鍋やヤカンはさわるとやけどをするということを体験的に学んでいませんから,やけどをすることがあります。野外炊事は2回行い失敗から学ぶように考えてプログラムを組んでいます。しかし失敗も程度問題です。大やけになったら大変です。ふだんの生活の中でのお手伝い体験が大切なのです。 少し補足をしておきます。(説明会では伝えていません) こどもたちの服をタンス等にしまうこと,普段から子ども自身の手でしていないと,宿泊学習中バッグに服を小さくたたんでしまうことができません。毎年のように,ちらばった服を前に困る子ども,バッグの中に服が入りきらないと困る子どもがいます。子どものうちに一人で片づけができるようにしておくこと,5年生のご家庭はもちろんのこと,低学年からしつけとして学ばせていただきたいものです。 こんなことを書いていると,私の妻から「あなたもね」と言われてしまいそうですが。 注意!おなかにくる風邪
先週末より,おなかにくる風邪がはやりはじめました。
おなかが痛くなる。吐き気がしてもどしてしまう。こういった症状を訴える児童が複数名でています。 困ったことです。病気になった子どもが感染源になる場合があるのです。吐いたものが原因で感染することがあります。学校では,吐いたものがあれば,できるだけ短時間に塩素による殺菌を行って広がるのを防いでいます。しかし,吐いてから殺菌するまでには多少なりとも時間がかかります。 水曜日は2年生と3年生が遠足です。(1年生は遠足延期になりました。)体調不良のまま,遠足に出かけると,途中でしんどくなってしまっても,学校のように即座に対応することができません。十分に体調の管理をして下さい。 手洗いやうがいが効果的です。暑いですがマスクも感染を防ぐことにつながります。 流行性の胃腸炎に伴う学校行事の変更について
低学年を中心に複数の児童が,腹痛,おう吐や下痢の症状で学校を休んだり,早退をしたりしています。本日予定していた1年生を迎える会は,感染の拡がり予防のため,延期をしました。
また,1年生から3年生の明日の遠足ですが,おう吐や下痢の症状の児童が増加傾向の1年生は22日に延期をします。給食はありませんのでお弁当と水筒は必要です。2,3年生は予定通り明日遠足に行きます。 西寺公園跡に,神輿が6基集まりました。
還幸祭が行われました。
一番初めに,大宮社の神輿が 西寺公園に着きました。 そのまま,西寺公園の丘にあがりました。(このお祭りのときには,西寺公園を旭日の杜とよんでいるようです。) その後,つぎつぎと神輿がきました。6つの神輿と多くの神輿をかつぐ方で,西寺公園はにぎわいました。 唐橋小に赴任して以来,毎年,還幸祭をみていますが,今年は抜けるような青空の元の 祭りでした。神輿がひときわ映えていました。 地域の皆さんのパワーを感じました。 ところで,このお祭り,遠く離れた松尾大社と唐橋はどんな関係があるのでしょうか。 地域の方でもご存知の方は少ないのではないかと思います。6月8日の休日参観のときには 地域の今井さんに来ていただき,家庭教育学級で地域の歴史についてお話をして戴きます。 そのお話の中にこのことを含んでいただこうと思っています。 その他にも,「唐橋の地域には川が無いのに,なぜ唐橋と名前がついているのか」「唐と名前がついているのは,唐(中国)となんらかのつながりがあるのか」など知りたいことがいくつかあります。8日にはそれらの謎が解けるのではないかと思います。 参観終了後にはぜひ体育館に来ていただき,お話を聞いてみませんか? ほうきは引きながら使う
そうじの時間,1年生の教室をまわりました。
ほうきをモップのように押して使っている子をみかけました。 「ほうきは引くようにして使うんだよ。」と言って見本を見せました。 すぐにできる子もいますが,多くの子は押したり引いたりする使い方を続けます。 それもほうきをかなり寝かせて押したり引いたりしているのです。 ちょっと不思議でしたので,宮畑流にその理由をつけてみました。 家の掃除は お家の方が掃除機を使います。 子どもはお家の方が掃除機を使う様子を普段から見ています。 掃除機の吸い込み口の形とほうきの形は似ています。 家の方の掃除機の使い方をイメージしてほうきを使ったら,ほうきを寝かせて押したり引いたりすることになります。 ほうきを立てた状態でほうきを引きながら使うとゴミがほうきの下に集まってきます。 「ごみが集まっているか見てみようか。」と子どもに伝えました。 先程よりうまく使えるようになりました。 幼稚園や保育園でもほうきの使い方は教えておられます。 しかし,1年生は1年生できちんと教える必要があるなあとおもいました。 ところで,アイロボットのような自走式の掃除機しかない家庭も出てきています。 これから先,アイロボットしか見たことのない子どもが小学校に上がったら,どのようにほうきを使おうとするのでしょうね。 ヨーヨーをひらがな表記すると・・・
1年生の担任が,ヨーヨーをひらがな表記したらどうなりますかと聞いてきました。
さっそく調べてみることにしました。 みなさんはどう思いますか?3択です。 1 よーよー 2 よおよお 3 ようよう 1は間違いです。文法的に ひらがなは 「ー」を使いません。「ー」が使えるのはカタカナのみです。 と なると 2 か 3 です。 答えは 3です。 「ー」で伸ばす音のことを長音といいますが,お列の長音は原則として「う」を添えます。 「おとうさん」「おうむ」「とうだい」のように書くのと同じです。 ところが,例外があります。 「おおかみ」「こおり」などです。 歴史的に お列の仮名に「ほ」や「を」が続けていたものは「お」になります。 「シクラメンのかほり」という歌がありますが,この「かほり」(本当はかおりでしょうが,作詞家の小椋けいがわざと使ったのでしょう)のように「お」を「ほ」と昔はつかうことがありましいた。その名残りで「おおかみ」「こおり」と使われるようになったと考えて下さい。 「おおきい」「とおい」「おおい」などが その仲間です。 1年生の内容も調べてみると,奥の深い内容に達することがあるのです。 今月の 生活目標は 「名札をつけよう」 です。
少なからず,名札をつけていない児童がいます。名札が無くなった,名札がボロボロになった等の理由です。
「ちょっと,そこの人」と呼ばれるのと「○○さん」と呼ばれるのでは,呼ばれた側にとって,自分が大切にされている印象度合いがまったく違います。 社会では,出会ったときには名刺を相手に渡して,名前を確かることが多くあります。多くの職場で名札をつけることが多くなってきました。お互いに名前で呼べるような環境をつくることは社会ルールの一つといってもいいしょう。そういうことも学校で学ばせたいと思います。 名札は学校で購入できます。代金が必要です。また,担任から,家に名札を忘れているようなら持ってくるようにと言われても,家に帰ると名札のことをすっかり忘れてしまっている児童もいます。一度,名札が学校にあるか,お子さんにお尋ね下さい。 ご家庭のご協力をお願いします。 PTAの各委員会,ご苦労様でした。
昨日で,PTAの地域委員会,学級委員会,実行委員会の3つの委員会が終わりました。多くの保護者のみなさんが集まり,この1年のPTAの活動計画の打ち合わせをしていただきました。ありがとうございました。
夜の遅い時間に集まっての会合でした。1年間を通して,何回か委員会ごとに集まることになります。忙しい中をぬっての活動ですが,PTAの仲間をつくる場でもあります。活動の合間に,子育ての話,学校の話などを保護者同士でされている姿を何度も見てきました。この情報交換がとても貴重なものだと思います。私の妻も娘と息子が小学校在学中に役員をしました。そのメンバーとは,今も交流があります。この1年,お世話になりますが,せっかくの活動です。委員の皆さんにとって意義のあるものにしていただければと思います。 また,各委員会から出される活動行事に保護者の皆様の積極的な参加をお願いします。 こどもみこし5月3日
多くの児童が集まりました。
保護者の方や地域の方を挙げての,こどもみこしでした。 はじめに挨拶をさせてもらいました。おおよそ,以下のような意味のことを伝えました。 こどもみこしは,みなさん(子どもたち)のための行事です。 事故なくこの1年を過ごせること,成長をすることを願うための行事です。 保護者の皆さんや地域の皆さんがみんなで,お願いをしているのです。 これから町中をまわるのは,みんなの元気な姿を地域の皆さんに見ていただくとともに 地域の皆さんから元気に成長するようにお願いをしていただくことなのです。 保護者や地域の皆さんに感謝すると共に,元気よく地域をまわりましょう。 抜けるような青空のもと,掛け声も高らかに約3時間ほどかかって唐橋校区内を歩きました。 |
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