昨日(8日)に始業式・入学式を終え,平成25年度が始まりました。このたび桂東小学校を植田由美子校長先生より引き継ぎました。
この2年間植田校長先生の下で,地域に愛され,支えられている桂東の良さを痛感してきました。桂東を知り尽くした植田校長先生のようにはいかない面があろうかと思いますが,微力ながら桂東の教育の充実・発展のため尽力して参りたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
入学式で,82名の新入学児童には,「あいさつできる子」「ありがとう」「ごめんなさい」が言える子になろうという話をしました。保護者の皆様には,6年間の小学校生活を通して「当たり前のことが,当たり前にできる子」に育てていきたい,そのために「学校・保護者・地域が協力して共に子どもたちを育てていきましょう。」というお話をさせていただきました。
小学校は,義務教育の基礎基本を身につける時期であるとともに,人としての基礎基本を学ぶ時期でもあると考えています。
友達や教職員とうまくコミュニケーションをとることができ,人との関わり方の基礎を身に付けた子は,周囲に自分を理解してもらうこともうまくできる子であるとともに,その力は学力を積み上げるためにも大切な力であると思います。
子どもたちにとって,「当たり前のことが,当たり前にできる子」というのは「言うは易し,行うは難し」の目標です。大人の世界でも規範の乱れや緩みがいわれる昨今ですが,子どもの世界だからこそ,学校教育でその理想を追い求めていきたいと考えています。
そしてそのような力を身に付けた子どもたちが,やがて桂東学区を背負って立つ大人になり,広い社会に飛び出していくことで,社会は今よりさらに良いものに成熟していくに違いないと確信しています。
小学校6年間がそのための「小さな一歩」になれるように,地域・保護者の皆様と共に子どもたちを育てていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
京都市立桂東小学校
校 長 和田 英明