最新更新日:2024/09/27 | |
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「よく見る」
1日の文化祭から始まり、鷲田清一先生の講演会、普通科説明会、そして体育祭と続いた堀川の9月。4月から半年が過ぎ、10月からは平成24年度も後半戦です。先週は様々な形での「前半のまとめ」が行われました。
堀川高校の総合的な学習の時間、「探究基礎」はHOP STEP JUMPの3つのステージに分かれ1年半で行う探究活動の授業です。この日は1年生「探究基礎」HOPのまとめの会。半年の学習を振り返るとともに、9つのゼミに分かれて行うSTEPの活動と教員による各ゼミの紹介が行われました。 会場は5階の講堂。探究基礎委員会の生徒が会の運営に携わっています。舞台を見下ろす調整室では、数名が音響や照明のコントロールにあたります。その部屋を休憩時間に覗くと、生物ゼミを希望するという委員の生徒がテーマ設定について話をしてくれました。 教室に1匹のミツバチが侵入してきたときに、その行動をじっと見ていたこと。それがきっかけでミツバチを詳しく調べてみると、最適な住居を女王蜂に知らせる「探索バチ」という役割があることを知り、関連の研究を探っていること。そして「ただ、ハチは刺すというイメージが強いので、観察のために巣箱を設置するとまわりに迷惑になるのではと、心配しています。巣を攻撃しない限りハチは刺さないということで、理解してもらえると思うのですが。」と具体的な課題にまで話は及びました。 私からは、3年前に亡くなった堀川のSSH運営指導委員をお務め下さった日高敏隆先生から伺った話をしました。彼も先生の書かれた本を何冊か読んだようです。先生は、専門のチョウチョウの話の際、「とにかくよく見ること。チョウチョウがなぜこんな行動をとるのか、何のためにするのかをよく見て考えてみることが大切」と教えて下さった。これから君の始める調査でもその教えを活かしてほしい、と。 学校案内の学校生活の紹介ページに、「生徒諸君への三つの約束」を掲載しています。入学式でも新入生に話します。「学校は学びの場だ」「学校は小さな社会だ」「学校は楽しいところだ」。この三つ目の約束には、「ほんものの楽しさを得るために,自ら参画し参加する姿勢をもちなさい。私たちは,君たちの個性を尊重して,見張ることはせず見守ります」と言葉を添えます。 TA(探究活動のゼミにおけるティーチングアシスタント)をしてくれている6期生の卒業生。彼は6月に本校で教育実習も経験し、来春からは市立高校の教壇に立つことになっています。先週校長室を彼が訪ねてくれた折に、「見守ること」に話が広がりました。 「生徒の時は見張られているという感覚はなかったですね。いろいろ信じて任せてもらってましたから。先生がいろいろな視点で生徒を見ておられることを今は感じます。教育実習のときに、五感全部を使って授業をせよと教わりました。考査の監督の実習の後に、『このクラスに何人の右ききと左ききがいた?』と聞かれたときは、まったくそういうことは意識していなかったので、ドキッとしました」。 来春からは一人の教員という立場で生徒を「見る」「見守る」ことになります。教員として「よく見る」ことを追求してほしい。そして先輩教員の「見方」を大いに学び、見る際のよりよい「立ち位置」「視点」を確保していってほしい、と話しました。 「できるでしょうか?」 「できますよ。卒業生は、できなきゃ困ります。」 「見まもる」の「まもる(目守ると書くこともあります)」とは、古くは「じっと見つめる」という意味。目には魔除けのパワーがあると信じられていたこともあり、「目を離さずに見る、大切に世話をする」という意味になったとか。 「見守る」ためには忍耐が必要です。手を出したい気持ち、解答を早く与えてやりたい気持ちをぐっと抑えて待つ。「見守り」は大きな愛情。教員がそうやって辛抱強く待つ姿を見せてくれるのは、校長としてとても嬉しく、有り難く思えることです。 校内の桜の葉が少し色づき始めました。秋は一気に深まることでしょう。木々も、春の美しい花のため、静かに確実にエネルギーを蓄える季節を迎えます。生徒の、そして堀川の後期も、そうありたいと思っています。 ・・・ 川浪 重治 ・・・ 写真:色づき始めた桜とBIGBOX 前期終業式(10.5)「さあ、秋休み!」
前期末考査の最終日、終業式が行われました。テスト勉強疲れが少し見える生徒たちですが、今年は曜日の加減で、15日(月)までの1週間という秋休みにワクワクしているようにも思えます。もちろん3年生は入念な計画をたて、本格的に受験勉強に入る時期です。式の中では、出張中の川浪校長からのメッセージ「人を思いやることを忘れないように」と生徒たちに投げかけられました。また、前期の活躍として、部活動での成績や、SSHの研究発表会「奨励賞」など21もの表彰がされ、その後、14日出発の1・2年の台湾研修のメンバー代表が気合のこもった宣言をしました。式が終わると1年生は探究基礎の後期からの所属ゼミが発表されて、先生やメンバーとご挨拶。各ゼミのリーダーも決まり楽しそうです。さあ、BIG−BOXもしばしお休み。生徒たちはそれぞれ充電したら、また、忙しい学校生活に戻ってきます。楽しみです。
写真上:国体がんばれ!!陸上部のエース 写真中:25人の台湾研修のメンバーたち 写真下:ゼミ発表前、学年主任の熱い語り 13期生探究基礎研究発表会8月〜11月の行事予定をアップしました。
遅くなりましたが,8月〜11月の行事予定をアップしました。右の月間行事予定をクリックすると,主な行事予定が見られます。
台風17号の接近に伴う対応について
台風17号の接近に伴い、10月1日(月)京都市に「暴風警報」が発令された場合、次の措置をとります。
1)午前7時現在、京都市に「暴風警報」が発令された場合、登校を見合わせる。 2)午前11時までに「暴風警報」が解除された場合、午後1時30分より考査を開始する。 3)午前11時現在「暴風警報」が発令中の場合は,臨時休業とする。 詳しくは、生徒手帳の16、17ページで確認してください。 1日(月)が臨時休業となった場合,1日(月)の考査は以下の通りに実施します。 1年生 1日(月)1限の考査を2日(火)3限に 1日(月)2限の考査を3日(水)3限に行う。 2年生 1日(月)2限の考査を3日(水)4限に 1日(月)3限の考査を4日(木)4限に行う。 3年生 1日(月)1限の考査を2日(火)4限に 1日(月)2限の考査を3日(水)4限に 1日(月)3限の考査を4日(木)4限に行う。 なお、4限になる場合は、昼休みをはさんで午後1時30開始となります。 体育祭(9.19)
9月19日(水)2012年度体育祭が行われました。前日の雨模様の天気により開催が危ぶまれましたが、当日は快晴、大きな怪我や事故もなく無事、体育祭を終えることができました。また、日差しが照りつける中、100名を超える保護者の方々にご観覧いただきました。
去年度までの学年別クラス対抗に加え、今年度から3学年を縦割ブロックに分けて戦う色別対抗も行いました。クラス・ブロック共同で競技に汗を流し、熱い応援を繰り広げ、いっそう団結力の高まりを感じたようです。 当日の様子をご覧ください。 写真上:騎馬戦 写真中:玉入れ 写真下:クラス対抗リレー 平成24年度第5回探究道場の申し込みについて
平成24年度第4回探究道場の受付を10月22日(月)〜10月29日(月)に行います。
詳しくは画面右側にある「配布文書」の中の「平成24年度第5回探究道場案内」をご覧の上、下記のいずれかの方法でお申込みください。 1.FAX申込:「配布文書」の中の「平成24年度第5回探究道場申込書及び保護者同意書」に必要事項をご記入の上、FAXしてください。 2.メール申込:必要事項をメールにて送付ください。 案内文書はこちら https://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/files/3006... 申込書・同意書はこちら https://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/files/3006... 説明会へのご参加、ありがとうございました。
9月15日(土)に、本校で学校説明会を行いました。
本校の学校説明会は、生徒が主体となって運営します。7月末から2年生31名の「リーダー生徒」が中心となり、1年生スタッフ50名を集め、何度もシミュレーションや練習を重ねて説明会に臨みました。 当日は、300名あまりの方にご参加いただきました。参加者のアンケートでは、「生徒主体の説明会に感銘を受けた」、「明るく、丁寧な対応が印象的だった」、「堂々とした発表に感動した」などのご意見をいただきました。 説明会当日の様子、アンケートの紹介はこちらをご覧ください。 ↓ ↓ ↓ http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/horikawa/entran... 今後の説明会日程はこちらをご覧ください。 ↓ ↓ ↓ http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/horikawa/entran... 写真(普通科説明会の様子) 上:受付 中:パネルディスカッション 下:研修旅行に関する展示(施設見学の一部) 第3回探究道場(9.15)
9月15日(土)、第3回探究道場が行われました。「英語で探究 究めよ!発表の奥義!」と題し、探究活動とは切っても切り離せないプレゼンテーションの手法とその原稿の書き方を学ぶ活動に45名の中学生が参加し、14名の本校生徒スタッフがサポートしました。また、活動中の発話はすべて英語で行いました。
まず4〜5人のグループが話し合い(写真上)、各自が事前に調べてきた資料に応じて発表のタイトルやポイントを定め、担当パートを決めました。その後実際に原稿を書き、発表の練習を行いました。道場の進行役である師範やスタッフの生徒からは、「簡潔に、聞き手に分かりやすい英語を使おう」「発表の際は大きな声で、姿勢を正しく、聴衆と目を合わせて話そう」などのアドバイスがあり、参加者達は短時間の準備と練習の中で、各グループの個性を発表に活かそうと努めました。 発表は3〜4グループに分かれ、別室で行われました(写真中)。各部屋から選ばれた代表グループは、全体会場に戻った後、再度全員の前で発表をしました(写真下)。最後に師範からは、「事前学習の万全さ、レベルの高さに驚いた」「全員の発表が素晴らしく、意義のある活動になった。今後も英語を活用し、コミュニケーションを楽しんでほしい」とのメッセージが送られました。参加者からは「英語での活動は不安だったが、生徒スタッフの方々が優しく教えてくれた」「英語で伝えることの難しさを実感した。英語学習をがんばろうと思う」などの感想が多く、探究活動や英語学習への励みとなる機会が持てたようです。 9月19日の体育祭について
9月19日の体育祭は,予定通り実施いたします。
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