最新更新日:2024/12/22 | |
本日:300
昨日:310 総数:2416951 |
「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の中間評価について」
堀川高校は平成22年度から5年間の指定(第3期目)を受け,現在3年目となり,SSH企画評価会議協力者による研究開発の進捗状況等の中間評価を受けました。その結果については,「現段階では,当初の計画通り研究開発のねらいを十分達成している」という評価をいただきました。具体的には以下のとおりです。
○ 自発的な探究の仕方を先に身に付けさせることによって,仕事の仕方や勉強の仕方を,生徒が自分で気がつくように教育が行われている。 ○ 探究の活動における教材の開発などは他校に参考になるものである。 ○ SSH事業の成果を継承していくことが必要である。 ○ HP等を活用して,様々な取組について積極的に情報発信を行う必要がある。 ねらいを十分達成しているという評価をいただいている一方で,成果の継承や情報発信の必要性が指摘されております。これらの課題につきましては,今後,一層積極的に取り組んで参りたいと思います。さらなる研究開発を学校全体として取り組んで参ります。 校長 川浪 重治 (文科省HPへのリンク) http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/12/13290... 14期生研修旅行探究活動
12月26日(水)14期生の海外研修旅行についての全体会とコース別会がありました。全大会は講堂で研修旅行における探究活動についての説明がありました。(写真上)この冬休みの大きな課題が提示され、その課題を深めれば深めるほど、3月の研修が有意義になっていくというとても大切な冬課題です。
全大会後はそれぞれのコースごとに分かれ、冬課題についてや現地での注意事項等を話し合い、また確認しました。研修旅行探究活動について、班ごとの行程表の仕上げを行い、27日には班ごとに行程ヒアリングを行いました。日々、海外研修の内容が進化していきます。 「科学の甲子園」2年連続京都府代表校に決定
科学の甲子園京都府予選は11月3日(土)に、山城高校において行われました。その結果、見事に2年連続の京都府代表となりました。本日(12月25日)京都府教育委員会から決定通知が届きました。
科学の甲子園は、独立行政法人科学技術振興機構(JST)が創設した、理科・数学・情報における複数分野の競技を行う取組です。全国の高校生などの生徒チームを対象としたもので、3月に各都道府県での予選を突破した代表校が、集い、対戦します。 堀川高校では、学校全体の取組として、1・2年生の合同チームを組織し、3月の全国大会に向けて、より一層、力を磨いていきます。 1年生人権学習
1年生の人権学習を3月にある研修旅行も踏まえて「他者理解と人権(国際理解)」をテーマに行いました。事前学習を12月14日の放課後に、学年全体の学習を12月21日の午後に実施しました。
学年全体の人権学習は、事前学習についての生徒の発表と国際交流員の方の講演を中心に行いました。取組内容を以下に紹介します。 事前学習 本校CALL教室にて行いました。国際交流員のボナミ・アリスさん(フランス)、マーク・ガラットさん(スコットランド)、マーガレット・マンさん(アメリカ)、サトクリフ・ポリーさん(イギリス)、アリスさんの紹介によるヨハネス・ウィンドゥさん(インドネシア)、ジョージ・プリマベーラさん(フィリピン)をお招きして、お一人ずつ人権学習委員数人と班をつくって、事前にとった生徒アンケートを踏まえて質問に答えていただいたり、話をしていただくなど交流を行いました。最初、生徒はやや緊張気味でしたが、交流員の方々が流暢な日本語で気さくに話しかけられ、どの班も話が途絶えることなくとても盛り上がって時間いっぱいまで交流しました。 全体学習 本校講堂にて実施しました。人権学習委員による事前学習発表と事前学習にも来られた国際交流員のボナミ・アリスさん、マーク・ガラットさんの講演です。テーマは「なぜ日本の国際交流員になったか」「日本社会での人権意識、人権問題について思うこと」で、とくにマークさんは伝統的な民族衣装を着用されていました。 まず初めに人権学習委員が事前学習での交流内容について発表を行いました。発表はアンケートに挙がったその国のイメージとインタビューで教えてもらった現実とのギャップや、その国から見た日本のイメージと国際交流員などの方々が日本に来て驚いたと仰っていた事を生徒の視点からまとめたものです。 次に舞台上でアリスさんとマークさんと人権学習委員の生徒が事前学習で行った形式で交流の再現を行いました。幅広い質問にたくさんの写真で紹介していただきながら答えて下さいました。日本とは全く異なる視点で行われている行事などは、お二人が直接話されたことで生徒には新鮮だった様子でした。 最後に自分自身の事や、仕事上、現在日本に来て感じていることや人権に関してまで話していただきました。 気になる話題として指摘されたことは、 ・日本人は肌の色など外見が異なっていれば国籍が例え日本でも最初から外国人として接する。 ・日本国内でも日本語でなく、とりあえず英語で喋りかけてくる。普通に日本語で話しかけてほしい。 ・個人の人格や性格ではなく、外国人であるという理由で友達になりたがる。一人の人間として友達になってほしい。 などでした。講演の質疑応答では民族衣装についての質問や国の独立など民族意識に関する質問がでて、生徒にとっては国際理解について色々と考えるきっかけになったようです。 今回、協力していただいたボナミ・アリスさん、マーク・ガラットさん、マーガレット・マンさん、サトクリフ・ポリーさん、ヨハネス・ウィンドゥさん、ジョージ・プリマベーラさん本当に有難うございました!! 1年生学習アセンブリ・2年生進路講演会
12月20日(木)、1年生はアリーナでアセンブリを行いました。21日から始まる全員学習に向けて、学習方法や今後の心構えについて、教科担当者と滝本学年主任からアドバイスが送られました。「アセンブリが私のホームルームなのです。」と、学年主任が熱く語りかけ、1年生全員は集中して聞き入りました。(写真上)
同じ時間に、2年生は講堂で進路講演会を行いました。駿台予備校京都校校舎長の西尾年史氏をお招きして、「受験勉強のポイント」「学習計画のポイント」「合格の決め手」など、ご講義いただきました。(写真下)真の受験生となるにあたり、苦手科目の克服が最大の課題であるとアドバイスをいただきました。続いて本谷学年主任からは、今年度中になんとしてもやりきらなければならないことが、具体的に示され、21日から始まる全員学習を前に、一層気合が入りました。 硬式野球21世紀枠近畿代表候補校表彰!
12月18日午前10時、本校校長室において、第85回記念選抜高等学校野球大会21世紀枠近畿代表候補校の表彰式が厳かに行われました。毎日新聞社小笠原京都支局長様より、川浪校長に表彰盾が授与されました。
「京都一、元気あるチームになる」を合言葉に、一生懸命努力し続けてきたことが、今回の代表候補校につながりました。これからもおごることなく、年明け1月25日の最終選考に向けて、今まで以上の練習と努力を続けていきます。 天体観測コミカレ「ふたご座流星群をみよう」(12.13)
堀川高校では,年に1・2度生徒と地域のみなさんを対象に天体観測のコミカレを実施しています。今年は「ふたご座流星群」と銘打って,極大日と予想される12月13日の夜に観望会を行いました。寒さにめげず,生徒30名と保護者の方5名という,ほぼ定員一杯のご参加となりました(写真上)。ただ流星の方は大方の予想通りコミカレの終わるころなでにたまたま2〜3個見られた程度でした。おそらく夜半過ぎの好期にはみなさんお家の方でごらんになられたでしょう。
結局,屋上での天体観望会は「木星」・「アンドロメダ銀河」・「プレアデス星団(すばる)」などの望遠鏡での観望が中心となりました(写真中)。それなりに楽しんでいただけたと思います。 コミカレ終了後,自然科学部の終夜観測(3時30分〜6時)では打って変わって,都会の夜空に流星が舞い踊る様子が見られ,最大で60個の流星を観測できて,生徒たちは大喜びでした(写真下 ねそべって流星をみる生徒たち)。 第5回探究道場「ことばの限界に挑戦!」(12.8)
12月8日(土)、第5回探究道場が行われました。今回のテーマは「国語で探究・ことばの限界に挑戦」で、中学生36人が参加しました。
「百聞は一見に如かず」ということわざがあるように、あれこれ説明してもらうよりも、実際に自分の目で見たほうが確かであり、分かりやすい、ということはよくあります。しかし、今回の道場では、あえて「『一聞』で一見に勝つ!」ことを目標にしました。 まず前半の活動では、いきなり中学生1人につき1枚の絵が配布され、「その絵について“できるだけ詳しい説明文”を書く」というお題が課されました。(写真上) 後半では、中学生4人+高校生スタッフ1人のグループになって、「実物を見ていない人にも、文章だけで元の題材を正確に再現してもらえる」文章を考えました。その題材は、「モノ系」「生きもの系」「図形・記号系」から選ぶことができたのですが、どれも難解で、そもそもそれが何なのか分からないものばかり。どのグループも知恵を出し合って、一生懸命考えていました。(写真中) さぁ、文章が完成したら、いよいよ発表です。前半とは異なり、文章を「目で見て読む」のではなく、「耳で聴いて」、他のグループの人たちに再現してもらわなければなりませんでした。グループによって、「比喩」を用いたり、「座標」や「数式」を利用したり……説明の仕方は、バラエティに富んでいました。(写真下) 全ての発表が終わったら、それぞれが描いた「絵」を、発表したグループに渡しました。予想以上に伝わっていなかったり、意外と伝わっていたり…。 〜参加した中学生の感想より〜 ・順序良く説明するのが大切だということに気づきました。「まず全体、それから詳細」を忘れないでいようと思います。 ・何かを見て感動したことや、一瞬「言葉では伝えられない」と思ったことを、言葉に変えてみたいです。 たとえ、「一聞」で「一見」に勝てなかったとしても、「ことば」で伝えようとすることを諦めなければ、「ことばの限界」は何度も超えられるはずですよね。 2012.12.8 コミュニティカレッジ
後期中間考査が終わった翌日、12月8日(土)に本校2年生(13期生)全員、および本校1・3年生生徒、保護者、一般の希望者を対象に、コミュニティカレッジ講演会「東アジアと日本―朝鮮半島情勢を中心に―」を行いました。
関西学院大学教授・平岩俊司氏を講師にお招きし、約2時間の講演会、および希望生徒対象の座談会を行いました。朝鮮半島の過去〜現在・未来についての興味深いお話を、生徒たちは熱心に聞いていました。そして、グローバル社会に生きる中で、無視することのできない東アジア外交に関する理解を深め、見識を広めることができたようです。 また、講演会係の生徒が、考査終了後の限られた時間で、効率よく準備を進めてくれたことにも、この取組の成果が感じられます。 13期生は、1年次での海外研修旅行や今年6月の代表生徒による韓国研修、5・10月の台湾の高校との相互交流を通して、アジアや世界に目を向ける機会がたくさんありました。これからの日本を創っていくであろう13期生一人ひとりが、この日のお話をもとに、自らの考えを構築していってくれたらと思います。 写真左:質疑応答 写真中:お礼の言葉 写真右:座談会 2年生人権学習
2年生人権学習を11月30日金曜日に行いました。
3時間目のLHRの時間に本校講堂にて、兵庫県聴覚障害者協会の森本尚樹さんに「聴覚障がい者のくらしと社会」というテーマでご講演いただきました。手話通訳者の中西愛さんもご一緒でした。 森本さんが手話で自己紹介を始めると生徒は雰囲気が変わったことに気付き講義が始まりました。この始まりに生徒は自分たちと異なった生活をしている人達が社会にいるということ、その人達も一緒にくらしているということを認識しだしたようでした。 最初の講義は人が持っている五感について、どれかが欠けているとそれを補うために他の感覚が使われることを紹介されました。例えば耳が不自由でも視覚で聞くことができるのです。そして生徒の体験参加に移り口話体験をしました。 口話体験では舞台の上に5人の解答者の生徒が耳栓をして口の動きだけで言われている言葉を理解し書き留めていきました。口話は生徒・教員1人ずつと森本さんの3名がおこないました。第1問では生徒・教員の口話では解答者は難しかったようですが、森本さんの口話でペンが走り出しました。第2問目以降は口話者も伝え方を理解してきて、舞台下の生徒からも「ああ〜」など納得の声が出てくるなど伝わるようになってきました。 口話体験の後、再び森本さんが話を始められました。幼いとき両親が障がいに気がついたこと、小学校時の訓練が厳しかったこと、また授業で苦労したことなど。そして口話が出来るようになり、これで自分は話が出来ると嬉しかったそうです。しかし手話を学んでいる両親には通じなかったことで、それは思い込みであることを知り、再び手話を学びなおされたそうです。「他者とコミュニケーションを取れるようになって世界が広がり、訓練は厳しかったが今では感謝しています」とおっしゃっていたのは印象的でした。 人権の根本にあることは他者理解です。理解を通して自分の大切さとともに他の人の大切さを認めることです。生徒達は自分達の学校では出会わないような、しかし社会では見えていないだけで普通にある体験に関心を持ったようでした。 最後には挨拶やお礼、気持ちを表す手話をいくつか教えてもらい、質疑応答に移りました。突然ずっと耳が聞こえなくなったらこんな事に困るのではないかという生徒の質問にも丁寧に答えていただき、約1時間の講演はあっという間に終わりを迎えました。 今回の講演は生徒達の反応もよく良かったとの言葉も頂きました。たくさん考え、当たり前だと思っていた事に疑問をもつことが出来ました。この人権学習を踏まえ、小さなことからでも実践に移していけるようにしましょう。 ψ(^o^)ψ パチパチパチ(拍手の手話も教えてもらいましたね。) |
|