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最新更新日:2025/06/17 |
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豊かな文化との出会いと交流![]() ![]() 洛友中学校は,「荒城の月」「故郷を想う(コヒャンセンガク)」「小白菜(シャオバイサァイ)」(順に日本,朝鮮,中国の歌)を披露。午前中にリハーサルがあり,夜間部の生徒たちはやや緊張の面持ちで会場へ。ところが,緊張しているためか,普段の雰囲気と違うせいか,ピアノ伴奏と歌が全く合わず,少し心配していましたが,本番ではピッタリと合い,美しい歌声が会場にあふれていました。さすがですね。 展示会場では,休憩時間に洛友中学校のブースにもたくさんの人が来られ,「(タルや家庭科の作品を見て)見て見て!すごいよ」とか「(シーサーを見て)こんな難しそうなん,よう作らはったなあ」など,口々に感想を言われていました。今年は,夜間部の生徒たちがリハーサルに励んでいる間に,昼間部の生徒たちが一生懸命に作品の展示作業をしてくれて,とても助かりました。 今年の「民族文化にふれる集い」では,9団体によるステージ発表や,多くの学校からの展示作品が掲示され,たくさんの人たちが参観されました。日本には,韓国・朝鮮籍をはじめとする外国籍の人たち,中国残留邦人やその家族の人たち,その他外国にルーツをもつ人たちが多く暮らしておられます。ところが,そのような人たちの国の文化や伝統,習慣などを周りの人たちが理解し,互いに尊重し合えているかというと,決してそうとは言い切れません。中には日本との文化や生活習慣の違いなどが起因となって疎外感を感じたり,自尊感情を傷つけられたり,そのために民族的アイデンティティが揺らぎ,自分がどこの国の人間なのか分からなくなり苦しんでいる人もいます。さらに,そのことでからかわれたり,いじめられたり,また日本語理解が不十分なことから日本語で行われる授業内容が理解できず不登校になっている子どもたちもいます。国籍や民族などの異なる人々が,互いの文化の違いを認め合い,尊重し合いながら暮らせる地域社会を創るためには,このような交流を重ねていくことがとても大切なことだと思います。 今回も本校の昼間部の生徒をはじめ,多くの子どもたちがこの豊かな民族文化にふれることができました。このような機会を多くもち,それぞれの文化の素晴らしさを理解できる子どもたちを育てていくことが,日本に住む様々な国にルーツをもつ人たちが自分の文化や伝統を大切にし,自分らしく誇りをもって暮らすことができる当たり前の社会の実現につながるのだと思いました。 京都芸術教育コンソーシアム作品展
今年度,本校は校舎の環境整備にも力を注いできました。洛友中学校として生まれ変わって6年,教育委員会,保護者や地域の方々にお世話になりながら環境を整えてきましたが,25年経過した校舎には改修や修繕をしなければならない個所が少なくありません。廊下や教室,階段の壁の塗り替え,扉の修繕,図書室の改修等を行い,少しずつですが綺麗になってきました。そして,校内を温かみのある和やかな空間にし,生徒や地域の方々に芸術作品に触れてもらう機会を持つために,空き教室を利用して,芸術専門の大学院生が公開制作行う「京都芸術教育コンソーシアム」に取り組んでいます。
今回,下記の日程で本校において公開制作を行っている京都教育大学の大学院生を中心に,京都精華大学,京都造形芸術大学,京都市立芸術大学にも呼びかけて「作品展」を行います。2畳くらいの大きなものから小さなものまで19人の作家の作品100点以上が展示されます。今回は,生徒及びそのご家族,郁文地域の方の鑑賞に限定させていただきます。 日 時:2月12日(火)〜15日(金)16:30〜19:30 (15日は18:30まで) 場 所:洛友中学校2階廊下・教室 ![]() ![]() 木のぬくもりプロジェクト
上記の「作品展」に合わせて,木のぬくもりを感じられるような机やいすなどを校内に設置しようと,「木のぬくもりプロジェクト」を企画しました。生徒や教職員,作品展に参加の学生,そして地域のみなさんと共に木製の机やいすなどを制作します。地域からは郁文体育振興会のみなさんがお手伝いいただけます。
日 時:2月14日(木)17:30〜18:30 場 所:洛友中学校2階多目的教室等 |
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