京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/07/03
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ハートフルマーク

大きな舞台で

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 昨日、全国障害者スポーツ大会岐阜清流大会を観戦してきました。本校からは、4名の生徒が出場しましたがみんな健闘しました。陸上に出場した女子二人はどちらも自己ベスト出せてよかったです。大きな舞台では緊張して力が出せないように一般には言われますが、私の経験から言えば、本校の生徒は、大きな舞台でちょっと緊張した方が力を出せます。「本番に強い」というやつですね。
 卓球に出場している男子二人と会場で話をしていましたが、「全国大会はレベルが高くて緊張するけれどきもちいい」と言っていました。そう、大きい大会やステージ等の本番は「気持ちいい」のであります。何事においても本番の心地よい緊張の経験をすることは大切です。結果もついてくるともっと気持ちいいですね。
 卓球男子ブロック1位おめでとう!!

後期を迎えて(始業式での校長講話)

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山中教授のノーベル賞受賞に想いを寄せて
 平成24年度のちょうど真ん中の時期になりました。はじめの方でもなく、おわりの方でもなく、一番1年生らしい、2年生らしい、3年生らしい今ではないでしょうか。暑くも寒くもなく過ごしやすいですから、いろいろな活動が充実します。勉学の秋とか読書の秋とかスポーツの秋とか言われますね。岐阜で開催される全国障害者スポーツ大会にも、代表として、4名が代表で行ってくれます。明日結団式で13日から15日までです。みんなで健闘を祈りたいと思います。
 さて、一昨日のこととなりましたが、京都にちなむ大きなニュースが飛び込んできましたね。いつも木山先生たちにお世話になっているお隣の京都大学の山中教授がips細胞の研究でノーベル医学生理学賞を受賞されました。何か雲の上のできごとのように思いますが、結構、学ぶことがあります。
 まず、夢を持つということが受賞の基本にあること。みんなも夢を持つこと持とうとすることがまずは大切だということを知ってますね。山中先生も人のために役立ちたいという思いが出発点です。そうした面ではみんなと変わらないと思います。山中先生は人の命を救いたいと思われた。でも、医者になった山中先生は手術がへたで、「ジャマナカ」とまで言われていたそうです。結局、人の命を直接救う臨床医にはならず、研究医の道を進まれた。そこでも、失敗ばかりしてこられたそうです。20回以上めげそうになって、でもあきらめないで、ips細胞、どんな臓器などにも育つことができる万能の細胞を発見された。これを使えば、痛んだ臓器や筋肉・皮膚・神経などを作り直すことができるし、癌の治療になるというもので、とてもすごいことです。
 まだ、実際の治療に使われる段階には来ていないため、山中先生はこれでいいと思ってはおられません。人の命を実際に救えるように頑張りたいと思っておられる。欲しいのは地位とか名誉とかではなく「願い=志」の実現なのです。失敗しなさい、そして失敗から学んでへこたれないで生きなさいということです。
 そしてもうひとつ大切なことは、感謝の心を「ド真ん中」に持つこと。山中先生は記者会見の際、一言目に支えてくださった人たちへのありがとうを言っておられます。チーム、スタッフをとっても大切にされています。仲間がいなければ、一人では誰も何もできないのですが、それはみなさんも、山中先生も同じです。支えてくださる家族の存在の大事さも日頃は当たり前すぎてわからないけれど、何か自分にトピックスがあったときには実感するものです。
 新学期を迎えるに当たり、改めて、夢や希望を大切にし、周囲に感謝しながら、前向きに生きることを確認したいと思います。

振り返りと自己評価(前期終業式にて)

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24年度前期終業式での校長講話

 前期が終わりました。みなさんは、ここのところ、ケース懇談会などで、その振り返りをしてきたことと思います。
振り返りってなんでしょうか。「してきたことを思い起こす」だけでは振り返りになりません。それを評価することが大切です。
目標にしていたことに対して「できた」とか、「だいたいできた」とか、「少し届かなかった」とかいろいろあるでしょう。それから、「あほなことしたわ」とか、「恥ずかしい」とか、そういう反省もあるかと思います。
 評価するのは誰ですか、結局は自分なんですね。でも、自分の目からだけでは、自分ってわからないんです。人は、ともすれば、都合の悪いところには目をつぶったり耳をふさいだりしますからね。ポイントは、他からの視点とか、多角的な視点とか言われるように、これ、「人からみたらどう見えるだろう」ってことを意識することです。
 私は、授業をみてまわっています。ほとんどの人はしっかりやっているのですが、気になるのが寝ていたり、だれっとしていたりする人です。その人の目から見れれば、立場から言えば、「授業がおもしろくない」とか、「家でごたごたあってしんどいから」ということになるのでしょうけれど、先生の目からみれば、もちろん理由はどうであれおかしいと思うし、何かあるならきちんと丁寧に伝えるべきです。廊下で見ている私はこうみます。「それじゃあ就職できないよ」常日頃から、どうであれ、授業とは君たちの仕事場です。そこで、寝ている人は雇ってもらえないでしょう。
 最後の最後に、いろいろな角度から見たことを見てもらったことを評価として受け入れるのは君たち自身ですが、そういうことを意識して後期にのぞんでほしいと思います。

門掃きと挨拶

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 登校時の校門で、校長先生が挨拶をして出迎えてくれるという学校は少なくないと思います。夏休み前、登校時の挨拶をしていたところ、私から挨拶しないと無言で通り過ぎようとする生徒が何人かいました。しばらく中断していて、学校祭が終わり、再開したときには門掃きをしながら挨拶をすることにしました。こうすることで、私からの「挨拶しなさい!オーラ」を薄めようと考えました。
 再開時、学校祭で盛り上がった後で雰囲気がよかったせいか生徒たちの反応は上々でした。地面方向に視線が外れている私の傍らを無視して通り過ぎていってもわからない状態ですが、多くの生徒たちは、大きな声で私の掃除をする手を止めさせてくれました。10mくらい離れた場所になると挨拶しないで通り過ぎる生徒が増えますが、それでも大きな声で「おはようございます」と呼びかけてくれる生徒がいます。彼ら彼女らはより自律的な生徒であり、また、自己アピール力のある生徒であるとも言えるでしょう。企業就職する上で大切な力です。やはり3年生は、概ね自然体で大きい声で挨拶します。キャリアの育ちがこうした場面でもよくわかります。
 今日は台風一過で落ち葉が多く気になって箒を手にとりましたが、そろそろまた夏休み前のように、竹箒を置いて挨拶をしてみたいと思います。

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