京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/06/17
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昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

ひた向きな発表に感動!!

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 9月28日(金),文化祭・ステージ発表が行われました。ご家族,地域の方,卒業生や教育関係者等,例年以上にたくさんの方々に来ていただき,大盛況のうちに発表することができました。ありがとうございました。
 展示発表では,国語や家庭科,美術の時間などで制作した作品を発表し,洛友中での授業の一端を見ていただきました。昼間部の舞台発表では,楽しく絆を深めた宿泊学習の思い出がよみがえり,その内容をクイズ形式で夜間部との交流を行うと同時に,女性会のみなさんにお世話になっている茶道へとつなげ,緊張の中,立派にお手前を披露できました。また,夜間部の劇『ね・うし・とら…干支でござーい』では,最初はなかなか台詞を覚えることも大変だった人も,練習を何度も繰り返し,感情を込め,迫力ある演技を行うことができました。総合司会も,昼間部と夜間部が力を合わせ,すべての発表において,見ている人に感動を与えました。
 「心に咲け 光の花よ 〜知ることは力・努力は必ず実る〜」…このスローガン通り,まさに努力が実り,みなさんの心に「自信」という光の花が咲いたのではないでしょうか。

いよいよ,文化祭!

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 「心に咲け 光の花よ 〜知ることは力・努力は必ず実る〜」

 現在,昼間部も夜間部も発表に向けて練習と準備に頑張っています。昼間部では,夜間部のみなさんと一緒に楽しむ企画として,宿泊学習で訪れた岡山県に関する○×クイズやお茶のお点前を披露します。加納さんをはじめとする地域女性会のみなさんにご指導をいただいています。夜間部では,演劇に取り組み,最初はなかなか台詞が覚えられなかったのですが,それぞれが一生懸命に取り組み,今では感情も込めてうまく台詞を言えるようになってきました。最後には,昼間部・夜間部の手話付きの合同合唱も行います。来ていただければ,きっと感動があります。舞台発表は28日(金)17:00〜。ぜひ,見に来てください!

文化祭プログラムはこちら

島根県 高津中学校との交流

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 昨年は台風の影響で行うことができませんでしたが,毎年,本校の夜間部と高津中学校とは交流会を行っています。京都へ修学旅行に来られた際に本校に寄られるのです。今年も本校の小林教頭から話を聴き,実際に夜間部の授業に入り,見学をしたり,一緒に授業を受けたりしてもらいました。 

高津中・生徒代表より
 私たちは,今,普通に学校に行って勉強しているけれど,子どものとき学校に行けなくて,大人になってから勉強しているということを今回の学習を通して学ぶことができました。そして,今日交流をしてみて,私たちは面倒くさいと思いながら勉強していたりするけれど,洛友中学校の人は勉強したいという強い意志を持って勉強しているということを感じました。これから私たちは学校生活を大切にしていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました。

高津中・教頭先生より
 みなさんが勉強しておられる姿を私たち,また高津中学校の生徒たちも見させていただいて,本当に感動しました。学校で勉強するということはこんなにも素晴らしいことなんだと改めて感じました。私たちもこれから学校でしっかり勉強していきます。

京都芸術教育コンソーシアム

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 今月から南校舎の4階の教室を利用して,芸術専門で教職を目指す大学院生が公開制作を開始しています。これから彼らの作品が校内に展示されたり,一緒に制作活動をしたりします。この活動は,これから地域にも広げていきたいと思っていますので,よろしくお願いします。

関西から世界へ! 学びは生きる力!

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 9月9日,大阪市生野区で行われた「国連識字の10年 最終年の集い」に参加してきました。2002年に世界で8億8千万人の大人と若者が識字状態にないことが分かり,その数を半減することを目標に「国連識字10年」が設定されましたが,2010年にはまだ7億7千5百万人で,目標には程遠いものでした。日本でも2000年10月の国勢調査によると,「学校に行ったことがない」または「小学校を途中でやめた」と答えた人が全国に158,891人います。全国夜間中学校研究会の推定によると,義務教育未修了者,つまり中学校を卒業していない人は日本国内に百数十万人はいるということです。ところが,そのような人たちが学ぶことのできる夜間中学校は全国に35校(東京(8),神奈川(6),千葉(1),京都(1),大阪(11),奈良(3),兵庫(3),広島(2)の8都府県)しかありません。
 今回の集会では,大阪,兵庫,奈良などの夜間中学校,自主夜間中学,識字学級などの生徒や先生たちが集まり,「私は学校へ行くことが夢でした」「すぐに忘れてしまう自分に失望する時もあるけど,学ぶことの喜びを感じる夜間中学校が大好きです」「学校に通うごとに新しい世界が開く」など,生徒から学ぶことの大切さを訴えました。卒業生からは「差別は人の命を奪う。私たちは差別のない世の中を作ろうと頑張ってきたのに,今“いじめによる自殺”が毎日のように報道される。どうしてこんな世の中になったんだろう」と嘆く声もあり,また一方「大阪では2009年から補食費がゼロ。勉強も大事だが,運動も大事」という声も。
 学ぶことの尊さ,差別との闘い,そして夜間中学,識字学級や日本語教室の大切さを改めて考えさせられました。

絆を深める旅に出よう!

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 9月5日〜6日,昼間部は岡山県へ宿泊学習に行ってきました。1日目は,児島の旧野崎邸での「塩づくり体験」,下津井港での「回船問屋見学」と「魚釣り」(釣れなかったけどね(-_-;)),そして夜は下電見学の後,みんなで「BBQ」! 2日目は朝5:30に起きて漁港へ「魚の水揚げ」を見に行った後,倉敷の美観地区へ。美観地区では,「むらすずめ作り」,「桃太郎からくり博物館」「オルゴールミュゼ」「大原美術館」の見学をしました。ふりかえってみると,とてもたくさんの体験をしてきました。礼儀正しく,互いに思いやりある行動ができました。そして,生徒同士,先生と生徒,それぞれにより分かり合うことができ,目標としていた「絆を深める旅」になったことと思います。今回,残念ながら行けなかった人とも,これからの学校生活の中で互いのいいところを見つけ合い,再び「絆を深める旅」へと出かけたいですね。

「学校」

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 1組の教室で,このような詩を見つけました。調べてみると,これは東京の荒川区立第九中学校夜間部卒業生が書いた詩だそうです。

 『学校』という映画を見たことがありますか? 山田洋二監督の作品で,1993年から2000年まで4作が公開されました。その第1作が夜間学級を舞台に展開される物語です。
 孫もいて焼肉屋を経営する在日韓国人の女性「オモニ」,髪の毛を染めたツッパリ少女「みどり」,昼間は肉体労働に励む少年「カズ」,中国から移住してきたが日本の社会になかなか馴染めない青年「張」,中学校時代は不登校だった「えり子」,そして,長年の肉体労働で身体を酷使した競馬好きの「イノさん」(田中邦衛)らが登場し,それぞれに違った環境でそれぞれの悩みを抱えつつ夜間学級に通う生徒たちです。そのような中,突然「イノさん」が亡くなるという悲しい知らせが届きます。悲しむ生徒たちと黒井先生(西田敏行)は,不幸な生い立ちとその後の苦労,田島先生(竹下恵子)への恋心,そして突然病に倒れ,故郷の山形へ帰ったきり帰らぬ人となった「イノさん」の思い出を語り始めます。彼の人生を語り合ううち,いつしか「人の幸せ」って何だろうということについて話し合うようになっていきます。また,「えり子」は自分も夜間学校の先生になり,この場所に戻ってくるとの決意も語ります。学びたくとも学べなかった人が,または希望を失いかけている人が,本当に目を輝かせて,「学ぶ楽しさ」を分かち合い,「生きる喜び」を取り戻していく…そんな映画です。
 山田洋二監督は「“豊か”になっても夜間中学があるという日本の貧しさの現実と,夜間中学の教育に大きな誇りをもつ人たちと出会い,ありのままの夜間中学の姿を提起して,普遍的教育を考えてもらおうと映画をつくった」と語っておられます。点数で人生が左右されると考えたり,ありのままの自分が分からなくなったりするような生徒を育てることは「普遍的教育」とは言えません。

 夏休み前の校長講和で,夜間部の生徒に「あなたたちにとって洛友中学校は,この詩の「学校」になっていますか?」と尋ねたところ,大きくうなずいて「なってる!」と答えてくれました。本校夜間部の生徒は,想像を絶する背景を抱えている人も少なくありません。しかし,学校では生き生きとした表情で先生の話を聞き,一生懸命ノートをとり,問題プリントに臨んでいます。もちろん先生も,その姿勢に応え,言葉が通じにくくても,身振り手振りで分かるまで一生懸命に説明します。そして,「今日の勉強は難しかったわー。全然覚えられへん…」と言いながらも,満面の笑顔で「ありがとうございました」と帰っていく。
 「学校」というものは,先生と生徒それぞれが努力し,協力し合って創り上げられるものです。だから,「学校」は当たり前に存在するものではなく,必要とされてはじめて存在できるものなのかもしれません。学びたいから学校に来る。分かりたいから表情も生き生きとする。本来の「学校」とは,そういうものだと思います。

分かっているけど,ついしてしまう…その「つい」が命取り

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 6/27(水)下京警察署交通課の重松洋子巡査部長と生活安全課の岡田博美スクールサポーターに来ていただいて,「交通安全教室」を行いました。最初,岡田サポーターから自転車盗の被害に遭わないためにロックをしっかりすることや,振り込め詐欺などについて注意をしていただいたあと,重松巡査部長から交通安全について…
○自転車,三輪車,バイク,リアカーなどは,車の仲間?人の仲間?
○大宮通りのように横断禁止の通りやそのマーク。
○やってはいけない渡り方。
○自動車の運転手を信じてはいけないこと。
…などを教えてもらいました。
 自動車の運転手は,いつも見えていると思ったらダメです。自分の身は自分で守らなくてはいけません。昨日もらったシールを靴のかかとに貼ることも安全対策ですし,何よりも自分の目でしっかりと安全を確認しながら行動することが大事です。ケガをすると,大好きな学校へも来ることができません。

『学び』を楽しむ本来の姿を参観!!

オープンスクール(6/14公開授業)… 60名以上の方が来校

 お忙しい中,たくさんの人たちに来ていただき,ありがとうございました。中でも学校の先生方が40名以上来られ,夜間部の授業を熱心に参観されていました。『学ぶ』とは何か,人は何のために『学ぶ』のか…。以前にも書きましたが,本校には『学びの原点』があります。それを感じるために多くの人達が来られたのだと思います。
参観された方々の感想等を紹介します。

○ 生徒さんの生き生きとした取組がすばらしいと思いました。
○ 学ぶことは,難しいことも多いと思いますが,一生懸命,意欲的に取り組んでおられる生徒の方々の姿に感動しました。
○ 人はなぜ学ぶのか…。中学校で習得する学習とは何かが,少しわかったような気がします。
○ 外国人の方や若い方も多くおられ驚きましたが,このような学校で学べることがとても励みになるのではないかと思います。授業を公開していただき,実際の様子を見せていただき理解が深ました。ありがとうございました。
○ 学ぶという本来の勉強を楽しむ姿を久しぶりに感じました。また,一人一人を大切にしている先生たちの姿にも久しぶりに感じました。自分をもう一度見つめ直したいです。
○ “教師の熱い姿勢”と”“生徒の高いやる気”が合わさってとても良い環境だと感じたと同時に,もっと多くの方に知ってもらいたいと思っております。
○ 二部学級の特徴,それが洛友中とともに,他県のそれも含めて広く知らされる機会であればと願う。
○ 教育の機会が得られるというのは,すごく貴重なことで,全国でもその数が少ないだけに,その存在は大きいものだと思いました。こうして授業を公開して見れるのもありがたいと感じました。
○ 全国的に洛友中学校が広がればいいと思いました。
○ 生徒さんたちの授業を受ける姿には,いつも熱意を
感じます。初心を思い出しました。
○ 明日の球技大会の内容が気になります。健康面に気をつけながら行ってください。

 公開授業を見られた方々から,とてもうれしい感想をたくさんいただきました。翌日の球技大会では,はじめのあいさつで「みなさんは私の誇りです」と言いました。子どもの頃,行きたくても行けなかった学校に毎日来て,いくつになっても学び続けようとする夜間部のみなさん,今まで学校に行こうとしても行けなかったけど,今は毎日のように登校し続けている昼間部の子どもたち,そして,その生徒たちを見守り,寄り添い支えようとする教職員。ここは地域に,全市に,全国に自慢できる『学校』です。

みんなで元気に「球技大会」!

 6/15には,恒例の球技大会を開催し,1〜5組,女性会,教育委員会のそれぞれのチームに分かれて,「ペットボトルボーリング」「カーリングゲートボール」「玉入れ」の競技を楽しみました。
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学校行事
10/7 郁文学区ふれ愛運動会
10/9 後期始業式17:00  防犯教室17:45〜18:30  昼間部:登校16:30  夜間部:後半校内掃除
10/10 内科検診17:00  夜間部:給食申込み締切
10/12 タル(朝鮮のお面)づくり  夜間部:美術館見学事前学習
京都市立洛友中学校
〒600-8383
京都市下京区大宮通綾小路下る綾大宮町51-2
TEL:075-821-2196
FAX:075-821-2197
E-mail: rakuyu-c@edu.city.kyoto.jp