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最新更新日:2025/06/14 |
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初めてのパンランチ 2012/06/21![]() ![]() ![]() パン屋さんに買出しに行く前に, 「みんなのパンを買いに行ってくるね。帰ってくるまでにお部屋をピカピカにして待っていてね」 「ぼくのパンも買ってきてな」 「もちろん,買ってくるよ」 「ぼくはブドウパン2つな」 「ぼくはメロンパンとチョコレートの入ってるやつ」 みんなが口々に注文を始めました。 「パン屋さんがどんなパンにしようかなって考えてくれてるから,先生もどんなパンかわからないの〜,お楽しみだね」 と説明するものの,誰も聞いてくれてないようです〜〜 しばらくして,お昼時,ゆり組の子どもが一人一人にパンを配ってくれました。 そのパンをもらうなり, 「これ,ぼくのと違うし。ぼくはブドウパン2つのやつ」 と返そうとします。 その横では 「ぼくはメロンパンやし」 それはそうですよね。 お家では自分の好きなパンを買いにいきますものね。 納得はできなかったかもしれませんが,ハートの形をしたハーティーとプチパンはおいしかったらしく,もも組もたんぽぽ組も全員完食です!! すごい!!びっくり!! すぐに「おかわり〜!」 初めて幼稚園でつくるお味噌汁を食べるので,今回は抵抗なく食べられる具がいいなと思い,ジャガイモとニンジン,タマネギ,小松菜を小さめに切って入れました。 最初はどの子どもも食べきれた嬉しさを感じてほしいと思い,すこ〜しの量を入れました。 そのかいあってか,おいしく食べてくれ,おかわりしたい子どもが続出です。 3杯もおかわりした子どももたくさんいました。 おかげで,ゆり組の子どものおかわりがほとんどない状況に陥ってしまいました。 次からもう少し多めに作ることにしましょう。 お味噌汁のおかわりをもらえないとわかると 「牛乳でもいいわ,おかわり!」 ですって。 3歳児の最初は一人1本ではなく,各クラス1リットルの大きい牛乳を3本づつにしています。 好き嫌いや飲む量も個々違うことを考慮し,コップに分けていれています。 食べ終わった子どもに会うと, 「おいしかった」 「全部食べたんやで」 「またつくってな」 と声をかけてくれました。 次もおいしいパンランチになるようにがんばります。 パンランチの当番 2012/06/21![]() ![]() ![]() 傘をさしてパンを買いに行くと,帰りが傘と荷物を持って歩くのが,今の段階ではまだ難しいので,職員が買出しにいくことにしました。 少し残念そうですが,次にがんばってもらうことにします。 クラス毎に分けて配る当番はしてもらいました。 今日からは3歳児のもも組もたんぽぽ組もパンランチです。 それぞれのクラスのパンと牛乳の数をかいた紙をわたして,5人の当番で全クラスをどう担当するのかを相談してもらいました。 最初のうちは 「ぼくはゆり組のしたい」 「ぼくもゆり組」 「わたしもゆり組」 「わたしはもも組がいいわ」 「そしたらわたしももも組する」 「ぼくゆり組!」 「わたしがゆり組!」 と自己主張ばかりしていました。 「そうしたら,3人でゆり組のをして,2人でもも組のをしてくれるのね。ばら組とたんぽぽ組はパンランチは食べられないけど大丈夫かな・・・?」 「そやな,だれも配らへんかったら困らはるな」 「そしたらわたしと○○ちゃんとで,もも組とばら組のどっちもするわ」 「わたし,ゆり組って言ってたけど,たんぽぽ組することにする」 「そしたらぼくたちはゆり組するな」 と決めることができました。 もも組とばら組担当の2人組は,一人がカゴにパンを入れていく役,もう一人がそれを横で数える役と役割分担をして作業を進めていました。 ゆり組担当の2人組は,それぞれがカゴの中に数えながらパンを入れ,お互いの数を聞き合い, 「ぼく15個,いくつ入れた?」 「ぼくのは20個やったかな・・・う〜ん・・わからんようになった」 「そんなときはな,もう一回だして数えたらいいねん。出してみ」 「わかった,もう一回数えてみるわ」 「20個おうてたわ,ぼくのと合わせたら・・・・35個?」 「ちょっと多いのとちゃう?」 「全部でいくつ入れるんやったっけ」 「32や」 「やっぱり多そうや」 「これとって,これとって,これとって,これくらいちゃうかな」 結構感覚的な裁量ですが,合ってます・・・ 一人でたんぽぽ組の担当になった子どもは,その間も黙々と数えています。 そんなことをしているうちに,もう3歳児さんたちはしっかり昼食の用意をして待っていました。 急げや急げ! 大急ぎで,でも責任感に燃えて目をキラキラと輝かせながら活動しています。 運動遊び 2012/06/21![]() ![]() 巧技台や跳び箱,ウレタンマット,はしご,トンネルなどの道具を使って,身体を動かして遊ぶ場をつくりました。 高いところから○○マンに変身して跳び下りたり,跳びたいからなんとか高いところによじ登ったりしています。 横に渡したはしごは,落ちないように工夫して,両手と両足を使って渡ったり,両手を横に広げてバランスをとりながら歩いて渡ったり,友達に手をとってもらって渡ったりしています。 何かに挑戦しようとすると,何人かの子どもが同じような気持ちで待っています。 4歳児のばら組が並びだすと,3歳児のたんぽぽ組もなんだか並んでいます。 3歳児ばかりだと 「ぼくが,ぼくが」 「わたしがしたい!」 と我先になるのですが,大きいお兄ちゃんやお姉ちゃんがしていることを見て, 「並ぶんだな・・・」 と感じたのでしょうか。 それとも,4歳児の子どもに 「横抜かしはあかんで,ちゃんと並びや」 と言われたのでしょうか。 たくさんで遊んだり生活したりする中にはルールがあること,そのルールがあることで自分もみんなも気持ちよく遊べること,ルールを守らないとどう困るのか等を知っていくことは大切です。 命や安全,人の気持ちや身体を傷つけることは間髪いれずに制止したり指導したりしますが,少し時間をかけても大丈夫なことは,自分で考えさせたり,友達と相談させたりして,何を困っているのか,どうしていけばいいのかなど,子どもの中でルールをつくっていけるようにかかわっています。 ルールは誰かに怒られるから守るものではなく,なぜそうしなければならないのかを理解し,自ら守ろうとしなければ意味がありません。 そうでなければ,大人が見ているところでは守っているように振舞っても,大人が見ていないところではどんどんとエスカレートしていきます。 ルールの意味を考えられる,そして守ろうと行動できる芽を育てておかなければなりません。 思春期にそれらの力が育っていないと気づいても難しいかもしれません。 今の時期にしっかりと規範意識の芽を育てていけるように,幼稚園でも取組んでいきたいと思います。 竹馬 2012/06/21![]() 全員が一斉に始めたわけではありませんが,次々と取組む子どもが増えています。 5歳児になると,先生との信頼関係が結ばれると,難しいことにも先生が少し背中を押すことでがんばってみようとする気持ちが芽生えます。 3歳児のときには『嫌なものは嫌!』なのですが,5歳児になると『ちょっとがんばってみよう』という気持ちがもてるようになるのです。 そして友達とのつながりが深まることで,友達ががんばっている姿に刺激されたり,友達の応援に気持ちが高まったり,できたことを自分のことのように喜んでくれる友達の気持ちを感じたりすることで,よりがんばろうという気持ちが強くなります。 竹馬はなかなか思うようには乗れない子どももたくさんいます。 しかし,乗れる乗れないと最終の形だけを見るのではなく,それまでの心の葛藤や取組んでいく中で感じる楽しさやできたときの達成感,うまくいかないときの挫折感やそれを乗り越えた心の強さ,竹馬をもってくれたり応援してくれる友達の存在や一緒に喜んでくれる幸せ等,どのように心が動き,育っているのかをしっかりと見取り,大切に育んでいきたいと思っています。 土粘土 2012/06/21![]() ![]() 大きな粘土の塊に,どんどんと思いっきり力をこめたたたいたり,こねこねと丸めたり,自分の好きなものをイメージしてつくったりして遊びました。 「ぼくな,4歳になったしケーキつくったん」 かわいいケーキには,ろうそくが4本立っています。 「わたしのも見て」 「ぼくのん,こんやんやで」 みんなが自分の持っている粘土を見て欲しくてしかたありません。 足でもどんどんしてみたら,これもおもしろかったみたいで,だんだんとたくさんの子どもたちがやりだしました。 粘土を伸ばしたものを足の甲に置いて見ると,これもおもしろいようで,隣から隣へ電波していっています。 粘土は,思い思いのイメージで遊び,つくってはこわし,つくってはこわしして遊べる可塑性があります。 どのように遊んでもよく,正解もなければ間違いもありません。 身体全体で感触を味わい,遊べるよさがあります。 一人一人の発想や気づきを十分に受止め,かえしていくことで,その子らしさを認め伸ばしていきたいと思います。 そして一人でするのではなく,友達と一緒の場ですることにより,隣の子どもがしていることに刺激をもらってやってみようとしたり,自分が考えたことを他の人に見せて楽しさを共感してもらったりすることができます。 そしてなにより『楽しいね』という雰囲気が味わえること,それがとても大きいと思います。 たとえ,この日粘土を触っていなくても,『おもしろそうだな』『今度のときにはちょっとやってみようかな』『あんなして遊ぶんか』と感じることが次の行動へとつながっていきます。 大人が無理やりさせようとしても,『嫌なことさせられた』『気持ち悪い』『二度としたくない』という気持ちばかりが大きくなってしまいます。 3歳児のうちには『自分でしたいよ』と思える気持ちを大切にしたいと考えています。 でも,なにもせずにするようになるまで待つのはなく,手をかえ品をかえ,したくなる気持ちがわきでてくるようにします。 担任の先生は,一人一人の個性や気持ちを見極め, 「この子の心は今したい方に傾いてきている,今がチャンス!ちょっと強めに誘ってみよう」 「この子はまだそこまで気持ちが入っていないからもう少し待とう」 「この子は○○ちゃんと仲良しだから,まず○○ちゃんを誘ってみようかな」 「この子は嫌といったら頑固だから,直接的に声をかけず,自分(先生)が思いっきり楽しんでおもしろさを伝えよう」 など瞬時に考えて声をかけたり援助したりしています。 粘土遊びに限らず,裏には先生方の意図が隠されていても,『自分でやろうと決めたんだ』と思って一歩を踏み出すことを大切にしていきたいと考えています。 サッカー 2012/06/20![]() 子どもたちも楽しみにしていたようで,5歳児のゆり組の中には朝から 「今日の預かりでサッカーするし,今から鍛えとくんや」 と筋トレらしきことをしたり,ボールを蹴ったりする姿がありました。 ところが,13時6分に暴風警報が発令され,急遽降園することになり,預かり保育もサッカーも中止になってしまいました。 「えーっ,預かりないの〜!」 と残念そうにはしていましたが,こればかりは皆の安全が第一です。 そうして日が明け,園庭でボールを追いかけているゆり組の姿ありました。 また,サッカーのお兄さんたちに来てもらえるようにお願いしますね。 台風一過 2012/06/20![]() ![]() ![]() お家の方は大丈夫だったでしょうか? 幼稚園の中の安全確認をしていたところ,なんと園庭の真ん中においてある小さなお家の屋根がとんでしまっていました。 もう一度はめ込んでみたものの,大人の力で外れてしまうので,もしも子どもが遊んでいるところで外れると危険だと判断し,取り外してしまうことにしました。 屋根なしで風通しがよくなったものの,ちょっと隠れて集うワクワク感がなくなってしまったのかな・・・と残念な気持ちです。 台風の落し物は砂場の横にもありました。 小さな木の実がいっぱい落ちています。 「いっぱい落ちてるなぁ」 「どこからきたのかなぁ」 「あっ,あそこから落ちたんや!」 落ちている木の実を拾ったり,机の上に並べたり,中をわって見てみようとしたりして遊んでいました。 「変な形のも見つけたで」 「いもむしの実やな」 木の実の形状を知っているものに見立てています。 それとも,もしかしていもむしが生まれてきそうだなと思っているのでしょうか。 子どもの発想力はすてきです。 見ていたら,ほんとうにいもむしに見えてきました。 この実は秋になると,再び子どもたちの注目の的になると思います。 お楽しみに。
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