金環日食帯が久し振りに日本を通るということでマスコミが賑わっていました。
修二小では,子ども達に安全に観望してもらおうと,教育後援会や見守り隊等の地域の方々に協力していただき観望会を実施しました。
京都市は北限界線近くにあたるので,賀茂川では花山天文台の観測部隊が北限界線を探るために観測されていました。ちなみに観測隊は朝3時集合でした。
早朝の京都市は曇でしたが,青空に雲が浮かんでいる状態で,金環日食時に雲が切れることを願いながら,いつもより早く準備のために出勤しました。途中,比叡山からの日の出を見ることができました。
学校の天体望遠鏡を3台準備しました。口径8cmの屈折赤道儀式です。モータードライブ装置がないので,手動で追尾することになりますが,太陽の場合はそんなに難しいことではありません。
1台は太陽投影板をセットして,眼視で観察できます。
2台は写真撮影用で,デジタル一眼レフカメラを装着して,静止画と動画を撮影しました。こちらは,バータープラネタリウムフィルターを加工したものを装着しています。太陽光線は強力なので,くれぐれも大人の人と一緒に安全な方法で観望や撮影をするようにしてください。
予報によると,京都では6時17分から欠け始めます。6時までに準備を完了して,6時過ぎから撮影を開始したかったのですが,その頃の東の空は曇っていたので,精密なピント合わせができない状態でした。