京都市立学校・幼稚園
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『のびのび遊んでしっかり学ぶ!みつば幼稚園』          幼稚園見学・説明などをご希望の方、お気軽にお電話ください!

水遊び 2012/05/16

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今日は急に暑い日になりました。

4歳児のばら組はさっそく水遊びです。
ペットボトルに水を入れ,小さな穴の開いた蓋をつけて,シャワーにして遊んでいます。
最初は普通に水をとばすことを楽しんでいたのですが,高いところからシャワーにするほうがおもしろいことに気づいたようです。
しゃわ〜〜っと水が上から落ちてくると,かかりたいのが人情です。
何人もの子どもがシャワーの下にやってきて,キャーキャーとかかっていました。
特に今日のように暑い日はことのほか気持ちがいいようです。
昨年度園庭に設置したミストの人力戦ですね。

とっても楽しそうなので,3歳児の子どももやってきて
「それかして」
とペットボトルを貸して欲しいと頼むですが,楽しみ始めた4歳児には貸してあげる余裕はないようです。
貸してもらえなくても,何度も何度も頼んでいました。
ちょっとつらい経験かもしれませんが,まわりが大人が多い家庭とは違い,なかなか自分の思いがすっと通らないもどかしい思いやつらい気持ちを味わうことも多々あるのだと思います。
そんな時に貸してもらえない悲しさを感じることも,次に自分が貸してほしいと頼まれたときに「この人もほしい気持ちなんやな」と思えるワンステップにもなります。
お家の方が見られたら「かわいそうに・・」と思われることもあるかもしれませんが,そんな気持ちを経験したり,そこから気持ちを立て直したり,他の代替案を考え出したり,自分の行動を振り返ったり,友達の思いに気づいたり・・・と様々なことを学ぶことにつながるよう,教師が声をかけ,環境を整えなおし,友達との関係を見取ったりしています。

3歳児の姿を見ていると,4歳児とのかかわりよりも5歳児とのかかわりが多くあるのがおもしろいです。
まだまだ自分の思いを通したい4歳児のばら組ではなく,いろいろと配慮をしてくれたり譲ってくれたりする5歳児のゆり組のところへいくのは,たいした分析力だと思います。

魔法の粉 2012/05/16

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3歳児のもも組とたんぽぽ組のテラスに粘土板が3枚置かれています。
何が始まるのでしょうか・・・

先生が白い粉を持ってきました。
『魔法の粉』なのだそうです。

水を入れてこねこねしていると,おだんごができ始めました。
「おだんごできた!」
と手のひらを開いて見せると,そのおだんごが『どろ〜〜り〜〜』ととろけて指の間から流れ落ちていきます。
「うわ〜!とけた!」
「やっぱ,魔法や」

変な生き物を見つけたかのように一歩退く子どももいます。
でも,なんやら楽しそうで,少しずつ近寄ってきて,さわってみています。
やりだしたらおもしろくって,だんだん体全体でこねこねし始め,とうとうはだしになって粘土板に入って足の感触まで楽しんでいたりもしました。

この魔法の粉の正体は『片栗粉』です。
食べるのもを遊びに使ったり,足で踏んだりするのはどうか・・・という思いもありますが,3歳児の今,口に含んでも害がなく,安心して遊べることや,様々な感触を味わって遊ぶことを大切にしたいと思い計画しました。
また,アレルギーのある子どもも多く,全員が触っても大丈夫なものはなんだろうと悩んで,片栗粉で遊ぶことにしました。

そして,後1ヶ月後にはプール遊びが始まるのも頭に入れ,段階を踏んで屋上のプール遊びが楽しめるように流れをつくっていこうとしています。
色水遊びもしていますが,ぬれることに抵抗があったり,手足に何かがつくのが嫌な子どももあります。
楽しそうで思わず遊んでしまうような教材を用意し,やらされるのではなく,自分でやってみておもしろかった経験を少しずつ重ね,少しずつ液状のものに親しみ,次第に水遊びのおもしろさを感じられるような遊びに移行していこうと考えています。

片栗粉はその特質がおもしろく,ぎゅっと圧力をかけていると固まるのですが,その力を弱めると液状になり,どろり〜んとスライムのようになります。

子どもたちはそのおもしろさと感触の気持ち良さに夢中になっているようでした。

どんな教材を子どもにおろすかで,3歳児の先生たちはいろいろと相談していました。
「まずは先生自身がその楽しさを感じてみるほうがいいと思うよ」
と声をかけると,さっそく2人で片栗粉を買ってきて試していました。
「先生,これはおもしろいです!!!」
しばらくすると先生たちは目を輝かせて職員室に帰ってきました。
まずは先生が心動かすことが大切です。
そうすると,子どもに対する思いも熱くなり,子どもの心により共感できることにつながります。

今日は子どもたちも先生たちも大興奮で,「おもしろいねぇ」「楽しいねぇ」「不思議だねぇ」とおおいに楽しんでいました。

降園前,
「先生,今日ね,とってもおもしろかったよ!!」
と遠くから大きな声が聞こえてきました。
つい近頃までお母さんと離れられず泣いていたこの子が,こんなに大きな声で伝えてくれるほど,今日一日充実して楽しく過ごせたのだなと嬉しく思いました。

竹馬 2012/05/15

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5歳児のゆり組は,毎年6月の休日参観でお家の方に竹馬をつくってもらっていました。
でも,今年度のゆり組は,ゆり組になったとたん竹馬に挑戦する子どもが続出し,園用においてある竹馬の取合いになってしまっていました。
これだけやる気があるのなら・・・
と担任の先生は休日参観を待たずして,一人にひとつ竹馬をつくることにしました。
担任の先生が全員の竹馬をつくるのでとても大変ですが,つくってもらった子どもはうれしくてやる気満々で毎日取組んでいます。
そんな子どもが日に日に増え,幼稚園中で竹馬の練習をしています。

子どもの気持ちが向いたときを見逃さず保育を組みなしたことで,子どもたちのやる気がぐんと高まりました。
小学校以降の教育では難しいかもしれませんが,柔軟に対応できるのが幼稚園のよさの一つかもしれません。

例年の保育内容を踏襲するのではなく,今年度の子どもたちの姿をしっかりと見取り,その子どもたちの思いや課題を組入れた保育をしていこうと思います。

滑り台 2012/05/15

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今日は雨降りです。
3歳児のたんぽぽ組の先生は,雨でも楽しんで遊べるようにと保育室に巧技台の滑り台を持ってきました。

朝登園してきた子どもたちは保育室に滑り台があるのを見つけて早速遊び始めました。
でも,朝の仕度が終わってません。
先生が声をかけるのですが,滑り台が楽しくなった子どもたちはそれどころではありません。

雨降りなので子どもたちが楽しんで遊べる遊びを・・・という環境設定は良かったのですが,朝一番から出すのではなく,子どもたちが朝の仕度を終えた頃から出したほうが良かったです・・・と担任の先生が反省していました。

降園時には,パペット人形が出てきました。
幼稚園で遊ぶのが楽しく,毎日降園時刻になかなか帰る仕度ができない子どもたちのところへやっていきました。
「もうお帰りですよ,お部屋まで帰ろうか」
と声をかけると
「お部屋はこっちだよ」
「コップとタオルはここにいれるんだよ」
とパペット人形に教えてたり,つれてきてあげたりして,どんどんと自分で仕度をしていました。

ただ繰り返して「帰る用意をしましょう」と声をかけ続けているのではなく,その子どもがどんなことなら興味をもてるか,話がストンと心に落ちるのかをさぐり,あの手この手と援助したり環境を再構成したりしていまきます。

先生たちは保育計画をたて,実際に保育をしてよかったこと,うまくいかなかったことをしっかりと反省・評価し,翌日の保育にいかしていきます。

スナップエンドウ〈その2〉 2012/05/14

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「とったすじ,どうしよう」
「うさぎさん食べるかな」
「ちょっとあげてみてくるわ」
ウサギにあげてみると
「食べた,食べた,おいしいって」
ウサギたちも旬の味を味わっていました。

塩茹でして保育室に届けました。

3歳児のもも組に届けたとき,
「食べたい!食べたい!」
とやってくるので,
「かばんを背負って,帽子をかぶって,ゴザに座ったらあげるね」
と声をかけると
「わ〜〜するする」
「わたしできてるし」
とがんばって帰りの仕度をしたり,できてる自分をアピールしたりしています。
中には
「できない!できない!自分でかばんできないの〜〜!!」
とあせるけれども自分でうまくできないもどかしさで困っている子どももありました。

一人2つづついただきました。
「おっいし〜」
「あっま〜い」
おいしく食べた子どもや,ちょっと苦手でがんばって豆だけ食べた子どもなど様々でした。

今回は子どもたちが直に収穫していませんが,今度5歳児のゆり組が収穫してきたら気持ちの深まりがうんと違うのだろうなと楽しみにしています。

スナップエンドウ〈その1〉 2012/05/14

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5月12日に西賀茂農園で収穫してきたスナップエンドウを,子どもたちにも味わってもらおうと準備をすることにしました。

まずは莢のすじとりです。
1階のホールで私が一人始めていると,
「なにしてるの?」
「ぼくもしたい」
「わたしも手伝ってもいい?」
と4歳児のばら組の子どもたちがいっぱいきてくれました。
「スナップエンドウは莢も食べられるんだけど,すじだけは硬くておいしくないから,全部とろうと思って・・・ここのところを少しだけぽっきとして,すーっとこんなのがとれるのよ。一緒にしてくれる?」
「やる,やる!」

最初は少々難しかったようですが,おもしろくなってきたようです。

スナップエンドウの形状を見て
「笛みたいや」
と吹くまねをしたり,
「これはひげや」
と鼻の下にあて,今度は縦横を反対にして
「鼻水〜」
おもしろいことを考えるね。

全部終わってばら組の子どもたちはスナップエンドウを食べるのを楽しみに自分の遊びに戻っていきました。

次にやってきたのは,5歳児のゆり組です。
「なにしてたん?」
「スナップエンドウのすじとりを,ばら組さんが手伝ってくれてたの」
「ふ〜ん,やりたかったな・・・」
「それじゃ,ちゃんとすじがとれてるか確認してくれる?」
「いいよ・・・・あれあれ,とれてないのがいっぱいあるわ」
「このままやったらおいしくないのもあるかもしれんし,もっかい全部見てあげるわ」
ということで,もう一度全部確認して,とれていないのを再度すじとりしてくれました。

4歳児はお手伝いするのが楽しくて,わいわいとやっていました。
私も,ちゃんとできることではなく,手伝う楽しさや役立つうれしさを感じてもらおうとかかわっていました。

5歳児になると目的に合わせてきちんとやり遂げようとする力がでてきます。
なんのためにこれをしているのか,できていないとどう困るのかをちゃんと理解して責任をもってできるのです。
「これできてないみたいやし,もう一回やってみて」
「これは,こういう風にしたほうがいいよ」
と声をかけても,それにしっかりと応えてくれます。

横で見ていた3歳児の子どもが,莢から豆を出し始めました。
「このお豆は莢ごと食べられるから出さないでね」
と声をかけるのですが,豆を出すことが楽しくなってどんどん出していきます。
「みんなの食べる分がなくなっちゃうから,もうお豆だすのおしまいにしてくれないかな〜」
私が困ってお願いし続けているのを見て,5歳児のゆり組の子どもが
「先生,ちっちゃい人なんやし,いいことにしてあげ」
と諭されてしまいました。
そのやりとりを聞いてか,豆を出していた子どももやめました。
ついつい大人の都合でものを言っている私・・・
発達の違いを見極め,その子どもに合った対応をする5歳児・・・
おそれいりました。

発育計測 2012/05/14

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今日は3歳児初めての発育計測です。

体重計と身長計と座高計を見た3歳児の子どもが,
「それ,上でしたことある」
と口々に言い出しました。
そのとおり!
昨年の12月,就園児健康診断の時に,2階の遊戯室でしたのです。
よく覚えているのね。

その時にはお家の方に手伝ってもらっての検診でしたが,今日は子どもたちだけです。
特別ゲストで5歳児のゆり組が着替えの手伝いに来てくれました。

服を脱ぐのはまだいいのですが,着るのがなかなかです。

5歳児がズボンをもって
「ここに足入れて」
と言うのですが,3歳児はあっちむいたままでなかなか思うようにしてくれません。
「ほらほら,ここだよ」
怒りもしないで根気よく声をかけています。
しまいには,歩き出してしまった3歳児の後ろをズボンをもってついて回っていたり・・・

(とってもかわいいかかわりがいっぱいあったのですが,パンツ一枚の姿になるので,写真のアップはひかえますね)

滋野げんきフェスタ 2012/05/12

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みつば幼稚園の園区も含まれる滋野学区の「滋野げんきフェスタ」が,元滋野中学校の体育館で行われました。

10時の開会式には滋野学区の地域の方々はもちろん,上京区長さんや新町小学校・上京中学校の校長先生・教頭先生・先生方,消防や警察の方々も大勢駆けつけました。
開会式の時刻には幼稚園の子どもたちは数人でしたが,時間がたつにつれ,どんどんとやってきてくれました。

会場には,すべりだいやおもちゃ,お絵描き,スーパーボールすくい,的あてなど楽しそうなコーナーがいっぱいです。
段ボールでつくった迷路もあります。
これは,上京中学校のバレーボール部員が毎年恒例でつくってくれているようです。
朝ここに来てからつくったというのですが,大ががりで,子どもたちはおもしろくて何度も何度も通っていました。
長い迷路なので,中には,ちょっと怖くて覗くだけの子どももありましたが・・・

お絵かきのコーナーでは,中学生のお姉さんがかいている花をまねて幼稚園の子どもがかいていたりもしました。
お姉さんたちに声をかけてもらって,ちょっと恥ずかしそう。

会場には,幼稚園の子どもだけではなく,もっと小さい子どもから小学生,中学生,お父さん,お母さん,地域の高齢の方などが混じりあい,声をかけあって遊びが進んでいきます。
「おおっ,もうこんなにおおきゅうなったんか,そうか,そうか」
と地域のおじいさんに声をかけてもらっている子どもたち。
私も久しぶりに卒園生に会い,大きくなっているのに驚いたり,嬉しかったり・・・

お家の周りでのかかわりあいが少なくなり,年齢を超えてのつながりが薄くなってしまっている今日この頃ですが,このような催しをきっかけとして,地域の皆さんがつながっていかれること,とてもすばらしいことだと思います。

消防署からは子ども用の消防士の服と消防自動車を持ってきてくださっています。
子どもたちは服を着せてもらい,消防自動車の運転席や助手席に座らせていただきました。
うれしくてニコニコしている子どもや,ちょっと緊張して固まってしまっている子どもなど様々です。
中にはいろいろなところを触るので,ワイパーが動き出したりしていました。
大丈夫なのかしらと心配しましたが,消防士さんはそんな子どもたちをニコニコと見守ってくださっていました。

「大きくなったらはしご車の人になるんだ!」
と夢を語っていた子どもは,消防士さんの服に興味を持ち
「これは何するやつ?」
と質問し,消防士さんが子どもの目の高さまでしゃがんでくださり
「もくもくって煙が出た時に息が苦しくならないように,マスクをして,ここからおいしい空気がでるんだよ」
と分かりやすく説明してくださり,実際にマスクを子どもに装着してくださいました。
あこがれていた消防士さんに話を聞くこともでき,きっとこれからも夢をおいかけていくのではないでしょうか。
消防士さんたちに,
「しっかり勉強しんとなれへんで,がんばりや」
「あと,15年後に待ってるぞ」
と声をかけてもらっていました。

年齢を超えて,様々な方に出会えるげんきフェスタ,子どもたちはよい経験をたくさんさせていただきました。
地域の皆様ありがとうございました。

あわあわ 2012/05/11

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5歳児のゆり組は,先日から石鹸であわあわ遊びを楽しんでいます。
「ねえねえ,ちょっとそのあわあわちょうだい」
「ここには入れんといてや」
「この泡とこの泡をあわせたら,こうなったんやで,やってみて」

自分の発見したことを伝えあったり,泡をもらいあったりなど,友達とのやりとりの声がいっぱいあります。

3歳児でも色水遊びをしていますが,自分のしていることが楽しくて,友達とではなく,自分の世界で遊んでいます。
同じような遊びをしていても発達が違うと遊び方も違うのがよくわかります。

ゆり組の子どもたちが何人か,ペットボトルに色水と泡を入れて蓋をしています。
どうやら蓋に小さな穴が開いているようで,ぼんっと勢いよく落とすと蓋から泡が飛び出します。
中の水や泡の量を変えたり,落とす高さを変えたり,蓋をはずしてみたりといろいろ試して水や泡の飛び出す様子の違いを楽しんでいました。

何の気なしに見ているとただ水遊びをしているようですが,とてもおもしろい実験ですね。

小学校では授業の最初に子どもたちが本時のねらいを確認するステップがあります。
児童はその時間そのことを学ぶということを意識して学習します。

幼稚園では,子どもは遊びの中で無自覚に様々なことを学びます。
それを読取り,意識づけていくのは教師です。
意識づけるといっても『今あなたのしていることは物理の勉強で,落下と液体の粘性の関係を調べているのです』なんていうことを伝えるのではありません。
「それ自分で考えたの?おもしろいね」
「そっか,水がねばねばしてるからあんまり出てこないって気づいたのね」
「○○くんは△△ちゃんの考えたことから,もっとこうしたらって考えたの!すごいね」
などなど,発想や方法の独自性,自然の摂理や関係性の発見,友達と意見をかわすことによって高まっていく考察,学ぶことのおもしろさ・・・そのようなことを5歳児には5歳児なりに,4歳児には4歳児なりに,3歳児には3歳児なりにわかるように伝えていきます。
時には子どもなりに現在の科学で認められていることではない考察を導き出すこともありますが,『それは間違いです』と正すのではなく『おもしろいことを考えたんだね』『それは新しい発見かもしれないね』と自分でやってみて考え出した独創的な思いを賞賛していきたいと思います。

パンランチのお買物 2012/05/10

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今日は今年度2回目のパンランチです。
4人のお当番の子どもたちががんばってくれました。

パン屋さんからの帰り道,パンを持っていることが嬉しくてパンの袋を振り振りしている友達を見て
「そんなに振ったらパンがつぶれちゃうよ」
「帰ったら,ぺしゃんこのパンになってるで」
と教えてあげている子どもがいます。
それを聞いて
「そっか・・・」
と大切に持直しました。

「この袋の中,何個入ってるんやろ」
「10個くらいかな」
「全部で30個くらいかな」
「100個もあったりして」
「そんなんあったら持てへんで〜」
と想像しながら数のあてっこをしています。

「今は小さい組(3歳児)さんはパンランチ食べへんけど,食べはじめはったら,100個はこえるよ。みつば幼稚園の子どもは今105人いるんだよ。先生たちも分の持って帰ってあげないといけないしね。
「えー!100個より多いの!」
「今日は1個袋持ってるけど,2つとか持つのかな」
「そうなるね」
「そっか・・・持てるかな・・・」
「ぼくは大丈夫やで,力あるし」
などなど,先のことまで心配しながらの帰り道でした。

4歳児のばら組に配りにいってくれた子どもは,配り終えた時にばら組の先生に呼び止められました。
ばら組の保育室に戻ってみると,
「ゆり組さん,ありがとう!」
とばら組の子どもたちが大きな声でお礼を言っていました。

パンをクラス毎に分けている横で,ばら組の子どもたちが
「なにしてんの」
と何度も覗きにきていました。
ゆり組の姿にあこがれ,ぼくも,わたしも,あんな風になりたいな,あんなことができるようになりたいなという顔をしていました。

幼稚園で異年齢がともに生活することで,憧れをもち,自分が成長したい,あのようになりたいと思う気持ちがとてもステキだなと思います。
そして,5歳児は自分がしたことに対して感謝されることを通して,自分は人の役にたっていると自分に自信をもち,自尊感情が育まれてもいきます。

そんな経験を繰り返し重ねていくことで,人として大切なものを育んでいければと願っています。
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