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最新更新日:2025/06/14 |
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リレー 2012/05/08![]() ![]() ![]() 今日は先生から誘いかけたようです。 全員の子どもが参加しています。 みつば幼稚園では子どもが好きな遊びをみつけて遊んでいく自由保育を大切にしています。 そして,それと同じくらい設定保育も大切にしています。 よく「みつば幼稚園は自由保育をされていますか?それとも設定保育ですか?」と尋ねられることがあります。 自由保育か設定保育かと○×の関係で尋ねられているようなのですが,みつば幼稚園では保育の中でそれらをうまく組み合わせています。 また,設定保育と聞くと,机に座ってお勉強・・・というイメージがある方も多いようですが,決してそうでありません。 先生に言われたことを言われたようにみんなが同じことをするのが設定保育ではなく,先生が意図的につくった環境や場の中で,子どもたちが自分の思いを存分にいかして活動する時間です。 「この遊びを子どもたちに落としたい(遊びの芽をつくりたい)」 「○○くんたちがしている遊びのおもしろさをクラスのみんなにも知らせたい」 「友達関係が固定化してきたから,もっといろいろな友達とかかわれる場をつくりたい」 「クラス全員で一つのことに向かって取組む力を育みたい」 など様々な理由で設定します。 降園前にみんなで絵本を見るのもそうですし,5歳児になるとクラス内のトラブルをみんなで考える時間をもったりもします。 今日のリレーも設定保育の一つです。 赤と白の2チームに分かれてリレーをしていました。 接戦です。 さっきは白チームが勝ったので,赤チームの子どもたちは今度こそは!と意気込みも強くもっています。 でも,赤チームのアンカーの前の子どもがこけてしまいました。 アンカーへのバトンは1周遅れになってしまったのです。 赤のアンカーの子どもは悔しくて怒り出しました。 走るのをやめようとしたのですが,先生の励ましもあり,投げ出さずに最後までコースを回ってきました。 ゴールした途端,号泣です。 「よく投げ出さずに最後まで走れたね,強かったね」 先生が抱きしめました。 「もう一回しよう」 クラスみんなで取組む中で,みんなでリレーをするおもしろさや悔しさを感じ,それを乗り越える強さをもち,友達の思いを察し,がんばった友達を認め,ずるした子どもを怒る,どうしたら楽しく進められるかみんなで悩む,ルールを作り出す,みんなで守ろうとする,チームで力を合わせる・・・・・ 子どもたちは様々なことを学んでいるのです。 小学校以降の教育では,リレーは体育という教科になります。 幼稚園では体を動かす楽しさを感じたり,体を鍛えたりする以外にも,リレーをする中でたくさんのことを学びます。 それが,幼稚園教育であり,総合的な学習といわれるところです。 初めてのお弁当 2012/05/08![]() ![]() 朝,登園してすぐに子どもが聞いてきます。 「先生,お弁当いつ食べるの?」 「お腹がすいたらね」 「お腹すいた〜!」 「ええっ,もう!?」 しばらくして別の子どもが聞いてきます。 「何時になったら食べるの?」 「何時になったらにしようかな」 「時計見にいこ,時計見にいこ!」 先生の手をひっぱっていきます。 「早く食べたい!早く食べたい!」 今日の午前中,3歳児さんの頭の中はお弁当のことでいっぱいだったようです。 お家の方がつくってくださったお弁当はどれもおいしそう! のぞいていると,みんな自慢げに見せてくれます。 「私の動物おにぎりやねんで,お母さんつくってくれはってん」 「ぼく,ウインナー入ってるんやで,いいやろ」 「先生はお弁当ないの?」 「先生,お母さんと一緒に住んでないから・・・」 「かわいそう・・・」 みんなで気の毒がってくれました。 よっぽどお家の方のつくってくださったお弁当がうれしいのでしょう。 初めてでうれしくてほとんどの子どもが座って食べていました。 たぶん今日だけでしょうが・・・ 中にはお箸を私の方に向けて 「して!」 と訴えます。 きっと「食べさせて」の略でしょうか。 「先生しないよ。自分でしてね」 ええっ!という顔をされてしまいましたが,その後見ていると必死で食べようとしていました。 お弁当を食べ終わったら,さあ遊ぶぞ!と飛び出していきます。 お弁当箱を片付けるという意識は全くありません。 家でも食べ終わった後に自分で食器を片付けたり,戸外でお弁当を食べた後に自分で自分のお弁当箱を片付けたりということは,なかなか家庭の中ではないのでしょうね。 先生が一人づつ声をかけるのですが,声をかけられた子どもも「どうして?」という顔をしていたり,遊びに夢中で帰ってくる気がなかったり・・・・ 全員片付くまで,たいへんでした。 お昼からはお腹もいっぱいになり,またまた元気パワーが満たされたため,降園時刻になっても保育室に帰ってきてくれません。 「もっと遊ぶ〜〜!」 子どもたちは大満足,先生たちはふらふらの初めてのお弁当日でした。 特養とランチ 2012/05/07![]() ごはんの後は,一緒に折り紙をして遊びました。 4歳児のばら組もやってきて 「何してるの?私も一緒にしてもいい?」 と一緒に楽しんでいます。 「わたしね,飛行機つくるの上手なの」 おじいさんにアピールしている子どももありました。 今年度も特養の方と,いろいろな場で交流していきたいです。 なかよし遊び 2012/05/07![]() ![]() 「♪はーじめまして,ごきげんいかが,あたまであくしゅをぎゅっぎゅっぎゅっ」 歌にあわせて,友達と体のいろいろなところで握手をして遊びます。 途中で相手を交代するのですが,まだやはり3歳児のときのクラスにわかれているようです。 旧たんぽぽ組の子どもは旧たんぽぽ組の子どもと,旧もも組の子どもは旧もも組の子どもとペアになっています。 担任の先生も,はやく旧クラスが交わって遊ぶようにとこのようななかよし遊びをしたり,遊びの場をつくったりしているのです。 昨年度のばら組も今頃の時期には同じように担任の先生が悩んでいたのを思い出します。 でも,少しずつ少しずつ交わり,みんなが仲良くなり,「ばら組」意識が強くなりました。 今年度のばら組も,きっとそうなるのでしょうね。 子どもたちが仲良くなる秘訣はお母さんです。 お母さん同士が仲良くなると,子どもも仲良くなるのが早いようです。 反対にお母さん同士がグループをつくって交わらないクラスは,子どもがいつまでたっても仲良くなりにくようです。 お母さん,よろしくお願いします。 水遊び 2012/05/07![]() ![]() 昨晩,「幼稚園にいくのが嫌だな・・・」と思っていた子どもが,「水遊びをしたら楽しいかも」というお母さんの提案にのって,がんばって登園してくれたのです。 「それは,水遊びしなくっちゃ!」ということで,水遊びの場ができました。 青い絵の具が入ったのでしょうか,きれいな色水になっています。 他の子どももいっぱいやってきました。 それぞれが黙々と水をくんだり,入れたり,流したり,思い思いに楽しんでいます。 「これ,ジュースやねん」 色から発想してイメージをもって遊んでいる子どももいます。 入れかわり立ちかわり,たくさんの子どもが水遊びを楽しみました。 「あー楽しかった」 満足した子どもから順に遊びを終えます。 みんな服がべちょべちょです。 手伝いに入りましたが,自分で着替えようとする子どもが増えているのに,びっくりです。 自分で着替え袋を探してきて,中から着たい服を出し,ぬれた服を脱いで,新しい服をきていきます。 すごい! この間まで,着替えさせようとしても逃げていったり,着替えさせてもらうのを待っていたりする子どもが多かったのに,自分でやってみようとする気持ちが出てきています。 今は汚れることも忘れてしまうほど,幼稚園で遊ぶのって楽しいと思ってくれる気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 そして,汚れたときには,どうしたら気持ちよくなるかを知り,自分で行動できるようになって欲しい願っています。 洗濯物が増え,絵の具もついていたりして,たいへんなことと思います。 どうぞご理解いただき,汚れてもへっちゃらな服で登園ください。 そして,たくさんの洗濯物を「よく遊んだね,うれしいな。お洗濯ならまかせといて!」と笑顔で受け取っていただけると嬉しいなと思います。 うさぎさん,抱っこしたい 2012/05/07![]() ![]() ![]() 3歳児の子どもたちはウサギが大好きです。 抱っこしたくて仕方ありません。 ウサギは少々抱っこされるのは好きではないようです・・・・ だって,3歳児さんの抱っこは少々強引なので・・・ ということで,ウサギはがんばって逃げています。 でも,子どもたちも捕まえるのが上手になってきました。 「お腹とお腹をこんにちはして背中とお尻とを手でそっと押さえてあげてね」 と声をかけるのですが,どうしても背中からぎゅっと抱いてしまいがちです。 「お腹だけぎゅーっと抱くと,うさぎさん,しんどいよぉって思うから,椅子に座って抱っこしてあげようか」 ウサギも少し楽になったようです。 子どもたちが持ってきた葉っぱも食べだしました。 今は一方的なかかわりですが,ウサギにも大切な命があり,痛みも喜びもあることを知り,相手の気持ちになってかかわっていけるようになっていってほしいなと願っています。 そのためには,頭から「やさしくしなさい」と言葉で教え込むのではなく,まずはウサギのことを大好きになること,そしてかかわりを通して相手の気持ちに気づいていけるように声をかけたり援助したりしていきたいと思っています。 やさしくしなければならないからそうするのではなく,やさしくしたいと思える気持ちがステキだと思うのです。 それまで,ウサギさん,たいへんなことも多々ありますが,毎日のお勤めよろしくお願いいたします。 ウサギたちも子どもの教育をつかさどるみつば幼稚園の大切な先生です。 発見の天才 2012/05/07![]() ![]() ![]() 何人かの子どもたちは,お家の方と離れるのがさみしくなり,登園しばらくは泣いている姿もありましたが,しばらく遊び始めると,涙も乾き元気に動き出したようです。 「先生,よーいどんしよ!」 3歳児の子どもが誘いに来てくれました。 「いいよ,よーいどん!」 森に向かってかけだします。 「見て見て,きれいなのがいっぱいあるよ!」 つつじやたんぽぽの花がきれいです。 「ふわふわのんもある!ふーしよ」 たんぽぽのわた毛を見つけ,息をふきかけてみるものの,なかなか飛んでいってくれません。 最後は指でつまんでぱらぱらぱら〜 「ばら組さん(4歳児)になったら,ここにいっぱいたんぽぽが咲くかもしれないね」 「うん」 「先生,こんなんもみつけたよ」 「どんぐりかな」 「枝豆かもしれないよ」 「緑の実やわ」 土の上に落ちている実ををみつけて,思い思いの考えを述べています。 「すごいのみつけたで,ここ,ここ」 桜の木の幹を指差して教えてくれます。 「これな,虫さんのお家やと思う」 「ほんと,こんなところのお家をよく見つけたね」 3歳児の子どもたちは発見の天才です。 雨降りの日の遊び〈その3〉 2012/05/02![]() ![]() 積木のお家を大きくしたいとう願いに,担任の先生が「こんなのもあるよ」と出してきてくれたのです。 子どもたちは大喜び。 まずは,さっそくみんなで入ってみています。 しばらく楽しむと, 「そうだ,これで僕たちのお家を大きくしようよ」 「そうだね,大きくしよう!」 「どうする?」 さてさて,どんなお家になっていくのでしょうか。 同じ段ボール箱での遊びでも,3歳児は「自分が!」「自分だけの」という思いで遊んでいきます。 5歳児になると「僕たちの」「どうやって使う?」と友達と相談が始まります。 3歳児の「自分が」という思いで十分に遊び込み,同じ場で同じような遊びを楽しんでいる子どもと響きあって,楽しさを感じあうことを繰り返すうちに,大人に遊んでもらうよりも子ども同士で遊ぶ楽しさに目覚めていきます。 4歳児になると,友達と一緒に遊びたい,けど自分の思いも通したいとトラブル続出になるのですが,そこで少しずつ折り合いをつけつつ自分も友達も楽しく遊べるようになっていきます。 そして5歳児になると友達と同じ目的をもって協力してやり遂げようとしていきます。 早く5歳児のようになることがいいのではありません。 その年齢ならではの発達の時期を,十分に過ごすことが次への成長につながります。 泣いたり怒ったり仲直りしたり笑ったりしながら,一歩一歩進んでいくのです。 雨降りの日の遊び〈その2〉 2012/05/02![]() ![]() ![]() たくさんのお客さんも乗って出かけましょう。 でも,みんな運転手がしたいので,1つの電車の中で前も後ろも横も先頭です。 なかなか前には進みませんね。 そこへバルタン星人がやってきました。 「フォフォフォ」 と両手のはさみで電車を切っていきます。 乗っていた運転手さんも不思議そうに見ています。 「あれれれ〜,電車がばらばらになっちゃった〜」 今度は4歳児のばら組のお助けマンが登場。 テープでなおしてくれました。 雨降りの日の遊び〈その1〉 2012/05/02![]() ![]() それでも,かさをさしたりレインコートをきたりして,がんばって幼稚園まできてくれました。 お家の方も,道々たいへんなことと思います。 それでも,がんばって送り迎えしてくださること,とても嬉しく思います。 さあ,お部屋で遊ぼう! 3歳児のもも組の部屋からはおいしそうなごちそうの匂いがしてきます。 4歳児のばら組のお姉さんがお料理のお手伝いにきてくれています。 同じマンションに住んでいるもも組の友達が大丈夫かなと心配で見にきてくれたようです。 他のもも組の子どもたちもいっぱい集まってきました。 そこから廊下に積木の道がつながっています。 なが〜い道なのでおもしろく,5歳児のゆり組もわたっていきます。 |
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