最新更新日:2024/12/20 | |
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雪・雪…1年のしめくくり冬山スタディング
22日に、後期前半のしめくくりを行いました。秋パーティーでのテーマでもあった「絆」、人権学習で考えた「かけがえのない・一期一会」、今年1年の行事や出逢った人たちのことなどを思い返しながら、「ハチドリのひとしずく」という南米の民話をもとに、新年に向けて「自分ができる、踏み出せる一歩」について生徒たちに話をしました。
また、23日・24日には、3年生の希望者による、花背山の家での一泊二日の学習合宿「冬山スタディング」がありました。23日の朝方からの雪で、花脊一帯は素晴らしい白一色の雪景色が見られました。 子どもたちのがんばりと先生方の熱意、そして、この取組に力を与えてくれるのは、「雪や山々の景色」「凜と張りつめた空気」など自然の力であることを改めて感じました。 3年生は、毎年この取組に参加するかどうか悩みます。その葛藤も自分の進路と向き合う大切なことです。参加した生徒も、しなかった生徒も自分で決めたことが大事です。ありのままの自分と向き合える勇気が、自分の進路を切り開いていく力になります。 がんばれ3年生!! みんな応援しているよ!! 冬山スタディングが終わり、洛風もようやく冬休みです。 今年1年、ありがとうございました。 人権学習2回目
大阪から金香百合さんを講師にお招きして、「仲間も自分も大切にするために」をテーマにお話を聞きました。金さんの中学時代をふり返りながら、たくさんの劣等感で自己否定的な自分が、お母さんとの絆や様々な人々との出会いのなかで、「心の氷」が溶けるように、自分を好きになれるように成長していったのか、自らの貴重な体験を語って聞かせてくださいました。
生徒たちにも「自分を好きになれる方法」として「自尊感情を高めること…まず、自分『私』もOK、あなた『仲間』もOK」の大切さを教えてもらいました。そして「からだの栄養(ねる・たべる・うごく)」「こころの栄養(安心・安全・大切・関心・聴く・ほめる・認める・信じる・感謝・あるがまま・笑顔)」「こころの栄養のとり方(人からもらう・自分であげる・自然からもらう)を土台にして生活することで、バランスのよい「からだ」と「こころ」を持つことが出来ます。そうすることが、自分や仲間に向かう暴力をなくして、自分も仲間も大切にできる秘けつだと心を込めて伝えてもらいました。 終わってから、金さんは「みなさんが心で話を聞いてくれたことに感激しました。感謝します」と言っておられました。ありがとうございました。 世界人権デー・ハチドリのひとしずくその後、世界人権宣言を一緒に読み、アフリカのシエラレオネ共和国のことを紹介しながら、世界の現実に目を向け、世界人権宣言の意味を考えました。 そこには、生徒たちの真剣な眼差がありました。小さなことでも一歩ずつなにかできないか、そんなことを考える時間がなったことを嬉しく思います。 あわせて、先日の総合的な学習の時間に若くして八百屋を営まれている青年に来ていただき、生徒たちに話をしていただことを紹介します。 そのなかで、店の名前の「ONE DROP」は、「ハチドリのひとしずく」から来ていることが印象に残りました。なにか、世の中の役に立ちたいとの思いから、日本の農業をよくしよう、みんなにおいしい、心のこもった野菜や果物を届けようと、八百屋を始められたそうです。小さなひとしずく、一歩でも世界の役に立つ、そういう志、信念が素敵な青年でした。人権デーにふと彼の強い目を思い出しました。「ニッポンの嵐」という本にも載っているのでぜひご覧ください。 |
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