京都市立学校・幼稚園
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7月学校説明会の様子を配信中!(「カテゴリ⇒中学生のみなさんへ」をクリック!)                                                      8月31日(土)、9月1日(日)文化祭開催します!ぜひご来校ください!

後期始業式(2011.10.13)

 後期第一日目の本日、本校アリーナで始業式を行いました。
野球部と陸上部の生徒の活躍が紹介されました。
(写真左:紹介された野球部の生徒)

 また、始業式の中で、「ROHM ECO LIBRARY」に係る寄付贈呈並びに感謝状贈呈式が行われました。
 ローム株式会社常務取締役 高須秀視様をお迎えし、生徒に向けて「国・技術・自分の3つの壁を破れ」というメッセージを込めたスピーチをしていただきました。その後、高須様より目録を贈呈していただき、続いて京都市教育委員会 生田義久教育政策監より高須様へ感謝状を贈呈いたしました。
(写真右:実物のLEDを用いた高須様のスピーチの様子)

 ローム株式会社のご協力により、本校図書館がROHM ECO LIBRARYとしてリニューアルしました。
 ROHM ECO LIBRARYに関しては、以下のリンクをご覧ください。
http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/horikawa/info/e...
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あの時の前には戻れないから

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堀川北門近くのユリノキ。もう秋です。


 昨日お届けするはずでしたが,諸般の事情により遅れました。申し訳ありません。

 先週土曜日に3年生と話しました。舞台美術をやりたいという生徒に,音楽座のミュージカルと高台寺のライトアップのすごさを紹介しました,
 夜は,以前に担任をしていたクラスの同窓会に出席しました。費用を払おうとしたら「今回はご馳走します」。初めてでしたので感激しました。担任であったときの私の年齢を越えた彼らはさまざまに苦労を重ねているはずですが,それらを心にしまい込んで笑い話すことのできるおとなになっていました。ただし,笑顔は高校生のままで。
 日曜日に卒業生の結婚式に行きました。式では参列者の前で誓いを立て,続く披露宴も仰々しくなくて,親しい仲間のパーティといった感じの実にさわやかな結婚式でした。空がとても青くて,会場からは,秋というよりも懐かしい夏を思わせる海が見えていました。どうぞお幸せに。
 若々しい生徒たちと,落ち着いた卒業生たちと。年齢の違いこそあれ,いずれもがすがすがしい笑顔。あのとき以前には戻れないけれど,否,戻れないから,これからに向かってまっすぐ歩いていこうとしている。そういう姿のもつ清い力。
 同窓会に来ていたひとりからのメールです。
 ……老人ホームで人生の最後の時をみて,私の役割とともに生き方を考えることがあります。でも,最近はやることが多すぎてパンク寸前でした。……また来年もみんなに元気で会えるように,リセットしてがんばります……。

 自然であれ人為であれ,圧倒的な「暴力」の前に人間は無力です。哀しいくらいに。
 しかし,そういう人間の間違いなく誰もが,存在していることによる力をもっています。いのちの力と呼べるようなものです。この力は,その人自身が生きていることによって生じる力で,その人自身には気づかれないこともありますが,周囲の人は,やはりそれを意識するかどうかは別としても,その力を受けて生きています。人は近しい人から力を吸収しているからこそやっていけるのだと言えます。
 だから,それが失われたときに生じる喪失感は,言葉に尽くせぬものになります。

 母が亡くなったとき,私は22歳でした。呼吸の間隔が長くなり,しだいに不規則にもなり,息をするだけの母になり,吸った息をいつまで待っても吐かなくなって,医師が静かにいくつかの動きをしたあと,母の腕を布団に入れて,そこにまだ姿があるのに,私の母がいなくなりました。病室は6階でした。私は,もう母のいない部屋を出て,階段を下りて,地下の洗面所で何度も顔を洗いました。
 祖父母や叔父の葬儀に出たことはありましたが,身近な人が死ぬのに直面するのは初めてでした。しかも,それが母だったので,私は相当に揺れ惑いました。ずっと入院していましたから気持ちの準備もできていようはずなのに,実際の死は,私にとっては突然に訪れ,したがって衝撃もまた突然襲いかかってきたのでした。
 そのときの私の気持ちはてんでばらばらで,言葉に表せるものではありませんでしたが,そんな中でひとつの言葉が頭の中をぐるぐると回っていました。いなくなった,いなくなった,いなくなった……。私は母の死に,言いようのない理不尽を感じました。

 3月11日から7か月。1995年1月17日は午前5時46分,2011年3月11日は午後2時46分。地震発生の時間の違いについて,哲学者の鷲田清一氏は「同じ46分だが,人の生活を考えると午前5時と午後2時は意味合いが異なる」とおっしゃいました。早朝なら家族は一緒にいる場合が多いけれど,昼間はそれぞれが別の場所にいる,したがって,親や知り合いのおとなを失った子どもが多いのではないか,と案じておられました。
 ヘリコプタから撮られた,火を上げつつ見る間に田畑を呑み込んでいく津波。あまりにも簡単に流される家や車。阪神淡路大震災とは異なる,別種の驚愕の映像がいまも焼き付いています。けれども,それらのカメラに映った場面とは別に,映像にならなかった現実が無数にあったという事実を思うと言葉を失います。
 あれからの時間が,被災された方それぞれにとってどのようなものであったか。なかなか進まない復旧と原発問題の未解決。二度と戻らない時間といのち。

 先が見えず,社会全体もまた,どうしてよいのかわからない閉塞感にとらわれ,さらには,どう言えばよいのか,私たちは自然に振る舞うことにためらいをもつようになったのではないか,とさえ感じます。
 力を受けていたいのちを失った人が多くいて,それがめぐりめぐって数知れない人が喪失感を抱き,また,多くのいのちが,見えない不安にさらされていることで,言うに言われぬ頼りなさにさいなまれているようです。

 こういう状況は,わかりやすさを求める傾向を増幅します。不確かであることや,よくわからないことに向き合う手続きの複雑さや面倒が徐々に敬遠され,排除されていくため,時にはある種の「スローガン」が,正当な合意のないままに喧伝されることになります。一方で,判断の基準になるデータが「不足」しているため,最新の科学的知見による適切な対応ができていないのではないかと思われるケースも見られます。
 困難のさなかにあって,私たちの知恵が試されています。

 2011年3月11日午後2時46分以前に戻ることはできません。理不尽であっても,状況を受け入れざるを得ません。しかし,どういう状況であっても,人為で理不尽を作ってはなりません。
 ならば私たちは,これからをどのように生きればよいのでしょうか。どう人と関わって生きるのか。いのちをどのように守るのか。育てるのか。本当の安全をどう確保するのか。どのような社会をつくっていくのか。考え,語り合わねばなりません。それらを行動につなげていくために。立場や世代を超えて。不十分ではあっても言葉の力を尽くして。なお希望をもって。

                      24号(2011.10.12)……荒瀬克己

前期終業式

 10月7日(金)試験終了後,アリーナで前期終業式が行われ、これまでに活躍した生徒に以下の表彰状が授与されました。

【ディベート同好会】
近畿地区中学・高校ディベート選手権(第16回ディベート甲子園近畿地区予選)第4位
【テニス部】
第64回京都府高等学校総合体育大会 男子団体の部 Aブロック 第3位  
第64回京都府高等学校総合体育大会 女子団体の部 Aブロック 第3位   
【男子バスケットボール部】
京都市立バスケットボール大会 第2位                    
【放送部】
第50回京都府高等学校放送コンテスト(第58回NHK杯高校放送コンテスト京都府大会)アナウンス部門 1位         
第58回NHK杯全国高校放送コンテスト アナウンス部門            
第50回京都府高等学校放送コンテスト アナウンス部門 第1位        
第50回京都府高等学校放送コンテスト 朗読部門 優良賞           
第50回京都府高等学校放送コンテスト 朗読部門 優良賞          
【剣道部】
第54回あやべ水無月まつり剣道大会 高校生の部 第3位    
【女子バレーボール部】
第30回京都市立高等学校バレーボール男女選手権大会 優勝(6年連続) 
【男子バレーボール部】
第30回京都市立高等学校バレーボール男女選手権大会 第3位      
【陸上競技部】(写真)
第64回京都府高等学校陸上競技対校選手権大会 女子走幅跳 第2位    
第64回京都府高等学校総合体育大会 3年 女子5000米競歩 第3位
第64回京都府高等学校陸上競技対校選手権大会 女子5000米競歩 第4位 
第44回京都府高等学校ユース陸上競技対校選手権大会 2年 男子5000米競歩 第2位
第64回京都府高等学校総合体育大会  2年  男子5000米競歩 第2位
第44回京都府高等学校ユース陸上競技対校選手権大会 1年 男子5000米競歩 優勝(大会新記録)
第64回京都府高等学校総合体育大会 1年 女子800米 第3位
第44回京都府高等学校ユース陸上競技対校選手権大会 1年 女子5000米競歩 第3位

     
第31回全京都障害者総合スポーツ大会 陸上競技大会の部 男子スラローム 記録賞   

 学校は、8日から12日まで秋休みに入ります。
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11月5日(土)学校説明会のご案内

中学3年生対象探究科進学説明会 10:00〜12:30
中学1・2年生対象普通科・探究科学校説明会 14:00〜16:30

日程・内容などはこちらをご覧ください。
http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/horikawa/entran...
 
それぞれの説明会の詳細な案内は
画面右下にある「配布文書」からご覧ください。
 

神無月

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 先週土曜日は10月1日。
 午前中,西京・嵯峨野・堀川三校の専門学科合同説明会を京都駅前のキャンパスプラザで開催しました。堀川からは21人の教員が行きました。京都新聞に大きく取り上げられたので,京都や滋賀にお住まいの方はご覧になったかも知れません。
 「京都の公立高 受験生に猛攻」という見出しで,記事には「私立高の学費負担は,ほぼ公立並みに軽減され,『もはや公立,私立の差はなく,同じ競合の土俵に乗った』との強い危機意識がうかがえる」とか,「府立高校と市立高校の共闘。関係者は『受験層が重なる公立3校のタッグで,より多くの中学生を集めたかった』と打ち明ける」とかと書かれていました。
 確かにそういうことも言えなくはありません。しかし,私たちが考えたのは,当日お話ししましたように,三校のどこかに合格する生徒は,基本的に三校のどこにでも合格する可能性を持っていますから,どこが自分にとっていちばん行きたい学校かを考えてもらうための情報を提供するということでした。
 
 午後には本能館で第3回探究道場がありました。8月2日に紹介した「数学で探究〜ハカリシレナイ測り方」の第2回。前回と同じ内容で中学生に悩んでもらいました。
 8月2日に,「道場は,PBL(Problem Based LearningあるいはProject Based Learning)の手法で行っています。問題を提示した後は,基本的に説明は行いません。自分の持っている知識や技術や経験に基づき,それらを活用して取り組みます。堀川の生徒が進行役や補佐役を務めますが,手を貸すことはしません。したがって,自分でよく考えるということとともに,他のメンバーとよく話し合うということが大切になります」と書きました。今回は,うちの生徒が前期末試験直前であったため参加していません。その代わり十数人の教職員が手伝いました。
 それで何をするかというと,課題は深泥池の面積を出すこと。机の上や教室の前後にはいろいろなものが置いてあります。
 まずは,深泥池の地図。それから,定規,タコ糸,ゴムひも,ゴム風船,セロテープ,方眼紙,はさみ,紙粘土,コピー用紙,マジックペン,精密なデジタルばかり,電卓など。この中には面積計算をするのに不必要なワナのようなものもありますので,師範を務める数学科の教師が「ゴム風船を膨らまして遊んでいてはいけませんよ」と声をかけますが,そんなことをする人は一人もいません。
 前回同様,実に面白い3時間でした。
 探究道場の合間,本能館のブリッジ(渡り廊下)から見上げると,空にはきれいなうろこ雲。神無月に入って,見えるものはすっかり秋です。

 月の異名はどれも味わい深いものですが,私にとって神無月は少し特別です。
 高校時代に睦月,如月……と教わったときに,古典の先生が「八百万の神々が出雲に集まるためにいなくなるから神無月。だから出雲は神有月」とおっしゃるのを聞いて,ナルホドと思いました。ヤオヨロズノ神々という非現実が,「だから出雲は神有月」という結びで,素朴な論理的処理を施されたからです。それがなければ,では神様がみんな集まる出雲はどうなのかと理屈好きの生意気な高校生たちは,さぞかしうるさかったことでしょう。
 数年前に島根県へ行ったとき,実際に出雲で神有月と呼んでいるかどうかを尋ねてみました。私が話した土地の方は「そう言うこともありますかね」と,どうということもない風でした。

 さて,いつの時代でも高校生は生意気です。生意気は高校生の特権ですが,それは成長過程に必要な性向だからです。生意気には素直な心もまた内包されています。したがって,高校生の生意気さは好ましくさえあります。
 素直とは,謙虚や敬意や感動を備えていることです。これらは人間の心の中の神様のようなものであると思います。素直さを失うと,生意気は剛情や傲慢,時には無理解や怠惰に変成します。
 おとなはそのバランスを保つ訓練を経ているはずですが,それができない人や,できない場合があります。特に,「立場」のある人や場合が要注意です。立場は人を成長させ,充実させもしますが,逆の働きをしてしまうこともしばしばあります。
 他の組織はいざ知らず,学校では,生徒と接する教員は気をつけなければいけません。そうだとすれば,校長がもっとも気をつけなければなりません。かく言う私はどうかというと,なかなか危うい状況です。神無月というのは,警句かも知れません。

 あれこれと考えますが,この数日は空ばかり見上げてしまいます。
 神無月の四日。屋上に上がってみると北の空は青く,空気は清々しく,振り返れば南の空には絹の雲が高く。
 
                      23号(2011.10.04)……荒瀬克己

第4回探究道場のお申し込みについて

第4回探究道場の受付を10月24日(月)〜10月31日(月)に行います。

詳しくは画面右下にある「配布文書」の中の、「第4回探究道場案内」をご覧の上、下記のいずれかの方法でお申込みください。

1.FAX申込:「配布文書」の中の「第4回探究道場申込書」に必要事項をご記入の上、FAXしてください。

2.メール申込:必要事項をメールにて送付ください。

ホームページへの掲載が遅れましたことをお詫びいたします。

探究基礎 I 全体会(2011.9.28)

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 1年生の探究基礎が,第1段階の「HOP」を終え,第2段階「STEP」に入ります。本日の授業の前半は「情報を正しく読み取れるようになる」ことを目標に学習してきた「HOP」のまとめ(写真左)を行いました。第2段階の「STEP」では,「調査する手法を習得する」ことを目標に少人数のゼミに分かれて学習します。授業の後半は,ゼミの担当教員が各ゼミのプレゼンテーション(写真右)を行いました。1年生全員が,このプレゼンを参考に所属ゼミを登録,後期からゼミでの活動が始まります。

体育祭(2011.9.23) その1

本校嵯峨野グラウンドにおいて、体育祭が行われました。
台風の影響で一日順延となってしまいましたが、当日は天候にも恵まれ、青空の下に歓声が響き渡りました。

(写真上)地球はまわる(パン食い競争)
(写真中)借り物競走
(写真下)二人三脚
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体育祭 その2

(写真上)棒引き
(写真中)騎馬戦
(写真下)学年混合縦割りリレー
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体育祭 その3

(写真上)玉入れ
(写真中)ムカデ競走
(写真下)みんなでJUMP(大縄跳び)
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行事予定
1/22 3年保護者懇談
1/24 スクールカウンセラー来校日
1/26 3年I類卒業考査
一斉清掃
1/27 3年I類卒業考査
総合探究II C-stage発表会
1/28 PST(9:30〜16:00)
京都市立堀川高等学校
〒604-8254
京都市中京区東堀川通錦小路上ル四坊堀川町622-2
TEL:075-211-5351
FAX:075-211-8975
E-mail: horikawa@edu.city.kyoto.jp