京都市立学校・幼稚園
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
【申込受付中!([カテゴリ⇒中学生のみなさんへ]をクリック!)】学校説明会を7月20日(土)に実施します。申込期間は6月24日(月)AM9時〜7月16日(火)PM4時です。

祇園祭山鉾巡行ボランティア(2011.7.17)

画像1
画像2
画像3
写真上:巡行本部の様子  中:放下鉾  下:浄妙山     

 夏空のもと、32基の山鉾がゆっくりと京都市内を巡りました。
 堀川高校では、「町へ出よう!プロジェクト」のひとつとして、2年前から山鉾巡行ボランティアに学校としては唯一参加しています。堀川高校「町へ出よう!プロジェクト」は、積極的に社会に出て外の世界との接点を持ち、社会の中の自分を意識する機会を持つという取組です。
 巡行当日は、地域の方のご指導のもと、月鉾、放下鉾、浄妙山の曳き手として、また、巡行のゴールとなる新町御池の巡行本部要員として、合計65名が参加しました。本部では、女子生徒が曳き手の方に冷茶を届けたり、巡行の進行状況を記録するなどの活動を行いました。
 また、5月から巡行当日まで、数名の代表生徒が校内ボランティアチーム(各山鉾および本部)をまとめ、校内での準備を進めてきました。活動を終えた生徒の一人は「祭の熱気がすごかった。来年も参加したい」と語っています。

明日へ

 昨日,宮津球場で洛水高校と対戦。敗れました。0対4。残念ながら,堀川に風は吹きませんでした。
 選手,保護者会,OB,吹奏楽部,応援してくださったみなさん,そして監督とコーチに感謝します。ありがとうございました。
 洛水高校は,実に気持ちのいいチームでした。攻守がかみ合い,チャンスをしっかりと得点に結び付けました。3回戦以降の健闘を心から祈ります。

 薄曇りで,試合途中からぽつぽつと雨も降った宮津球場。
 試合の直前,応援団のエール交換が始まらないので団長に尋ねると,「洛水の応援団が調整中みたいで,いま送ると向こうが返せないので,もう少ししてからやります」。
 差し入れのペットボトルを入れたアイスボックスを持ってスタンドに向かおうとしたとき,吹奏楽部顧問が「だれか荷物の少ない人はいないですか」。すぐさま女子生徒が二人で駆け寄ってきて,「先生,持ちます」。
 タオルを濡らそうとしていたら,野球部の保護者が「こっちに冷たい水がありますから」。「はい,どうぞ」。キャンデーもいただきました。
 試合終了後の球場前。キャプテンが走ってきて,「遠いところまで応援に来ていただいてありがとうございました」。
 レギュラーの一人が「もう1回勝つのを見てもらいたかったんですが」。「私も見たかった。チーム全体で秋につないでいってね」。
 京都新聞の記者の方が,「何人かに取材しましたが,みんなとってもきっちりと話してくれました」。
 綾部から特急はしだて6号に乗り,5時過ぎに学校に戻りました。部活の女子生徒たちが口々に「こんにちは」。よれよれになった私の様子を見て小声で,「野球部の応援に行ってはったんや」。「いいなあ」。

 行きのバスから宮津湾が見えたとき,吹奏楽部の生徒たちが「海が見える」と喜んでいた,と聞きました。私も見ていました。
 球場に送ってもらう車中で若い友人からメールが届きました。御母堂の逝去の報せ。海を見ながら思いました。「海」という文字には「母」が抱かれている……。

 5時半。一人の生徒が校長室にやって来ました。今日を生き明日に向き合おうとする高校生の思念はさまざまに交錯します。
 「一生勉強ですよ。どうであれ,勉強だけはいろいろとしておきなさい」
 「勉強ばかりし続けて,後悔しないでしょうか?」
 「どういう勉強をイメージしているの?
  勉強しないでいたら,後悔ばかりし続けますよ」
 「そういうもんでしょうか?」
 「はい」
 勉強するというのはどういうことかを書いた,数学の教員の文章を渡しました。
 「これ読んで,感想聞かせて」
 「はい。じゃあまた来ます」
 次に来たら,「100メートル全力疾走しているか」と尋ねようと思います。

 「校長室から」は火曜日に出すことにしていますが,昨日のことが記憶に新しいうちにと思って書きました。次回は19日の予定です。
                                 …… 荒瀬克己

硬式野球部 応援ありがとうございました(2011.7.12)

 本日の堀川高校と洛水高校の対戦、結果は0−4で惜しくも負けてしまいましたが、選手は最後まで集中を切らさず戦いました。また、スタンドでは野球部員や吹奏楽部員、保護者やOBの方々の力強い応援が試合終了まで続きました。

 3年生はこの試合で引退です。その3年生の思いを引き継ぎ、1・2年生は秋の大会に向けて練習を始めます。

 たくさんの応援をありがとうございました。
画像1
画像2
画像3

白い帽子

画像1
 勝ちました。7月10日,第93回全国高校野球選手権京都大会二日目の第2試合。対戦相手は府立工業高校。
 選手諸君よかったね。この1勝を大切にして次もしっかりと。吹奏楽部の諸君,お疲れさま。応援をしてくださったみなさん,ありがとうございました。

 11時半開始の予定が,始まったのは約1時間遅れでした。
 11時頃に西京極のわかさスタジアムに着いたら大きな喚声。西京対京都明徳は6回まで4対5。8回表に西京が1点返して同点。延長になって,10回表に西京が勝ち越しの1点。それを守り切り西京の勝利となりました。
 そしていよいよ堀川。行事の都合で来られない副校長たちにメールで速報を送ることになっていましたが,試合が始まったらそれどころではなくなりました。
 梅雨が明けて二日目の日曜日。とにかく暑い。京都地方気象台によれば,最高気温は36.5度。でも,球場はもっと暑かったに違いありません。メガホンを持つ手のひらが汗でびしょびしょ。野球部保護者会が用意してくださった飲み物をガブガブいただきました。
 3回1対1,5回3対1,7回3対2.そして迎えた9回裏。2アウト。途中で足がつったにもかかわらず,投げ続けてきた2年生投手。彼の投球にスタンドの応援団は懸命の声援を送ります。最後まであきらめることなく攻める府立工業の選手たちと3塁側スタンドの吹奏楽と力のこもった大きな声援。それに対抗して守備を支えようとする1塁側の声援。選手の動き,土の色,わずかに吹く風。青い夏空の下で繰り広げられる,たった1個のボールをめぐる汗と力のぶつかり合い。スタンドの大声援が一瞬遠くに聞こえるような,そして何か尊いものを見ているような気持ちになったそのとき,最後のバッターの打ち上げた球が青い空からゆっくり落ちてきて野手のグラブに吸い込まれ,試合が終了しました。
 
 スタンドで応援をしていたとき,ひとかたならぬお世話になっているO先生が来てくださいました。大先輩で,いまも高野連の役員をなさっています。「頑張って応援してるね。でも暑いから気をつけて。帽子を持ってないの?」
 少し思うところがあって,あえて帽子を持ってきていませんでした。
 しばらくして,こちらもまたお世話になっている別の役員の方が来られて,「O先生から持って行ってあげてと言われました。どうぞ」。真っ白い帽子を持ってきてくださいました。日に焼けた笑顔で,「いい試合ですね」。「はい。ありがとうございました」。
 本当にありがたいことです。自分のことでなく,他人のためにわざわざ動いてくださっている。どうしようかと思いましたが,せっかく持ってきてくださった帽子ですので,少し手に持ったあと,後ろ側の帯をいちばん長くしながら,ふっと,別にそうしなくても誰にもとがめられないのに,ということを思いました。
 考えてみれば,仕事を休んで揃いのTシャツ姿で応援に来てくださっている保護者会OBも,野球部OBも,保護者も,卒業生も,生徒たちも,教職員も,みんなこの暑い中でグラウンドに向かって声の限り,あるいは祈るようなまなざしで,懸命に応援しています。別にそうしなくても誰にもとがめられないのに。
 帽子をかぶるとすっと頭が涼しくなって,そのことに少し驚きました。

 本日12日は第2回戦です。宮津市民球場の第2試合で,洛水高校と対戦します。日程を調整してもらったので,吹奏楽部の諸君と一緒に応援に行ってきます。今日は帽子を持って。
                                     …… 荒瀬克己

硬式野球部 1回戦突破!!!

 7月10日(日)全国高校野球京都大会、対府立工業高校戦が行われました。炎天下の中、2年生田中君の力投により、3対2で接戦を制しました。
 井口監督のインタビューです。
「生徒たちは本当によくやってくれました。体力面で心配もありましたが、最後まで強い気持ちを持って戦い続けてくれました。次の試合も、おごることなく平常心で戦いたいと思います。」
 12日(火)には、宮津市民球場で11時30分から洛水高校と対戦します。吹奏楽部も応援にかけつけます。
 

研修旅行 行先別プレゼンテーション

 本校では,研修旅行を1年生の3月に実施します。
 この研修旅行は,行先や内容も生徒の研修旅行委員が中心となって決めていきます。学校が用意するのは宿泊場所と往復の航空券,それと安全の半分。残りの安全の半分は生徒の自己管理に委ねられています。そしてこの13期生からは,普通科,探究科の区別なく,次の4つのコースから1つを選ぶことになりました。

1.マレーシア
2.アメリカ合衆国(ボストン)
3.アメリカ合衆国(ワシントンD.C.,オーランド)
4.イギリス及びフランス

 その選択の参考になるよう研修旅行委員が,各コースの目的,特徴,注意点などを8日のLHR時に1年生全員を前にプレゼンテーションを行いました。(写真上)
 また,9日の1年生保護者説明会でも約200名の保護者を前に堂々とプレゼンテーションを行ないました。(写真下)

 生徒達は,このプレゼンテーションを参考に,行先を7月20日までに選択します。

画像1
画像2

第93回全国高等学校野球選手権京都大会

画像1
 7月9日(土)、西京極球場(わかさスタジアム京都)で開会式が行われます。もちろん本校野球部も出場します。(写真は昨年度開会式)
 この開会式では、本校放送局2年生の大井ありささんが司会を務めます。大井さんは3月に行われた「春の高校放送フェスティバルin京都」のアナウンス部門で優勝し、秋の近畿大会への出場が決まっています。今回の開会式では大会の上位3名が司会を担当します。
 翌日10日(日)には、野球部がわかさスタジアムで京都府立工業高校と対戦します。野球部主将の3年生荒井奎太君は「待ちに待った夏の大会なので、絶対勝って、今まで支えてくださった人たちに恩返しできるようにがんばります。」と初戦へのいきごみを語ってくれました。昨年度春季京都府大会の優勝校である府立工業との熱戦がおおいに期待されます!

全校人権学習(2011.7.5)

 本校では、全校人権学習の取組みとして年1回の団体鑑賞を実施しています。今年度は7月5日(火)午後から、京都府長岡京記念文化会館において演劇鑑賞を行いました。作品名は『THE WINDS OF GOD』(シアター青芸)です。この作品は、売れない若手漫才コンビが交通事故を境に1945年8月の特攻隊前線基地へとタイムスリップしていくという物語です。
 事前のロングホームルームの時間には、この作品の舞台となる太平洋戦争末期の時代背景を概観したり、原作者である今井雅之氏からのメッセージを読んで、鑑賞のポイントなどを学習しました。
 今を自由に生きることのできる現代の若者と、自らの意思と力で「生」を決定することができなかった戦時下の若者たちが織りなす舞台。迫力のある演技に、生徒たちは引き込まれていきました。
 生徒たちは、この演劇を通して「生きること」の意味、「命」の尊さ、「夢」を追い求めていくことの素晴らしさを実感したことでしょう。今後の自分の生き方を考えていくきっかけとしてほしいと思います。

写真は講演終了後、生徒の代表から劇団の方への挨拶と花束贈呈をしたところです。
画像1画像2

100メートル全力疾走

画像1
 7月1日のロングホームルームで3年生に話しました。
 夏休みを控え,これからの勉強に向けて「気合い」を入れる。ただし学年主任からは,文化祭のこともお忘れなく,と言われていました。
 高校3年生の文化祭は生涯に1度しかありません。大学入試は毎年あります……保護者は,みなさん苦笑。すみません。でも,こういう気概がなければ,と思うのです。
 7月が近づくと,校舎内外のあちらこちらで3年生が三々五々何やら打ち合わせをしたり,身振り手振りを合わせたり,学校がどことなく静かに色めき立ってきます。高校3年生の2か月に及ぶ文化祭の始まりです。

 1999年に入学した生徒たちを,敢えて1期生と呼んだということは第1回でお伝えしました。1期生が3年生になったときに学年主任が,「文化祭は9月だから準備や本番の興奮に流されて勉強に身が入らないようになるのではないか。生徒の中にはそういった心配のいらない人もいるが,そうでない人も少なくない。よって,3年生については全クラスとも文化祭への参加を見合わせたい」ということを言ってきました。そうだろうかとは思いましたが,関係者が話し合った結果,生徒の意向を十分に聴くようにという注文を付けた上で,学年主任の意思を尊重することにしました。
 このころは,学年主導体制を構築するということが大きな課題でした。前例踏襲ではなく,その学年の集団特性に応じた指導体制を整えて教育効果を上げる。そのためにどうすればよいか。
 いまも続いていますが,初めて企画会議という場を設け,いろいろなことを議論し,実行に移していきました。いわば戦略会議です。最初は学年主任と企画部長と教頭の3人だけの会議でした。企画会議については,いずれまたご紹介することにします。
 
 2001年初夏。1期生の一人が担任に尋ねたそうです。
 「クラスとして文化祭への参加はしないということになりましたが,有志で参加するのはいいでしょうか?」
 担任は学年主任に相談した上で答えました。
 「有志が無理のない形で参加するならいいよ。ただ,講堂もアリーナも教室も全部,1年生や2年生やクラブが使うから,場所はどこにするの?」
 「アトリウムはだめでしょうか?」
 「アトリウム? なるほど,あそこはどこも使わないね」

 初めて来ていただいた方に堀川は開放感があると言われるのは,30メートルの吹き抜けの,3方がガラス張りの空間があるからでしょう。東西65メートル,幅8メートル。狭い敷地の小さな校舎ながらも,せめてもの贅沢。アトリウムは堀川のメインストリートです。正面玄関から入ったすぐの所には,ガラスの天井から吊り下げたフーコーの振り子が,ゆっくりと規則的に動いています。

 結局,「有志」とは1期生の全員でした。学年主任は苦笑いをして,「やられました」。そして付け加えました。「でも,これでいいはずがない。彼らはいま文化祭を楽しめるような状態ではない」。
 この学年主任は,生徒に対して厳しい教員でした。日ごろから,勉強するのは高校生の仕事であると言っていました。その仕事を生徒がしていない,とも。しかし,各クラスの「有志」たちの,照れながらも楽しげに演じるパフォーマンスを,目をしばたたかせて見つめていたのもまたこの学年主任でした。
 そのころは文化祭に続いて体育祭があり,体育祭の最後が学園祭の閉会式でした。体育祭は,いまも広沢の池の畔にある堀川高校嵯峨野グラウンドで行っています。その年,閉会式で「その事件」が起こりました。
 閉会式が終わった後,3年生の中から学年主任の名を連呼する声が上がりました。声は広がり,3年生全員の大合唱になっていきました。2年生や1年生が場所を譲って遠巻きに見守る中,促されて学年主任が壇上に立ちました。3年生の大合唱はやみません。中には泣きながら声を上げている生徒もいます。嵯峨野グラウンドの広い空の下,自分を包み囲んでいる生徒たちを見回しつつ言葉をかける学年主任の目にも光るものがありました。
 2001年。残暑の中で秋が始まろうとしていました。私たちが知らないうちに,1期生たちはそれぞれの卒業に向けて歩き出していました。私たちに,経験したことのなかった多くの苦労と,それらを超える数限りない感動とを与えてくれながら。
 1期生はパイオニア,すべての道を拓いた……「堀川高校物語」の第1ページです。いまに続くアトリウムでの3年生のパフォーマンスは,このようにして始まりました。

 さて,先週7月1日。11期生である3年生に話したのは,くれぐれも交通事故に気をつけること,志をもって進路実現に取り組むこと,最後の文化祭のパフォーマンスを楽しみにしていること……そこで終わるつもりでしたが,まっすぐ見つめてくれる,見慣れた多くの顔につい引き寄せられて,つい言葉を続けました。
 「かつて私服時代の堀川には,『高校生らしい服装を』というポスターが貼ってありました。不思議に思って先輩の先生に,高校生らしい服装ってどんな格好ですか,と尋ねました。そしたら,どんな答えが返ってきたと思う?」
 私としては満を持して,「で,高校生らしい服装はどんな服装かと尋ねると,その先生は事もなげに,『100メートル全力疾走できる服装やね』って……」。
 聞いていた教員の中にはにっこりしたり,声をあげて笑ったりする人もいましたが,生徒は概ねきょとんとしていました。あらら。しかし,くじけてはならじと続けました。
 「考えてごらん。君たちそれぞれにとって『100メートル全力疾走する』ってどういうことか」
                                      …… 荒瀬克己


第2・3回探究道場申込に関するご案内

第2・3回探究道場の受付を7月4日(月)〜7月11日(月)に行います。
第2回・第3回の内容は同じで、いずれかに参加していただきます。

詳しくは画面右下にある「配布文書」の中の、「第2回・第3回探究道場のご案内」をご覧の上、下記のいずれかの方法でお申込みください。
1.FAX申込:「配布文書」の中の「探究道場申込書及び保護者同意書」に必要事項をご記入の上、FAXしてください。
2.メール申込:必要事項をメールにて送付ください。


1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
行事予定
1/16 3年:センター試験自己採点
1/19 適応マラソン健康相談(13:30〜)
1/20 一斉清掃
1/21 1年土曜テスト
PST(9:30〜16:00)
2年:学研マーク模試
3年保護者懇談
1/22 3年保護者懇談
京都市立堀川高等学校
〒604-8254
京都市中京区東堀川通錦小路上ル四坊堀川町622-2
TEL:075-211-5351
FAX:075-211-8975
E-mail: horikawa@edu.city.kyoto.jp